📈 川崎汽船(9107)株価チャート
¥3,397 +97(+2.94%)出典: Yahoo Finance Japan / 終値・日足(約3ヶ月)/ 2026-09-14 08:05 更新
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川崎汽船配当利回り2026は3.58%です。2027年3月期の年間配当は1株120円(中間60円・期末60円)の予想で、その内訳は基礎配当40円と追加配当80円に分かれています。9月中間配当の権利付最終日は2026年9月28日(月)。海運大手3社のなかで利回りが最も高く、1,300億円の自社株買いも進行中です。9月9日終値のデータで中身を確認していきます。
📌 この記事でわかること
- 年間配当120円の内訳「基礎配当40円+追加配当80円」が意味すること
- 9月中間配当の権利付最終日と、100株で受け取れる金額(税引後まで)
- 海運大手3社(日本郵船・商船三井・川崎汽船)の利回り比較
- 2027年3月期の通期予想と、7月24日に出た上方修正の中身
- 発行済株式数が10.6%減った理由と、1,300億円の自社株買い
- 配当性向79.8%という数字をどう読むか、そして海運株特有のリスク
🗺️ この記事の全体像
① 現在地
株価3,348円・利回り3.58%・PER15.51倍
② 配当の設計
基礎40円は下限・追加80円は業績次第
③ 権利日
9月28日(月)までに買えば中間60円
④ 追加還元
自社株買い1,300億円・総還元1,270億円計画
⑤ リスク
市況・為替・コンテナ船市況の反落
川崎汽船配当利回り2026の基本データ(2026年9月9日終値)
まずは現在地を数字で押さえます。以下はすべて2026年9月9日の終値ベースです。
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | 川崎汽船株式会社(“K”LINE) |
| 証券コード | 9107(東証プライム・海運業) |
| 株価 | 3,348円(前日比 −79円・−2.31%) |
| 1株配当(会社予想) | 120.00円(中間60円・期末60円) |
| 配当利回り | 3.58% |
| PER(会社予想) | 15.51倍(予想1株益215.92円) |
| PBR(実績) | 1.17倍(1株純資産2,870.30円) |
| ROE(実績) | 7.71% |
| 時価総額 | 約2兆1,399億円 |
| 発行済株式数 | 6億3,917万2,067株 |
| 単元株数 | 100株 |
| 最低投資金額 | 334,800円 |
| 権利確定月 | 3月末・9月末(年2回) |
| 年初来高値・安値 | 3,591円(8月25日)/2,158円(1月27日) |
| 株主優待 | なし(還元は配当と自己株式取得) |
出所:Yahoo!ファイナンス・株探(2026年9月9日終値/確認日2026年9月10日)
年間120円の正体は「基礎配当40円+追加配当80円」です
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川崎汽船の配当を読むときに最初に見るべきは、120円という合計額ではありません。その内訳です。
下限が40円、残り80円は業績連動
会社は2027年3月期の年間配当120円について、基礎配当を1株40円、追加配当を1株80円と説明しています。基礎配当は業績が悪化しても維持を目指す部分、追加配当はその年の利益水準に応じて上乗せする部分です。
つまり利回り3.58%のうち、業績にかかわらず期待できるのは1.19%相当(40円÷3,348円)にとどまります。残りの2.39%相当は市況次第で減る可能性がある、という構造です。ここを理解せずに「利回り3.58%の安定高配当株」と受け取ると、判断を誤ります。
配当実績は分割調整で見ないと意味を取り違えます
川崎汽船は2024年4月1日に「1株→3株」の株式分割を実施しました。額面をそのまま並べると急減配に見えてしまうため、分割調整後の数字で並べ直します。
| 決算期 | 年間配当(分割調整後) | 100株の受取額 | 前期比 |
| 2022年3月期 | 66.67円 | 6,667円 | — |
| 2023年3月期 | 133.33円 | 13,333円 | +100% |
| 2024年3月期 | 83.33円 | 8,333円 | −37.5% |
