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AI INVESTMENT LAB|AI投資実験ポジションサイジング検証中の仮想¥100,000ポートフォリオ
📊 現在の損益(2026-09-04 終値時点)
伊藤忠商事(8001)13株
2,204.0円
+3,126.5円(+12.25%)
取得単価 1,963.5円(2026-08-18 寄り付き)
アステラス製薬(4503)10株
2,355.5円
+655円(+2.86%)
取得単価 2,290.0円(2026-08-18 寄り付き)
現金(待機中)
51,574.5円
実験開始から23日間 未稼働
※記事作成時点の終値ベース評価額。手数料は実験ルール上考慮しない。
AI投資実験ポジションサイジングのルールを全公開します。この実験では「1銘柄あたり上限3万円」という上限を最初に決めました。なぜ3万円なのか、株数はどう計算しているのか。実験23日目の実データで解き明かします。
📌 この記事でわかること
- 「1銘柄上限3万円」を採用した3つの理由
- ATRと損切りラインから株数を逆算する具体的な手順
- いま抱えている最大想定損失は資金の何%か
- 現金51.6%が23日間眠っている問題をどう評価するか
- 資金10万円・50万円・100万円それぞれの適用例
ポジションサイジングとは「1回でいくら賭けるか」を決めること
銘柄選びと同じくらい成績を左右するのが、1銘柄にいくら投じるかという判断です。
どれだけ良い銘柄を選んでも、全資金を1銘柄に集中させれば1回の失敗で退場します。逆に分散しすぎれば、当たった銘柄の利益が全体に効きません。
この実験では、最初に次の3つを固定しました。
🔒 実験開始時に固定した3つの制約
制約1
仮想資金は
¥100,000
制約2
同時保有は
最大3銘柄
制約3
1銘柄あたり
上限 ¥30,000
制約3が本記事のテーマです。10万円に対する3万円は30%にあたります。
AI投資実験ポジションサイジングで3万円を上限にした3つの理由
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「なんとなくキリがいいから」ではありません。3つの計算にもとづいています。
理由1:3銘柄×30%=90%で、10%をバッファに残せる
同時保有の上限は3銘柄です。1銘柄30%なら、フル投資でも90%にとどまります。
残る10%(1万円)は意図的に空けています。株価が想定より上振れした銘柄を買い増したいとき、あるいは単元未満株の端数を吸収するときの余白です。
これが1銘柄33.3%だと100%ぴったりになり、余白がゼロになります。3万円という数字は、この1万円のバッファを確保するための逆算です。
理由2:損切り-10%でも総資産へのダメージが-3%に収まる
この実験の損切り目安は取得価格から-8〜-10%です。
1銘柄3万円で-10%を引いた場合、損失額は3,000円です。総資金10万円に対して-3%にとどまります。
| 1銘柄の投資額 | 総資金に占める比率 | -10%損切り時の損失額 | 総資産へのダメージ |
|---|---|---|---|
| 10,000円 | 10% | 1,000円 | -1.0% |
| 30,000円(採用) | 30% | 3,000円 | -3.0% |
| 50,000円 | 50% | 5,000円 | -5.0% |
| 100,000円 | 100% | 10,000円 | -10.0% |
-3%なら、次の取引で十分に取り返せる範囲です。仮に3銘柄すべてが損切りになっても-9%で、資金の91%が残ります。
損切りルールそのものの詳細はAI投資実験室の損切りルールで解説しています。
理由3:日本株の単元未満株で「買える株数」が確保できる
実務的な理由もあります。
この実験は単元未満株(1株単位)での売買を前提にしています。予算が小さすぎると、株価3,000円台の銘柄が「10株未満」しか買えなくなります。
株数が1桁だと、1株あたりの値動きが損益に与える影響が粗くなります。3万円あれば、株価2,000円台の銘柄で13〜15株を確保できます。刻みが細かくなり、損益の検証がしやすくなります。
実際の株数はこう決めた|伊藤忠13株・アステラス10株の内訳
上限3万円は「枠」であって「必ず使い切る額」ではありません。実際の建玉を見てください。
| 銘柄 | 約定単価 | 株数 | 投資額 | 上限3万円に対する消化率 | 総資金比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 伊藤忠商事(8001) | 1,963.5円 | 13株 | 25,525.5円 | 85.1% | 25.5% |
| アステラス製薬(4503) | 2,290.0円 | 10株 | 22,900.0円 | 76.3% | 22.9% |
| 現金 | ― | ― | 51,574.5円 | ― | 51.6% |
