📈 いすゞ自動車(7202)株価チャート

¥2,190 +10(+0.46%)
¥2,044 ¥2,160 ¥2,276 ¥2,393 ¥2,509 6/11 6/26 7/10 7/28 8/13 8/27 9/11

出典: Yahoo Finance Japan / 終値・日足(約3ヶ月)/ 2026-09-14 08:05 更新

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いすゞ配当利回り2026は4.29%です。年間配当は94円で、4期ぶりの増配になります。ただし直前の3期は92円で据え置きでした。連続増配株ではありません。その3年間に何が起きていたのかを数字で追います。

📌 この記事でわかること

  • いすゞ自動車(7202)の配当利回り・1株配当・配当性向の最新値
  • 92円で3期止まっていた配当が、なぜ今期2円増えるのか
  • 据え置きの3年間に実行された約1,750億円の自社株買い
  • 2027年3月期の業績予想と、関税で沈んだ前期からの回復度合い
  • 2026年9月の中間配当をもらうための日程
  • 21万9,000円という最低投資額をどう考えるか
  • 日野・三菱ふそうの統合(ARCHION)といすゞの立ち位置
  • 買う前に確認したい3つの注意点

🗺 この記事の全体像

① いくらもらえるか

年94円 × 100株=9,400円。利回り4.29%。中間47円・期末47円の年2回。

② いくらで買えるか

株価2,190円。100株で21万9,000円。当サイトの高配当株シリーズでは高めの部類。

③ 続くのか

3期据え置きのあと4期ぶりの増配。配当性向は予想EPSベースで40.4%。

④ いつ買うか

中間配当の権利付最終日は2026年9月28日(月)。株価は年初来高値から25%安い水準。

いすゞ配当利回り2026の基本データ

まず数字を並べます。株価は2026年9月11日(金)の終値です。

項目内容
証券コード7202(東証プライム・輸送用機器)
会社名いすゞ自動車株式会社
株価2,190円(2026年9月11日終値・前日比+10円/+0.46%)
最低投資額219,000円(100株)
1株配当(会社予想)94.00円(中間47円+期末47円/2027年3月期)
配当利回り(会社予想)4.29%
配当性向40.4%(予想EPS232.82円ベース)/48.7%(実績EPS193.14円ベース)
PER(会社予想)9.41倍
PBR(実績)1.00倍
EPS(会社予想)232.82円
BPS(実績)2,193.62円
ROE(予想)10.61%
ROA(予想)4.32%
自己資本比率40.71%
時価総額約1兆5,084億円
年初来高値2,929円(2026年2月12日)
年初来安値2,055.5円(2026年6月11日)
権利確定月3月・9月(年2回)
株主優待なし

利回り4.29%は、東証プライムの平均(おおむね2%台前半)の倍近い水準です。PBRはちょうど1.00倍、ROEは10.61%。指標だけ見れば、割安かつ資本効率も悪くない銘柄に映ります。

ただし株主優待はありません。還元は配当と自社株買いだけです。いすゞ配当利回り2026を見るときは、この2本立てをセットで確認する必要があります。

4期ぶりの増配です。連続増配株ではありません

高配当株の紹介記事では「増配」という言葉がよく出てきます。いすゞの場合、その中身を正確に押さえておく必要があります。

直近7期の1株配当を並べます。

📊 いすゞ自動車の1株配当の推移(2021年3月期〜2027年3月期予想)

2021年3月期30円−8円
2022年3月期66円+36円
2023年3月期79円+13円
2024年3月期92円+13円
2025年3月期92円据え置き
2026年3月期92円据え置き
2027年3月期(予)94円+2円

※オレンジは会社予想。グレーは前期と同額(据え置き)の期。

2022年3月期から2024年3月期にかけて、配当は30円から92円へ3倍になりました。コロナ後の業績回復が効いた時期です。

しかし、そこから動きが止まります。2024年3月期・2025年3月期・2026年3月期は、3期続けて92円でした。内訳は「43円+49円」「46円+46円」「46円+46円」で、合計額は同じです。

