📈 SUBARU(7270)株価チャート
¥2,550 +16(+0.63%)出典: Yahoo Finance Japan / 終値・日足(約3ヶ月)/ 2026-10-01 09:03 更新
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SUBARU配当利回り2026は4.32%です。前期の配当性向は92.0%まで上がりました。それでも会社は2027年3月期に116円への増配を予想しています。利益ではなく純資産を基準にした配当方針が背景にあります。中間配当58円の権利付最終日は2026年9月28日です。
📌 この記事でわかること
- 2026年9月17日終値ベースの配当利回りと主要指標
- 配当性向が20.8%→25.1%→92.0%と跳ね上がった経緯
- それでも減配しない理由(DOE3.5%・累進配当・総還元性向40%以上)
- 前期の営業利益を401億円まで押し下げた3,000億円の逆風
- 第1四半期「営業利益-44.3%」を進捗率で見るとどうなるか
- 上限1,500億円・8,000万株の自己株式取得の規模
- 株価水準ごとの利回り早見表と2026年9月末の中間配当日程
- 株価予測システムが同じ銘柄を「週1位・月46位」と評価した理由
🗺️ この記事の全体像
① 利回り
株価2,686.5円・年116円で4.32%。100株で約27万円です。
② 配当性向92%
前期の利益はほぼ全額が配当に回りました。原因は減配ではなく減益です。
③ 配当の物差し
基準は利益ではなく純資産です。DOE3.5%と累進配当を掲げています。
④ 日程
中間配当58円は9月28日(月)の大引けまでの保有が条件です。
SUBARU配当利回り2026の基本データ
2026年9月17日(木)の終値ベースで整理します。以降この記事の数値は、すべてこの時点で固定します。
| 項目 | 2026年9月17日終値ベース |
| 証券コード / 市場 | 7270 / 東証プライム |
| 株価 | 2,686.5円(前日比 +61円・+2.32%) |
| 年間配当予想(2027年3月期) | 116円(中間58円+期末58円) |
| 配当利回り | 4.32% |
| 最低投資額(100株) | 268,650円 |
| PER(会社予想) | 14.73倍 |
| PBR(実績) | 0.68倍 |
| ROE(実績) | 3.27% |
| 自己資本比率 | 51.24% |
| 時価総額 | 約1兆9,271億円 |
| 発行済株式数 | 717,335,273株 |
| 年初来高値 / 安値 | 3,639円(1月14日)/ 2,248円(5月11日) |
| 決算期 | 3月期(IFRS) |
| 株主優待 | なし(2026年9月時点) |
出所:Yahoo!ファイナンス・SUBARU 2027年3月期 第1四半期決算(確認日:2026年9月18日)
配当性向92%|配当は増えていないのに比率だけ跳ね上がった
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SUBARUの配当を語るとき、最初に目に入るのがこの数字です。ただし中身を分解すると、印象とは違う姿が出てきます。
| 決算期 | 年間配当 | 中間 / 期末 | 1株利益 | 配当性向 |
| 2024年3月期 | 106.00円 | 48円 / 58円 | 約510円 | 20.8% |
| 2025年3月期 | 115.00円 | 48円 / 67円 | 約458円 | 25.1% |
| 2026年3月期 | 115.50円 | 57円 / 58.5円 | 125.50円 | 92.0% |
| 2027年3月期 (会社予想) | 116.00円 | 58円 / 58円 | 約181円 | 約64% |
※1株利益は配当性向から逆算した概算値を含みます。2027年3月期の1株利益は純利益予想1,300億円÷発行済株式数で当サイトが試算。
■ 1株利益に対する配当の割合(配当性向)
配当は106円→115円→115.5円→116円とほぼ横ばいです。動いたのは1株利益のほうで、510円前後から125.50円まで落ちました。配当性向92.0%は「配当を増やしすぎた」結果ではなく、「利益が4分の1に減った」結果です。
ここが読み違えやすいところです。配当性向が90%を超えた企業は、翌年に減配するケースが少なくありません。SUBARUは逆に116円への増配を予想しています。その根拠は次の章にあります。
減配しない理由|配当の物差しが「利益」ではなく「純資産」
SUBARUは2025年2月7日に株主還元方針を変更しました。2025年3月期末から適用されています。ポイントは3つです。
① DOE 3.5%
配当の基準を利益ではなく純資産に置きます。DOEは親会社所有者帰属持分配当率のことです。利益が落ちた年でも配当の計算根拠は大きく動きません。