いずれも上限3万円を使い切っていません。伊藤忠は1,963.5円なので、単純計算では15株(29,452.5円)まで買えました。
13株に抑えた理由は、寄り付き価格が確定する前の発注だったためです。想定より高く約定しても上限3万円を超えないよう、あらかじめ2株分の余裕を持たせました。
💡 成行注文なら株数は「上限÷株価×0.85」が目安
寄り付きの成行注文では約定価格が事前に確定しません。上限ぎりぎりの株数で発注すると、想定より高く寄り付いたときに枠を超えます。85%程度に抑えておくと安全です。
📊 資金の使われ方(2026年9月4日終値時点・評価額ベース)
※評価額103,781.5円に対する構成比。取得額ベースでは伊藤忠25.5%・アステラス22.9%・現金51.6%。
いま抱えている最大想定損失は資金の3.88%
ポジションサイジングの本当の目的は「最悪どれだけ減るか」を事前に把握することです。
各銘柄の損切りラインまで下がった場合の損失を計算します。9月4日終値からの逆算です。
| 銘柄 | 9/4終値 | 損切りライン | 1株あたりリスク | 株数 | 想定損失 | 総資金比 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 伊藤忠商事(8001) | 2,204.0円 | 2,102円 | 102円 | 13株 | 1,326円 | 1.33% |
| アステラス製薬(4503) | 2,355.5円 | 2,100円 | 255.5円 | 10株 | 2,555円 | 2.56% |
| 合計 | 3,881円 | 3.88% |
伊藤忠の損切りライン2,102円は、株価予測システムが算出したstop_loss値です。アステラス製薬は予測システムの対象51銘柄に含まれていないため、実験開始時に自主設定した2,100円を使っています。
2銘柄が同時に損切りになっても、減少は3.88%です。10万円が96,119円になる計算になります。
一般的な「2%ルール」との比較
資金管理の教科書には「1回の取引でのリスクは総資金の2%まで」という2%ルールがよく登場します。
この基準で見ると、伊藤忠の1.33%はクリアしています。一方でアステラス製薬の2.56%は超過しています。
超過した理由は、含み益が伸びる過程で損切りラインを引き上げていないためです。取得単価2,290円に対して損切り2,100円は-8.3%ですが、現値2,355.5円から見ると-10.8%になります。
本来はここでトレーリングストップ(含み益に応じて損切りラインを切り上げる手法)を入れるべき局面です。実験の改善点として記録しておきます。
ATRを使った株数の決め方(応用編)
より精密に株数を決めるなら、ATR(真の値幅の平均)を使う方法があります。
ATRは「その銘柄が1日にどれくらい動くか」を示す指標です。株価予測システムが算出した2026年9月7日時点の値を使います。
| 銘柄 | 株価 | ATR | 1日の平均変動幅 | 13株保有時の日次変動 |
|---|---|---|---|---|
| 伊藤忠商事(8001) | 2,204.0円 | 2.32% | 約51円 | 約664円 |
13株を持っていると、平均的な1日で約664円動く計算になります。総資金10万円に対して0.66%です。
ATRベースの株数計算式は次のとおりです。
📐 ATRベースの株数計算
株数 =(総資金 × 許容リスク率)÷(ATR × 係数)
例:100,000円 × 2%(=2,000円)÷(51円 × 2)= 19株
係数2は「ATRの2倍を損切り幅にする」という設定です。この式なら19株まで買えることになります。
ただし19株×1,963.5円=37,306円で、1銘柄上限3万円を超えます。この実験では上限3万円のほうを優先し、13株にとどめました。2つの基準が衝突したときは、より保守的な数字を採用するのがこの実験のルールです。
現金49.7%を23日間寝かせている問題
正直に書きます。この実験の最大の弱点は現金比率の高さです。
実験開始から23日目の現在も、51,574.5円が一度も稼働していません。第4週の戦略ではクレディセゾン(8253)を6株買う計画を立てましたが、結局エントリーしていません。
仮に3銘柄目を上限いっぱいの3万円で持っていて、伊藤忠と同じ+12.25%になっていたら、追加で約3,675円の利益でした。総損益は+7.4%程度まで伸びていた計算です。
⚖️ 現金を持つことのメリットとデメリット
✅ メリット
- 暴落時に安く拾う余力が残る
- 1銘柄の失敗が全体に響きにくい
- 精神的に判断がぶれにくい
⛔ デメリット
- 上昇相場での機会損失が大きい
- 資金効率が悪く検証データが増えない
- 「待ち」が習慣化して判断が遅れる
ポジションサイジングは「小さく張れば安全」という話ではありません。張らなすぎることも、リターンを取り逃すという意味では立派なリスクです。