2027年3月期の予想が94円。3期の据え置きを経た、4期ぶりの増配になります。

増配率は2.2%です

92円から94円なので、増配率は2.17%です。金額にすると100株で年200円の増加にとどまります。

「増配」という見出しだけを見て、配当が大きく伸びると受け取らないでください。花王36期・SPK28期のような日本の連続増配株と、いすゞは性格がまったく違います。いすゞ配当利回り2026が4%台なのは、配当が伸びたからではなく株価が下がったからです。

92円で止まっていた3年間、いすゞは何をしていたか

配当が動かない会社は還元に消極的——と考えたくなります。いすゞの場合、それは当たりません。

同じ3年間に、いすゞは自己株式の取得を3回実施しています。

💰 いすゞ自動車の自己株式取得(直近3回)

2023年11月10日 決議上限500億円

2,656万株/499億9,998万円で完了

2024年8月7日 決議上限750億円

3,734万株/749億9,997万円で完了

2025年5月29日 決議上限500億円

2,477万株/499億9,996万円で完了

※3回合計の取得額は約1,750億円。いずれも上限金額のほぼ全額を使い切って完了しています。

直近の枠は2025年5月29日の決議分です。上限3,500万株・500億円、取得期間は2025年6月18日から2026年3月31日まで。実績は2,477万株・499億9,996万円でした。上限金額の99.99%を使っています。

3回合わせると、3年弱で約1,750億円。時価総額1兆5,084億円に対して11%を超える規模です。

なぜ配当ではなく自社株買いなのか

いすゞの中期経営計画では、配当性向(平均)40%の維持と、機動的な自己株式取得が還元方針として示されています。

配当は一度上げると下げにくいものです。業績が上下する商用車メーカーにとって、固定費に近い性格を持ちます。対して自社株買いは、利益が出た年に実行して翌年はやめる、という判断ができます。

「配当が3期据え置きだった」という事実だけを取り出すと還元が弱く見えます。総還元で見れば、いすゞは毎年500億〜750億円を株主に返してきました。ここは公平に評価すべき点です。

配当の原資:2027年3月期は営業利益27.6%増の予想

配当が続くかどうかは、利益が出ているかで決まります。会社が公表した2027年3月期の予想を確認します。

項目2027年3月期 会社予想前期比
売上収益3兆7,000億円+6.4%
営業利益2,600億円+27.6%
親会社帰属当期利益1,600億円+18.6%
1株配当94円+2円

前期にあたる2026年3月期は、売上収益が7.5%増の3兆4,790億円だった一方、営業利益は11.2%減の2,037億円でした。米国の関税、材料費の上昇、中東情勢が重なった期です。

今期はそこからの回復を見込んでいます。

第1四半期は予想を上回るペースです

2026年4〜6月期の実績は次のとおりでした。

項目2026年4〜6月期前年同期比
売上収益8,325億円+6.8%
営業利益748億円+30.7%
親会社帰属四半期利益509億円+23.0%

営業利益748億円は、通期予想2,600億円に対して28.8%の進捗です。四半期を単純に4倍すると2,992億円で、予想を上回ります。

それでも会社は通期予想を据え置きました。関税や為替の先行きに不確実性が残るという判断です。慎重な見通しの下で94円の配当を出す形なので、配当の裏づけとしてはむしろ堅いと読めます。

2026年9月の中間配当をもらう日程

いすゞは3月末と9月末の年2回、配当の権利を確定します。直近の権利日は次のとおりです。

🗓 2026年9月 中間配当のスケジュール

権利付最終日

9月28日(月)

この日の大引けまでに保有

→

権利落ち日

9月29日(火)

売っても配当はもらえる

→

権利確定日

9月30日(水)

