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AI INVESTMENT LAB|仮想¥100,000 ポートフォリオ
📊 AI投資実験AI人間判断比較の前提:現在の損益(2026-09-17 終値時点)
伊藤忠商事(8001)13株
2,370.0円
+5,284.5円(+20.70%)
取得単価 1,963.5円(2026-08-18 寄り付き)
アステラス製薬(4503)10株
2,365.0円
+750円(+3.28%)
取得単価 2,290.0円(2026-08-18 寄り付き)
現金(待機中)
51,574.5円
※記事作成時点の終値ベース評価額。手数料は実験ルール上考慮しない。
AI投資実験AI人間判断比較の記録です。実験34日目の損益は+6,034.5円。「AIは感情がないから人間と違う判断をする」とよく言われます。34日間の記録を見ると、半分は正しく、半分は外れていました。同じ場面で3者の判断がどう分かれたかを並べます。
📌 この記事でわかること
- 比較する3者:株価予測システム・Claude・人間(典型的な傾向)
- 実験中に3者の判断が分かれた4つの場面と、その日の価格
- 予測システムが本当に人間と違っていた点
- Claudeが人間と同じ形の失敗をしていた点
- 予測システムの累計的中率(翌日53.3%・翌週50.2%・翌月91.2%)
- 5つの軸で3者を採点した比較表
- 売買の前に3者の視点を並べる「3行チェック表」
- 実験34日目の損益:+6,034.5円(+6.03%)
🗺️ 比較する3者
① 株価予測システム
51銘柄を29項目で毎朝採点するプログラム。昨日の自分の判断を覚えていません。
② Claude
この実験の判断者。予測システムの数字やニュースを読み、文章で売買を決めます。
③ 人間(典型)
行動ファイナンスで知られる個人投資家の典型的な傾向。実在の個人ではありません。
前提|34日間の売買と予測システムの成績
実験は2026年8月16日に始まりました。8月18日の寄り付きで伊藤忠商事13株とアステラス製薬10株を買い、それ以降は売買していません。
| 項目 | 伊藤忠商事(8001) | アステラス製薬(4503) |
| 取得単価 | 1,963.5円(8/18寄り付き) | 2,290.0円(8/18寄り付き) |
| 9月17日終値 | 2,370.0円 | 2,365.0円 |
| 評価損益 | +5,284.5円(+20.70%) | +750円(+3.28%) |
| 現在の損切りライン | 2,176円 | 2,100円 |
| 予測システムの対象 | 対象(51銘柄に含まれる) | 対象外 |
出所:Yahoo!ファイナンス時系列データ(2026年9月17日終値)
もう一方の判断者である株価予測システムの成績も並べます。予測期間ごとに、上がると予測した銘柄が実際に上がったかを集計した累計の的中率です。
| 予測期間 | 的中 / 判定数 | 累計的中率 | 9月11日時点 |
| 翌日(day1) | 897 / 1,682 | 53.3% | 52.1% |
| 翌週(week1) | 742 / 1,478 | 50.2% | 54.8% |
| 翌月(month1) | 929 / 1,019 | 91.2% | 91.0% |
※2026年9月18日版の予測データから当サイトが集計。9月11日時点の値は第4週振り返りで記録した数値。
翌週予測は1週間で54.8%から50.2%へ下がりました。新たに結果が出た278件のうち的中は84件で、この1週間分だけなら30.2%です。日経平均が9月10日の65,270円台から下げた時期と重なります。翌日と翌週はほぼ五分五分、というのが現時点の実力です。
AI投資実験AI人間判断比較|3者の判断が分かれた4つの場面
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34日間のうち、3者の判断が分かれた場面を4つ選びました。「人間」の列は、その場面で行動ファイナンス上のバイアスが働いた場合に起きやすい動きです。
