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長期保有おすすめ株2026を探すとき、いちばん頼りになる指標が「連続増配年数」です。10年単位で持ち続けるなら、株価の上下より配当を増やし続ける力を見てください。この記事では2026年7月時点の連続増配ランキング上位20銘柄を軸に、10年持ち続けたい優良銘柄と選び方を解説します。

📌 この記事でわかること

  • 長期保有おすすめ株2026の選定基準(連続増配・配当性向・財務)
  • 連続増配年数トップ20銘柄の一覧(コード・年数・利回り)
  • 10年持ち続けるための買い方とNISA枠の使い分け
  • 長期保有で失敗する人と成功する人の決定的な差
  • 売却を検討すべき「持ち続けてはいけないサイン」
1

選定基準を決める

連続増配10年以上・配当性向50%以下・自己資本比率40%以上

›
2

20銘柄から絞る

業種を3つ以上に分散して5〜8銘柄に

›
3

NISAで買う

成長投資枠で配当を非課税に

›
4

年1回だけ点検

減配・業績悪化のサインだけ確認

長期保有おすすめ株2026の選び方|見るべきは株価ではなく「増配の連続性」

10年持つ株を選ぶ基準は、短期売買とはまったく別物です。ここでは筆者が実際に使っている4つのふるいを紹介します。

基準①:連続増配年数が10年以上あるか

連続増配とは、1株あたり配当金を毎年増やし続けている状態です。10年続けるには、リーマン級の不況もコロナ級の急変も乗り越える必要があります。

つまり連続増配年数は、その企業の「不況耐性の実測値」です。過去の景気後退を何回くぐり抜けたかが、そのまま年数に刻まれています。

基準②:配当性向が50%以下に収まっているか

配当性向とは、純利益のうち何%を配当に回したかを示す数字です。80%を超えていると、利益が少し落ちただけで減配に追い込まれます。

逆に30〜50%程度なら、利益が横ばいでも増配を続ける余力が残ります。利回りの高さより、この余力を優先してください。

基準③:自己資本比率が40%以上あるか

借金が重い会社は、金利が上がった局面で配当を削ります。2026年の日本は長らく続いたゼロ金利から脱した局面にあり、財務の重さが業績に直結しやすい環境です。

ただしリース業やインフラ業は事業構造上、自己資本比率が低く出ます。業種内での比較で判断してください。

基準④:10年後も残っている事業か

数字で測れない最後の基準です。日用品・通信・医薬・リースなど、生活や企業活動の土台になる事業は需要が消えにくい分野です。

筆者は「10年後の自分がこの会社の商品を使っている姿を想像できるか」で最終判断しています。想像できない銘柄は、どれだけ利回りが高くても外します。

長期保有おすすめ株20選【2026年版】連続増配ランキング上位20銘柄

以下は、ダイヤモンド・ザイが公表した2026年最新版の連続増配株ランキング上位20銘柄です。数値は2026年7月時点のもので、株価変動により利回りは日々変わります。

順位銘柄名コード連続増配年数配当利回り主な事業
1花王445236年2.43%日用品・化粧品
2SPK746628年3.03%自動車部品商社
3三菱HCキャピタル859327年3.56%総合リース
4小林製薬496726年1.90%医薬品・日用品
5ユー・エス・エス473226年2.77%中古車オークション
5リコーリース856626年3.80%リース・金融
7ユニ・チャーム811324年2.21%衛生用品
8リンナイ594724年2.99%給湯・厨房機器
8KDDI943324年2.89%通信
8沖縄セルラー電話943624年1.73%通信
8サンドラッグ998924年3.54%ドラッグストア
12サンエー265923年3.36%小売(沖縄)
13パン・パシフィックHD753222年0.94%ディスカウント小売
14ロート製薬452722年2.11%医薬品・スキンケア
14栗田工業637022年1.53%水処理
14高速750422年2.52%包装資材商社
14ニトリホールディングス984322年1.21%家具・インテリア
18プラネット239121年3.73%業界EDIプラットフォーム
19芙蓉総合リース842421年3.85%総合リース
19みずほリース842521年3.89%総合リース
出典:ダイヤモンド・ザイ「連続増配株ランキング ベスト20」(2026年7月時点)