資金額別のポジションサイジング早見表
この実験のルールを、そのまま他の資金額に当てはめた場合の目安です。
| 総資金 | 1銘柄上限(30%) | 最大保有 | -10%損切り時の損失 | バッファ(10%) |
|---|---|---|---|---|
| 100,000円 | 30,000円 | 3銘柄 | 3,000円 | 10,000円 |
| 300,000円 | 90,000円 | 3銘柄 | 9,000円 | 30,000円 |
| 500,000円 | 150,000円 | 3銘柄 | 15,000円 | 50,000円 |
| 1,000,000円 | 300,000円 | 3銘柄 | 30,000円 | 100,000円 |
資金が増えるほど、同じ30%でも1銘柄あたりの金額は大きくなります。100万円になると1銘柄30万円で、単元株(100株)で買える銘柄の選択肢も広がります。
実際には資金が増えるほど分散数を増やすのが定石です。500万円なら1銘柄10%×10銘柄といった設計に切り替えるほうが理にかなっています。30%上限は「資金が小さく、1銘柄あたりの株数を確保したい段階」の設定だと理解してください。
株価予測システムから見た伊藤忠の現在地
ポジションを維持するかどうかの判断材料として、予測スコアも確認しています。
| 予測期間 | 総合スコア | 順位(50銘柄中) |
|---|---|---|
| 翌営業日(day1) | 0.7402 | 17位 |
| 1週間後(week1) | 0.7294 | 8位 |
| 1ヶ月後(month1) | 0.7047 | 9位 |
2026年9月7日時点のスコアです。week1とmonth1で10位以内に入っており、中期的な評価は高い水準を維持しています。
同システムの利確目安は2,409円です。9月4日終値2,204円から見ると、あと9.3%の上昇余地という位置づけになります。次回決算は2026年11月4日の予定です。
予測システムの使い方は株価予測AIと投資判断を組み合わせる実践編で詳しく解説しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. AI投資実験ポジションサイジングの上限3万円は変更しますか?
13週間の実験期間中は変更しない方針です。途中でルールを変えると、成績がルールの効果なのか変更の効果なのか判別できなくなるためです。改善案は実験終了時のまとめ記事で提示します。
Q2. 上限3万円を毎回使い切らないのはなぜですか?
寄り付きの成行注文では約定価格が事前に確定しないためです。想定より高く寄り付いても枠を超えないよう、85%程度の株数で発注しています。
Q3. 2%ルールを守れていないのは問題ではありませんか?
問題です。アステラス製薬の想定損失は2.56%で、2%ルールを超えています。含み益が伸びたのに損切りラインを引き上げていないことが原因で、トレーリングストップの導入が課題として残っています。
Q4. 現金が半分眠っているのはルール違反ですか?
違反ではありません。「最大3銘柄」は上限であり、必ず3銘柄持つ義務はないためです。ただし機会損失は発生しており、実験の弱点として記事に記録しています。
Q5. 資金が少ないうちは何銘柄に分散すべきですか?
一般論として、10万円規模なら2〜3銘柄が現実的です。分散しすぎると1銘柄あたりの株数が減り、値動きの検証がしづらくなります。単元未満株が使える証券会社を選ぶことも前提になります。
まとめ
AI投資実験ポジションサイジングの選び方は、「自分の副業ジャンル × 予算 × 互換性」の3軸で考えると失敗しません。今回紹介したAI投資実験ポジションサイジングを参考に、まずは1点から導入してみてください。
📋 実験23日目のポジションサイジングまとめ
- 1銘柄上限は 3万円(総資金の30%)
- 3銘柄×30%=90%で、10%をバッファとして残す設計
- -10%損切りでも総資産へのダメージは -3% に収まる
- 実際の建玉は伊藤忠 25,525.5円・アステラス 22,900円(枠の76〜85%)
- 現在の最大想定損失は 3,881円(3.88%)
- アステラスは2%ルール超過。トレーリングストップが課題
- 現金49.7%が23日間未稼働。機会損失も立派なリスク
📎 参考:株価データの出所
出所:Yahoo!ファイナンス(2026年9月4日終値)・自社株価予測システム(2026年9月7日版)
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※本記事は仮想資金による投資実験の記録であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。損益は2026年9月4日終値時点の数値で固定しており、以後の更新は行いません。
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