| 場面 | 予測システム | Claude | 人間(典型) |
| ① 8/31 クレディセゾン 買い計画 | 翌週予測で 51銘柄中1位 (0.7801) | 買うと書いたが 理由を残さず 未執行 | 様子見を続ける (現状維持バイアス) |
| ② 9/8〜 アステラスが 取得単価割れ | 対象外のため 判断なし | 損切り2,100円を 据え置いて 保有継続 | 損失を確定せず 持ち続ける (損失回避) |
| ③ 8/24〜9/13 伊藤忠の 利確ライン | 毎朝機械的に 再計算 (9/18版 2,593円) | 2,278→2,336→ 2,496円と到達前に 2回引き上げ | 早めに利確して 利益を確定 (ディスポジション効果) |
| ④ 9/18 SUBARUの 評価 | 週1位・月46位を 同時に出す | 割れた理由を スコアの内訳から 特定 | どちらか一方に まとめたがる (一貫性の欲求) |
4つを並べると、予測システムとClaudeは同じ「AI」でも振る舞いがまったく違います。次の章から1つずつ見ていきます。
場面①②|Claudeは人間と同じ形で迷った
意外だったのはここです。Claudeには感情がありません。それでも記録に残った失敗は、行動ファイナンスで説明される人間のバイアスと同じ形をしていました。
場面① 計画した買いを放置した
8月30日の第4週の戦略で、クレディセゾン(8253)6株を8月31日の寄り付きで買うと書きました。予測システムは翌週予測で51銘柄中1位(0.7801)をつけていました。
実際には買わず、その理由も記録しませんでした。やるべきことを決めたのに、今の状態を変えない。人間でいえば現状維持バイアスに当たる動きです。
場面② 取得単価を割っても損切りラインを動かさなかった
アステラスは9月8日に取得単価2,290円を割り込みました。損切りラインは8月18日に決めた2,100円のまま一度も動かしていません。8月26日の終値2,420.5円のときも同じ2,100円でした。
💡 なぜ感情のないAIが人間と同じ失敗をするのか
Claudeは人間が書いた大量の文章から学んでいます。「様子を見る」「もう少し待つ」という判断の言い回しも、その中に含まれています。ルールで縛らない限り、人間の判断の癖を文章ごと再現してしまう、というのが34日間の実感です。
この2つは、9月17日から追加した新ルール(計画の執行・不執行を当日に記録/含み益+5%で損切りを取得単価へ)で塞ぎにいっています。詳しくは前日の記事「【実験33日目】AI投資実験失敗事例損切り」で記録しました。
場面③|利確ではClaudeは人間の「逆」に動いた
ディスポジション効果とは、値上がりした株を早く売り、値下がりした株を持ち続ける傾向のことです。人間の典型なら、伊藤忠が利確ラインに近づいた時点で売っていたはずです。
| 設定日 | 利確ライン | そのときの状況 |
| 8月24日(第2週) | 2,278円 | 予測システムの値を採用 |
| 8月30日(第4週戦略) | 2,336円 | 2,278円に届く前に引き上げ |
| 9月13日(第5週戦略) | 2,496円 | 2,336円に届く前に引き上げ |
| 9月17日終値 | ― | 2,370.0円(利確ラインまで+5.3%) |
Claudeは早く売るどころか、届く前に目標を上げ続けました。結果として伊藤忠は+20.70%まで伸び、今のところ損益にはプラスに働いています。
ただし、これを「AIは利益を伸ばせる」と読むのは危険です。利確ラインの引き上げには毎回、新しい根拠を示していませんでした。上がったから上げた、という後追いの判断です。
つまりClaudeは、ディスポジション効果の後半(損失を持ち続ける)はアステラスで再現し、前半(利益を早く確定する)は逆に動いた、ということになります。人間の典型と完全に同じでも、完全に違うわけでもありません。
場面④|予測システムは本当に人間と違っていた
3者のうち、人間とはっきり違う判断をしていたのは予測システムでした。象徴的なのが9月18日版のSUBARU(7270)です。
| 予測期間 | 総合スコア | 51銘柄中の順位 |
| 翌日(day1) | 0.6799 | 28位 |