株主名簿が確定

100株で受け取れる中間配当は 4,700円(47円×100株・税引前)です。

権利落ち日には、配当の分だけ株価が下がりやすくなります。いすゞの場合は47円です。株価2,190円に対して2.15%にあたります。

中間配当の受取は、例年どおりなら11月下旬から12月上旬です。正確な支払開始日は、権利確定後に届く通知で確認してください。

「9月28日に買って29日に売れば配当だけ取れる」という考え方は成り立ちません。落ちた分を取り戻すまで持つ前提で組み立ててください。

21万9,000円という最低投資額をどう考えるか

いすゞの単元は100株です。2026年9月11日終値なら21万9,000円が必要になります。

当サイトでこれまで取り上げた高配当株と並べてみます。

銘柄株価最低投資額予想配当利回り年間配当(100株)
いすゞ自動車(7202)2,190円219,000円4.29%9,400円
アコム(8572)484.3円48,430円4.54%2,200円
ホンダ(7267)1,712円171,200円4.09%7,000円
NTT(9432)175.7円17,570円3.07%540円

※株価はいすゞ・NTTが2026年9月11日終値。アコム・ホンダは各記事執筆時点の終値です。

利回りだけを見るとアコムが上です。しかし受け取る金額はまったく違います。アコム100株の年間配当は2,200円、いすゞ100株は9,400円です。

同じ22万円を使うなら

21万9,000円をアコムに振り向けると約452株、年間配当は約9,944円です。利回りの差がそのまま出ます。

ここで効いてくるのが1株あたりの値動きです。いすゞは1単元で21万9,000円を1銘柄に集中させることになります。分散を考えるなら、単元未満株のサービスを使って金額を刻む方法も検討してください。

商用車業界の再編といすゞの立ち位置

配当の話から少し離れますが、いすゞを持つなら知っておきたい変化があります。

日野自動車と三菱ふそうトラック・バスの経営統合です。両社を100%子会社とする持株会社「ARCHION(アーチオン)株式会社」が2026年4月に発足し、東京証券取引所に上場しました。トヨタ自動車とダイムラートラックがそれぞれ出資し、CEOには三菱ふそうのカール・デッペン氏が就いています。

グループ構成上場
ARCHION日野自動車+三菱ふそうトラック・バス2026年4月上場
いすゞ自動車いすゞ+UDトラックス東証プライム(7202)

国内の商用車メーカーは、実質的に2つのグループに整理されました。いすゞは2021年にUDトラックスを買収しており、統合の輪には入っていません。

投資家として見るポイント

再編が進む業界では、統合された側の効率化がどこまで進むかで競争環境が変わります。いすゞにとっては、規模で並ぶ相手が現れたことを意味します。

一方で、いすゞは単独で意思決定できる立場を保っています。配当や自社株買いの判断に他社の都合が入りにくい点は、株主にとっては読みやすさにつながります。

買う前に確認したい3つの注意点

良い面ばかりではありません。3点を正直に挙げます。

注意1:株価は年初来高値から25%下げています

2026年2月12日の年初来高値は2,929円でした。2026年9月11日終値は2,190円です。下落率は25.2%になります。

高値の2,929円で買っていた場合、94円の配当でも利回りは3.21%でした。いまの4.29%は、株価が下がった結果として生まれた数字です。

利回りが高いこと自体は、良いニュースとは限りません。前期の営業利益が11.2%減だった事実と合わせて見る必要があります。

注意2:業績が関税と為替に振られます

いすゞは海外売上の比率が高い会社です。2026年3月期に営業利益が減ったのは、米国の関税と中東情勢が主因と説明されています。

今期の予想は営業利益27.6%増ですが、通商政策や為替が動けば前提は変わります。会社が第1四半期の好調にもかかわらず通期予想を据え置いたのは、その不確実性を織り込んだ判断です。