② 累進配当
原則として前年の配当を下回らない方針です。115円→115.5円→116円という細かい増配は、この方針の表れです。
③ 総還元性向40%以上
配当だけで40%に届かないときは自己株式取得で補います。株主に返す総額の下限を決めた形です。
もうひとつ、地味ですが効いている工夫があります。DOEの土台となる親会社所有者帰属持分から、為替などで大きく増減する「その他の資本の構成要素」を除いている点です。円高や円安で配当額が振り回されないようにしています。
💡 配当性向だけで判断しない
配当性向が高い=危ない、とは限りません。何を基準に配当を決めている会社なのかを先に確認してください。利益基準の会社なら配当性向92%は赤信号ですが、純資産基準の会社では意味が変わります。
ただし万能ではありません。純資産は利益の積み上げで増えるものなので、赤字が何年も続けば土台そのものが縮みます。累進配当は「利益が戻るまでの橋渡し」として見ておくのが現実的です。
前期の営業利益401億円|3,000億円の逆風とEV減損
2026年3月期の実績は、5月15日に発表されました。売上は伸びているのに、営業利益だけが急落しています。
| 2026年3月期(実績) | 金額 |
| 売上収益 | 4兆7,850億円 |
| 営業利益 | 401億円 |
| 税引前利益 | 1,075億円 |
| 親会社帰属当期利益 | 908億円 |
| 1株利益 | 125.50円 |
押し下げ要因は主に2つです。1つ目は米国の追加関税・為替・原材料高で、会社はこの3つで約3,000億円の影響があったと説明しています。2つ目は米国の環境規制が大きく緩和されたことに伴う、バッテリーEV関連の減損損失です。
営業利益が401億円まで落ちたのに税引前利益が1,075億円あるのは、営業利益より下の段階の損益が上積みされているためです。
2027年3月期の会社予想は、売上収益5兆2,000億円(前期比8.7%増)、営業利益1,500億円(同273.9%増)、親会社帰属当期利益1,300億円(同43.1%増)です。北米販売の回復と商品競争力の強化が前提になっています。
第1四半期「営業利益-44.3%」は進捗率で見ると景色が変わる
2026年8月4日に発表された第1四半期(4〜6月)決算は、見出しの数字がかなり悪く見えます。
| 2026年4〜6月 | 金額 | 前年同期比 |
| 売上収益 | 1兆2,509億円 | +3.0% |
| 営業利益 | 426億円 | -44.3% |
| 親会社帰属四半期利益 | 492億円 | -10.3% |
■ 通期計画1,500億円に対する第1四半期の進捗
前年同期比では44.3%減です。ただし通期計画1,500億円に対する進捗は28.4%で、4分の1の目安を上回っています。前年同期の営業利益が765億円前後と高かったため、減少率が大きく出ました。
販売台数は9.5%減、米国は12.3%減でした。販売奨励金の増加と原材料・市況の悪化もマイナス要因です。円安と関税影響の縮小がプラスに働きましたが、打ち消すには届きませんでした。
減少率だけを見ると「計画未達に向かっている」と読みたくなります。進捗率を並べると、少なくとも第1四半期の時点では計画線を割ってはいません。次の確認ポイントは2026年11月9日に予定されている中間決算です。
自己株式取得は上限1,500億円・8,000万株
配当と並ぶもうひとつの還元策が自己株式取得です。2026年5月15日の取締役会で決議されました。
| 項目 | 内容 |
| 決議日 | 2026年5月15日(取締役会) |
| 取得上限株数 | 8,000万株 |
| 発行済株式数に対する割合 | 11.2%(自己株式を除く) |
| 取得価額の総額上限 | 1,500億円 |
発行済株式数の1割強を買い戻す規模です。取得した株を消却すれば、1株あたりの利益と配当は計算上押し上げられます。総還元性向40%以上という目標を達成する手段としても機能します。
配当利回り4.32%という数字だけを見るのではなく、この自己株式取得を含めた「総額でいくら返しているか」を見ると、SUBARUの還元姿勢がつかみやすくなります。
株価水準ごとの利回り早見表
年間配当116円が予想どおり支払われる前提で、株価ごとの利回りを並べます。年初来の高値と安値も入れました。
| 株価 | 100株の投資額 | 配当利回り | メモ |
| 2,248円 | 224,800円 | 5.16% | 年初来安値(5月11日) |
| 2,500円 | 250,000円 | 4.64% | ― |
| 2,686.5円 | 268,650円 | 4.32% | 2026年9月17日終値 |
| 3,000円 | 300,000円 | 3.87% | ― |
| 3,639円 | 363,900円 | 3.19% | 年初来高値(1月14日) |