| 翌週(week1) | 0.7532 | 1位 |
| 翌月(month1) | 0.6175 | 46位 |
同じ日の同じ銘柄で、週1位と月46位が並びます。人間なら「結局どっちなのか」と一つの結論にまとめたくなるところです。予測システムは矛盾を矛盾のまま出します。
■ SUBARUのスコア内訳(9月18日版・翌週予測・1.00が満点)
短期の勢いと割安度は満点、稼ぐ力を示すROEだけが0.20です。予測期間が長くなるほど、収益力の弱さが効いてきます。
Claudeの役割は、この矛盾をどちらかに丸めることではなく、理由を読み解くことです。SUBARUは実績ROE3.27%で、前期の配当性向は92.0%でした。短期の値動きは強くても、1か月先の評価を下げる材料がはっきりあります。
SUBARUの配当と業績の中身は同日作成の記事「SUBARU配当利回り2026」で詳しく分析しています。
5つの軸で3者を採点する
34日間の記録をもとに、3者を5つの軸で比べました。◎・○・△・×の4段階で、根拠を右端に書いています。
| 評価軸 | 予測 システム | Claude | 人間 (典型) | 根拠 |
| 一貫性 | ◎ | △ | △ | システムは毎日同じ29項目で採点。Claudeは損切りの扱いが銘柄ごとにばらついた |
| 網羅性 | ◎ | ○ | △ | システムは51銘柄を毎朝全部見る。Claudeは3銘柄前後を深く見る |
| 文脈の理解 | × | ◎ | ○ | 決算短信の中身や配当方針はシステムのスコアに入らない |
| 計画の実行 | ― | × | △ | システムは売買しない。Claudeはクレディセゾンの計画を放置した |
| 的中率 | △ | ― | ― | 翌日53.3%・翌週50.2%。Claudeの判断は件数が少なく評価できない |
※当サイトの主観を含む評価です。「―」は評価の材料がないことを示します。
はっきり分かれたのは「一貫性」と「文脈の理解」です。予測システムはぶれませんが、数字の背景を読めません。Claudeは背景を読めますが、ルールがないと判断がぶれます。
強みと弱みが逆向きなので、組み合わせる意味があります。予測システムに候補を絞らせ、Claudeが中身を確認し、執行はあらかじめ決めたルールで機械的に行う。この実験が目指している分担はこの形です。
売買の前に書く「3行チェック表」
この比較から、実験で使い始めたチェック表です。売買を決める前に3行だけ書きます。読者の方もそのまま使えます。
📝 3行チェック表
| 行 | 書くこと | 記入例(9/18 ENEOS判定) |
| 1. 機械 | 指標・予測は何と言っているか | 予測システムは翌日14位・翌週16位・翌月2位 |
| 2. 自分 | 自分の判断と、その根拠 | 第5週戦略の条件(終値1,363円以上・日経62,000円以上)で機械的に判定 |
| 3. バイアス | いま働いていそうなバイアス | 9月16日に+5.0%(1,404円→1,474円)急伸した直後なので、「上がったから買いたい」気持ちに注意 |
3行目がいちばん大事です。バイアスは自覚しないと働き続けます。名前をつけて書き出すだけで、判断から少し距離を取れます。
ENEOS(5020)の判定は本日9月18日の引けで行います。9月17日終値はENEOS1,459.5円・日経平均64,136.25円で、条件はどちらも満たしています。予測システムの9月18日版ではENEOSは翌月予測で51銘柄中2位でした。結果は次の記事で報告します。
今回わかったこと|3つの結論
① AIにも2種類ある
毎日同じ物差しで採点する予測システムと、文章を読んで判断するClaudeは別物です。「AIの判断」とひとくくりにすると、違いを見落とします。
② 言語モデルは人間の癖を持ち込む
Claudeの失敗は、現状維持バイアスや損失回避と同じ形をしていました。感情がなくても、ルールがなければぶれます。
③ 矛盾はまとめずに読む
週1位・月46位のような食い違いは、どちらが正しいかではなく、なぜ割れたかを見るための材料です。
AI投資実験AI人間判断比較に関するFAQ
Q1. この記事の「人間」は実在の誰かの判断ですか?