注意したいのは、上位ほど利回りが高いわけではない点です。花王は36年連続増配ですが利回りは2.43%にとどまります。

一方でリース3社(三菱HCキャピタル・芙蓉総合リース・みずほリース)は、20年超の増配実績と3.5%超の利回りを両立しています。安定性と利回りのバランスを取るなら、この帯が現実的な選択肢です。

タイプ別に見る「どの20銘柄から選ぶか」

🛡️ 安定重視タイプ

利回りは低めでも、途切れない増配を最優先する人向け。

  • 花王(4452)
  • ユニ・チャーム(8113)
  • 栗田工業(6370)

⚖️ バランスタイプ

3%前後の利回りと増配実績を両立させたい人向け。

  • 三菱HCキャピタル(8593)
  • KDDI(9433)
  • リンナイ(5947)

💰 配当重視タイプ

受け取る配当額を最大化したい人向け。業種が偏る点に注意。

  • みずほリース(8425)
  • 芙蓉総合リース(8424)
  • リコーリース(8566)

配当重視タイプは3銘柄ともリース業です。同じ業種で固めると、金利上昇局面でまとめて下落します。必ず他タイプから2〜3銘柄を混ぜてください。

10年持ち続けるための買い方|NISA成長投資枠の使い方

長期保有で最も効くコストカットが、配当への課税をゼロにすることです。課税口座では配当に20.315%がかかります。

成長投資枠は年240万円・生涯1200万円まで

NISAの非課税保有限度額は生涯1,800万円で、うち成長投資枠は1,200万円が上限です。年間の投資枠はつみたて投資枠120万円と成長投資枠240万円の合計360万円です。

個別株が買えるのは成長投資枠のみです。長期保有おすすめ株2026を実際に組む場合、この240万円をどう配分するかが年間の設計図になります。

年間投資額配当利回り3.0%と仮定課税口座の手取りNISAの手取り差額
60万円年18,000円約14,343円18,000円約3,657円
120万円年36,000円約28,686円36,000円約7,314円
240万円年72,000円約57,373円72,000円約14,627円
1,200万円(枠上限)年360,000円約286,866円360,000円約73,134円
※税率20.315%で計算した概算です。実際の配当額は各社の業績により変動します。

枠を埋めきると、年7万円以上が税金として引かれずに手元に残ります。10年で70万円を超える差です。

一括ではなく4回に分けて買う

240万円を一度に投じると、その日の株価が10年間の成績を決めてしまいます。四半期ごとに60万円ずつ買う方法なら、高値づかみの影響を4分の1に薄められます。

日経平均は2026年に入って年初来安値50,558円(3月31日)から年初来高値72,831円(6月22日)まで動きました。1年の中でこれだけ振れる以上、買い時を当てにいく前提は捨てたほうが安全です。

長期保有で失敗する人と成功する人の差

❌ 10年持てずに手放す人

  • 利回りだけで選び、業績を見ていない
  • 1銘柄に資金の半分以上を入れている
  • 株価を毎日チェックして値動きに反応する
  • 含み損が出た時点で「損切り」してしまう
  • 課税口座で買い、配当の2割を毎年失う
VS

⭕ 10年持ち切れる人

  • 連続増配年数と配当性向で選んでいる
  • 5〜8銘柄・3業種以上に分散している
  • 確認は決算期の年2〜4回だけ
  • 減配発表という「事実」だけで判断する
  • NISA成長投資枠で配当を非課税にしている

筆者が過去に一番やらかしたのは、含み損の局面で優良株を投げてしまったことです。売った翌年に増配が発表され、配当だけで含み損を回収できていたはずでした。

それ以来、売る判断材料を「株価」から「減配・無配転落・事業の消滅」の3つだけに絞っています。株価は判断材料から外してください。

持ち続けてはいけない3つのサイン

サイン確認方法取るべき行動
減配・無配の発表決算短信・適時開示一時的要因かを確認し、構造要因なら売却検討
配当性向が80%超に上昇決算短信の予想配当と予想EPS2期連続なら新規買い増しを停止
主力事業の市場が縮小中期経営計画・業界統計代替事業の育成状況を確認し、なければ売却