2026年1月の高値で買った人の利回りは3.19%、5月の安値で買った人は5.16%です。差は2ポイント近くあります。同じ会社の同じ配当でも、買う株価で結果は変わります。
2026年9月末の中間配当|日程と100株の手取り
中間配当58円の権利を取るための日程です。9月17日の東京市場は、FOMCの通過を受けて日経平均が213.25円高の64,136.25円で引けました。SUBARUはこの日2.32%上昇しています。
📅 9月28日(月)
権利付最終日この日の大引けまでに買って保有
📅 9月29日(火)
権利落ち日この日に売っても権利は残る
📅 9月30日(水)
基準日株主名簿に記載される日
📅 11月下旬ごろ
支払い中間決算発表後に確定
※中間配当の正式な金額と支払開始日は、11月9日に予定されている中間決算の発表時に確定します。
| 保有株数 | 中間配当(税引前) | 課税口座の手取り | NISA口座 |
| 100株 | 5,800円 | 約4,622円 | 5,800円 |
| 200株 | 11,600円 | 約9,244円 | 11,600円 |
| 500株 | 29,000円 | 約23,109円 | 29,000円 |
課税口座は税率20.315%で計算しています。NISA口座で非課税にするには、配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」にしておく必要があります。口座開設から配当受取までの流れは高配当株投資始め方証券口座ガイド2026で解説しています。
株価予測システムは「週1位・月46位」と評価している
当サイトが運用している株価予測システムは、51銘柄を29項目のスコアで採点し、翌日・翌週・翌月の3つの期間で順位を出しています。2026年9月18日版のSUBARUの評価は、期間によって大きく割れました。
| 予測期間 | 総合スコア | 51銘柄中の順位 |
| 翌日(day1) | 0.6799 | 28位 |
| 翌週(week1) | 0.7532 | 1位 |
| 翌月(month1) | 0.6175 | 46位 |
同じ日の同じ銘柄で、週間1位と月間46位が並びます。理由はスコアの中身にあります。移動平均トレンド1.00・MACD1.00・配当スコア1.00・PBRスコア1.00と短期の勢いと割安度は満点に近い一方、ROEスコアは0.20しかありません。
期間が長くなるほど、収益力を示すスコアの重みが効いてきます。実績ROE3.27%という数字が、月間予測での順位を押し下げている形です。
📊 参考値
ATR 62.1円(2.31%)/システム算出のストップロス2,562円・利確目標2,935円/次回決算 2026年11月9日。これらは予測システムの機械的な計算値で、売買の推奨ではありません。
スコアの詳しい仕組みは株価予測AI投資判断組み合わせ実践【AI投資実験室】で解説しています。
自動車株の高配当銘柄と並べるとどう見えるか
同じ2026年9月17日終値で、当サイトで取り上げてきた自動車株と比べます。
| 銘柄 | 株価 | 年配当予想 | 配当利回り | PER | 実績ROE |
| SUBARU(7270) | 2,686.5円 | 116円 | 4.32% | 14.73倍 | 3.27% |
| いすゞ自動車(7202) | 2,190円前後 | 94円 | 約4.3% | 9.41倍 | 10.61% |
| ホンダ(7267) | 1,680円前後 | 70円 | 約4.2% | ― | ― |
| トヨタ自動車(7203) | 3,016円 | 100円 | 3.32% | 11.36倍 | 10.15% |
※SUBARUとトヨタは2026年9月17日・9月16日の終値ベース。いすゞ・ホンダは当サイト過去記事の執筆時点の値で、株価は変動しています。
利回りだけならSUBARUが最も高くなります。ただしPERは最も高く、実績ROEは最も低い水準です。利益が落ちているから1株利益に対する株価が割高に見え、株価が下がっているから利回りが高く見える、という関係になっています。
他の自動車株は「トヨタ配当利回り2026」といすゞ配当利回り2026で扱っています。高配当株全体から選びたい場合は高配当株おすすめ2026年最新版を参照してください。
買う前に確認したい4つのポイント
① 配当の物差し
利益基準ではなく純資産基準(DOE3.5%・累進配当)です。配当性向92%という数字だけで減配を心配する必要はありません。
② 利益の回復シナリオ
2027年3月期は営業利益1,500億円への回復が前提です。北米販売の戻りが崩れると前提が変わります。
③ 稼ぐ力
実績ROEは3.27%です。PBR0.68倍の安さは、収益力が戻らないと解消しにくい性質のものです。
④ 買う株価
年初来の高値と安値で利回りは3.19%〜5.16%まで動きました。株価を決めてから注文するほうが計算は崩れません。
SUBARU配当利回り2026に関するFAQ
Q1. SUBARUの配当利回りは今いくらですか?