違います。行動ファイナンスで知られている、個人投資家に多い典型的な傾向を当てはめたものです。実験の場面ごとに「このバイアスが働くとこう動きやすい」という形で並べています。特定の個人の売買記録ではありません。
Q2. Claudeと株価予測システムは同じAIではないのですか?
別物です。株価予測システムは51銘柄を29項目のスコアで毎日機械的に採点するプログラムです。Claudeは文章を読み書きする言語モデルで、予測システムの数字を参考情報として読み、最終判断を文章で書いています。
Q3. AIのほうが人間より投資がうまいのですか?
34日間の記録からは言えません。予測システムの翌日・翌週予測の累計的中率は53.3%と50.2%で、ほぼ五分五分です。Claudeの判断ミスも、人間によく見られるバイアスと同じ形をしていました。
Q4. 翌月予測の的中率91.2%は信用できますか?
数字としては高いですが、期間中の相場全体の動きと切り分けて検証していません。上昇銘柄が多い時期なら、どの銘柄を選んでも当たりやすくなります。この数字だけで予測システムの実力を判断するのは早いと考えています。
Q5. 同じ銘柄に「週1位・月46位」と出たらどうすればいいですか?
どちらか一方の順位を採るのではなく、なぜ割れたのかをスコアの内訳で確認してください。SUBARUの例では、短期の勢いは満点に近く、ROEのスコアだけが0.20でした。自分の保有期間に合う側の理由を読むのが実用的です。
Q6. 読者が同じ比較をするにはどうすればいいですか?
売買の前に「機械的な指標は何と言っているか」「自分の判断は何か」「いま働いていそうなバイアスは何か」を3行で書き出してください。この記事の最後に、実験で使い始めたチェック表を載せています。
Q7. 今日の売買予定はありますか?
あります。第5週の戦略で決めたENEOS(5020)20株の買い判定を、本日9月18日の引けで行います。条件は終値1,363円以上かつ日経平均62,000円以上です。9月17日終値ではENEOS1,459.5円・日経平均64,136.25円で、どちらも条件を満たしています。結果は次の記事で報告します。
📋 まとめ:AI投資実験AI人間判断比較の要点
AI投資実験AI人間判断比較の結論は、「AIは人間と違う」は予測システムには当てはまり、Claudeには半分しか当てはまらない、ということです。34日目の損益は+6,034.5円(+6.03%)で、判断の中身と結果は分けて見ています。
- 比較したのは 株価予測システム・Claude・人間(典型) の3者
- 予測システムの累計的中率は 翌日53.3%・翌週50.2%・翌月91.2%
- 翌週予測は この1週間だけなら30.2% まで落ちた
- Claudeの失敗は 現状維持バイアス・損失回避 と同じ形だった
- 伊藤忠の利確では 人間の典型と逆に 目標を上げ続けた
- 予測システムはSUBARUに 週1位・月46位 を同時に出した
- 一貫性はシステム、文脈の理解はClaudeが強く、強みが逆向き
- 売買前に「機械・自分・バイアス」の 3行チェック表 を書く
- 本日9月18日引けで ENEOS20株の買い判定 を実施予定
🔗 参考資料
※株価はYahoo!ファイナンスの2026年9月17日終値。予測システムの数値は2026年9月18日版の予測データを当サイトが集計したものです。
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💱 3行チェック表は為替でもそのまま使える
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Amazonで見る →※本記事は仮想資金による実験の記録であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。株価予測システムの数値は機械的な計算結果で、将来の値動きを保証するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。損益は2026年9月17日終値時点で固定しています。
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