逆に言えば、この3つが起きていない限り持ち続けてください。決算のたびに売買していては、長期保有おすすめ株2026を選んだ意味がなくなります。

10年間のシミュレーション|配当再投資でどこまで増えるか

受け取った配当を同じ銘柄に再投資すると、配当が配当を生む状態になります。年3.0%の利回りに年3%の増配が加わった想定で計算しました。

経過年数元本(初期100万円)年間受取配当累計受取配当配当再投資後の評価額目安
1年目100万円30,000円30,000円103.0万円
3年目100万円31,827円92,727円109.6万円
5年目100万円33,765円159,274円116.6万円
10年目100万円39,143円344,392円136.1万円
※株価変動を考慮せず、配当と増配のみで試算した概算です。実際の運用成績を保証するものではありません。

株価が10年間まったく動かなくても、配当だけで34万円が積み上がります。ここに株価の上昇が乗れば、リターンはさらに伸びます。

逆に言えば、株価が10年で1〜2割下げても配当で吸収できる計算です。これが長期保有の最大の防御力です。

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長期保有おすすめ株2026に関するFAQ

Q1. 長期保有は何銘柄くらいに分散すべきですか?

5〜8銘柄が管理しやすい目安です。3銘柄以下だと1社の減配で受取配当が大きく減ります。20銘柄を超えると決算チェックが負担になり、結局見なくなります。

加えて、業種は3つ以上に分けてください。リース業だけ、通信だけという組み方は分散になっていません。

Q2. 連続増配が途切れたら即売却すべきですか?

据え置き(前年と同額)なら様子見で構いません。問題は減配です。減配は経営が配当より手元資金を優先した合図なので、理由を決算資料で確認してください。

大型買収や一時的な特別損失が理由なら保有継続もあり得ます。主力事業の利益減が理由なら、売却を検討する場面です。

Q3. 配当利回り5%以上の銘柄を選んではいけませんか?

禁止ではありませんが、なぜ5%なのかを必ず調べてください。株価が下がって利回りが上がっているケースが大半です。

今回の20銘柄で最高利回りは、みずほリースの3.89%です。連続増配20年超という条件を満たす銘柄の現実的な上限が、この水準だと考えてください。

Q4. NISAで買った株が値下がりしたらどうなりますか?

NISA口座の損失は、課税口座の利益と損益通算できません。ここがNISA最大の弱点です。

だからこそ、値動きが荒い銘柄ではなく、10年単位で持てる連続増配株をNISAに入れる意味があります。売らずに配当を受け取り続ける前提の口座だと考えてください。

Q5. 毎月いくらから長期保有を始められますか?

単元株(100株)なら、株価1,500円の銘柄で15万円が必要です。まとまった資金が用意しにくい場合は、1株単位で買える単元未満株サービスを使ってください。

月1万円でも、20銘柄の中から3〜4銘柄を1株ずつ積み上げられます。金額の大小より、増配銘柄を持ち続ける習慣を先に作るほうが結果につながります。

Q6. 株主優待も長期保有の判断材料にすべきですか?

優待は変更・廃止が起きやすいため、主軸ではなくおまけとして扱ってください。実際に2024年以降、大手企業でも優待廃止の発表が相次いでいます。

優待を目的にするなら、優待が消えても配当だけで持ち続けられる銘柄かを先に確認してください。

まとめ|長期保有おすすめ株2026は「増配の連続性」で選ぶ

長期保有おすすめ株2026を選ぶ基準は、連続増配年数10年以上・配当性向50%以下・自己資本比率40%以上・10年後も残る事業の4つです。この4つを通せば、候補は自然と数十銘柄に絞られます。

今回紹介した20銘柄から、安定重視・バランス・配当重視の3タイプを混ぜて5〜8銘柄を選んでください。買い付けはNISA成長投資枠で、年4回に分けて行うのが現実的です。

あとは減配・無配転落・事業の消滅という3つのサインだけを年に数回確認します。株価は見なくて構いません。10年持ち切ることが、長期保有おすすめ株2026で結果を出す唯一の条件です。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。株価・配当利回り・連続増配年数は2026年7月〜8月時点のデータであり、その後変動します。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。

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