配当性向40%が方針なので、利益が減れば配当も減る設計です。累進配当(減配しない方針)を明示している銘柄とは、この点が違います。

注意3:株主優待はありません

いすゞに株主優待制度はありません。QUOカードやカタログギフトを期待して買う銘柄ではありません。

還元は配当と自社株買いに集中しています。優待込みの総合利回りで比較したい場合は、別の銘柄を検討してください。

⚖️ 向いている人・向かない人

✅ 向いている人

  • 利回り4%台の銘柄を探している人
  • 1銘柄で年1万円近い配当を受け取りたい人
  • 配当と自社株買いの合計で還元を見る人
  • PBR1倍前後の割安株に関心がある人

⛔ 向かない人

  • 毎年きれいに増配する銘柄が欲しい人
  • 減配リスクを取りたくない人
  • 5万円以内で高配当株を始めたい人
  • 株主優待を目的にする人

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よくある質問(FAQ)

Q1. いすゞ自動車の配当はいくらもらえますか?

2027年3月期の会社予想は1株94円です。100株なら年9,400円(税引前)。中間47円と期末47円の年2回に分けて支払われます。

Q2. いすゞ配当利回り2026は何%ですか?

2026年9月11日終値2,190円で計算すると4.29%です。年初来高値2,929円で買っていた場合は3.21%、年初来安値2,055.5円なら4.57%でした。買う日で1ポイント以上変わります。

Q3. いすゞは連続増配株ですか?

違います。2024年3月期から2026年3月期まで3期続けて92円の据え置きでした。2027年3月期の94円は4期ぶりの増配です。増配率は2.17%にとどまります。

Q4. 9月の中間配当をもらうにはいつまでに買えばいいですか?

2026年9月28日(月)の大引けまでに買って保有していれば権利を得られます。9月29日(火)が権利落ち日、9月30日(水)が権利確定日です。

Q5. いすゞに株主優待はありますか?

ありません。2026年9月14日時点で株主優待制度は設けられていません。株主還元は配当と自己株式の取得で行われています。

Q6. 減配のリスクはありますか?

あります。中期経営計画の方針は「配当性向(平均)40%の維持」であり、減配しないと約束する累進配当ではありません。実際、2021年3月期は前期38円から30円へ減っています。利益が落ちれば配当も下がる設計です。

Q7. 自社株買いは株主にどう効きますか?

発行済株式数が減るため、1株あたりの利益が増えやすくなります。いすゞは2023年11月・2024年8月・2025年5月の3回で合計約1,750億円を実行し、いずれも上限金額のほぼ全額を使い切りました。配当が据え置かれた期間の還元は、こちらが担っていました。

Q8. NISA口座で買っても配当は非課税になりますか?

なります。ただし配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」に設定している必要があります。設定していないとNISA口座でも配当に約20%の税金がかかります。

📋 まとめ:いすゞ配当利回り2026の要点

いすゞ配当利回り2026は4.29%。4期ぶりの増配ですが、連続増配株ではありません。配当と自社株買いをセットで見ると評価が変わる銘柄です。

  • 1株配当は 94円(中間47円+期末47円)、100株で年9,400円
  • 配当利回りは 4.29%(2026年9月11日終値2,190円ベース)
  • 最低投資額は 219,000円。利回り重視でも資金は必要
  • 2024年3月期から3期続けて 92円で据え置き、今期94円で4期ぶり増配
  • 据え置きの3年間に 約1,750億円 の自己株式取得を実行
  • 2027年3月期は 営業利益27.6%増 の予想。第1四半期は+30.7%
  • 配当性向は予想EPSベースで 40.4%。方針は「平均40%の維持」
  • 9月中間配当の権利付最終日は 2026年9月28日(月)
  • 株価は年初来高値2,929円から 25.2%安い 水準。利回りは株価下落の裏返し
  • 株主優待は なし。還元は配当と自社株買いのみ

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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。記載の数値は2026年9月14日時点で確認した公表情報にもとづきます。株価・配当予想は変更される場合があるため、必ず公式IRで最新情報をご確認ください。

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