2026年9月17日終値2,686.5円と2027年3月期の年間配当予想116円で計算すると4.32%です。年初来安値2,248円まで下がれば5.16%、年初来高値3,639円なら3.19%になります。
Q2. 9月の中間配当をもらうにはいつまでに買えばいいですか?
2026年9月28日(月)の大引けまでに買って保有していれば、中間配当58円の権利を得られます。9月29日(火)が権利落ち日、9月30日(水)が基準日です。
Q3. 100株だと配当はいくらもらえますか?
年間116円×100株で11,600円(税引前)です。中間の58円分は5,800円で、課税口座なら20.315%が源泉徴収され手取りは約4,622円になります。NISA口座で株式数比例配分方式にしていれば非課税です。
Q4. 配当性向92%は危険な水準ではないですか?
利益だけを基準にすれば危ない水準です。ただしSUBARUの配当は利益ではなく純資産を基準にしています。2025年2月にDOE(親会社所有者帰属持分配当率)3.5%と累進配当を掲げ、2025年3月期末から適用しています。利益が落ちた年でも配当が落ちにくい設計です。
Q5. 第1四半期の営業利益が44.3%減なのに通期は大丈夫ですか?
前年同期比では44.3%減ですが、通期計画1,500億円に対する426億円は進捗率28.4%です。4分の1を超えており、計画線を下回ってはいません。前年同期の水準が高かったことが減少率の大きさにつながっています。
Q6. 株主優待はありますか?
2026年9月時点で株主優待は実施されていません。還元は配当と自己株式取得の2本立てです。優待がある自動車関連銘柄を探す場合は豊田合成(7282)株主優待の解説記事が参考になります。
Q7. PBR0.68倍は割安ということですか?
1株純資産に対して株価が3割強安い状態です。ただし実績ROEは3.27%しかありません。PBRはROEとPERの掛け算で決まるため、稼ぐ力が戻らないとPBRの低さは解消しにくくなります。読み方は高配当株選び方利回り2026【完全ガイド】で解説しています。
Q8. トヨタやホンダと比べてどうですか?
2026年9月17日終値ベースで、SUBARUの4.32%は当サイトが取り上げてきた自動車株のなかで最も高い利回りです。一方でPER14.73倍は最も高く、ROE3.27%は最も低い水準です。利回りの高さは「配当が多い」だけでなく「利益が落ちている」ことの裏返しでもあります。
📋 まとめ:SUBARU配当利回り2026の要点
SUBARU配当利回り2026は4.32%。前期の配当性向は92.0%まで上がりましたが、これは配当を増やしすぎた結果ではなく利益が落ちた結果です。配当の基準が純資産に置かれている点を押さえてから判断してください。
- 株価2,686.5円・年116円で 配当利回り4.32%(2026年9月17日終値)
- 配当は 106円→115円→115.5円→116円 とほぼ横ばいで推移
- 配当性向は 20.8%→25.1%→92.0%。動いたのは1株利益のほう
- 還元方針は DOE3.5%・累進配当・総還元性向40%以上(2025年3月期末から適用)
- 前期の営業利益は 401億円。関税・為替・原材料高で約3,000億円の影響とEV減損
- 2027年3月期予想は 営業利益1,500億円(+273.9%)
- 第1四半期の営業利益426億円は、前年同期比-44.3%だが 通期進捗28.4%
- 自己株式取得は 上限8,000万株・1,500億円(発行済の11.2%)
- 中間配当58円の 権利付最終日は2026年9月28日(月)
- 年初来の値幅で見ると 利回りは3.19%〜5.16% の範囲です
🔗 一次情報で確認する
出所:企業IR(確認日:2026年09月)/2026年3月期 決算(2026年5月15日発表)・2027年3月期 第1四半期決算(2026年8月4日発表)・株主還元方針の変更に関するお知らせ(2025年2月7日)
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