| 2025年3月期 | 100.00円 | 10,000円 | +20.0% |
| 2026年3月期 | 120.00円 | 12,000円 | +20.0% |
| 2027年3月期(予想) | 120.00円 | 12,000円 | 据え置き |
2023年3月期の133.33円はコンテナ船市況が歴史的な高値をつけた年の数字です。翌期に約4割減っている点は、海運株の配当が市況に強く連動することをそのまま示しています。連続増配銘柄とは性格がまったく違います。
直近は100円→120円→120円予想という流れです。2期連続で増えたあと、2027年3月期は据え置き予想。増配は止まっていますが、減配もしていない、というのが現在の位置づけです。
9月中間配当の権利付最終日は2026年9月28日(月)です
中間配当60円を受け取るためのスケジュールを整理します。
📅 9月28日(月)
権利付最終日この日の大引けまでに買えば権利確定
📅 9月29日(火)
権利落ち日売っても中間配当は受け取れます
📅 9月30日(水)
権利確定日株主名簿の基準日です
📅 12月上旬ごろ
配当金の入金1株60円が支払われます
100株買ったらいくら受け取れるか
実際の金額を計算します。配当金には20.315%の税金がかかるため、手取りは額面より減ります。
| 保有株数 | 投資額(3,348円) | 中間配当(額面) | 中間配当(税引後) | 年間配当(税引後) |
| 100株 | 334,800円 | 6,000円 | 4,781円 | 9,562円 |
| 200株 | 669,600円 | 12,000円 | 9,562円 | 19,124円 |
| 500株 | 1,674,000円 | 30,000円 | 23,905円 | 47,811円 |
| 1,000株 | 3,348,000円 | 60,000円 | 47,811円 | 95,622円 |
NISA口座で保有すれば配当金は非課税です。100株なら年間で2,438円の差になります。成長投資枠を使うなら、こうした年2回配当の銘柄は相性が良い部類に入ります。
業績は増収基調——2027年3月期予想と第1四半期の実績
配当の裏づけとなる業績を確認します。2027年3月期の通期予想は7月24日に上方修正されたものです。
| 項目 | 2027年3月期 通期予想 | 前期比 |
| 売上高 | 1兆700億円 | +5.1% |
| 営業利益 | 850億円 | +1.0% |
| 経常利益 | 1,350億円 | +23.7% |
| 純利益 | 1,350億円 | +1.5% |
| 1株利益(EPS) | 215.92円 | — |
営業利益850億円に対して経常利益が1,350億円と大きく膨らんでいます。差の中身は持分法による投資利益、つまりコンテナ船事業を統合したONE(オーシャン ネットワーク エクスプレス)からの取り分です。川崎汽船の利益はこのONE次第という構造は、いまも変わっていません。
第1四半期(4〜6月)は増収・経常増益
| 項目 | 2027年3月期 第1四半期 | 前年同期比 |
| 売上高 | 2,868億4,200万円 | +17.1% |
| 営業利益 | 195億8,100万円 | −1.3% |
| 経常利益 | 240億4,600万円 | +10.9% |
| 四半期純利益 | 233億9,400万円 | −21.9% |
売上は2桁増、経常利益も1割増えました。純利益が2割減っているのは前年同期に一過性の利益があった反動です。ドライバルク(ばら積み船)事業が黒字転換したことが増収の主因と説明されています。
通期予想1,350億円に対して第1四半期の進捗は約17.8%。単純な4分の1には届いていませんが、海運は下半期に収益が寄る傾向があるため、この時点で未達と決めつける必要はありません。第2四半期の決算発表で進捗を必ず確認してください。
海運大手3社の利回り比較——川崎汽船が最も高い水準です
同じ9月権利の海運3社を、2026年9月9日の終値でそろえて比べます。
| 銘柄 | 株価 | 年間配当(予想) | 配当利回り | 最低投資額 |
| 川崎汽船(9107) | 3,348円 | 120円 | 3.58% | 334,800円 |
| 日本郵船(9101) | 7,201円 | 240円 | 3.33% | 720,100円 |
| 商船三井(9104) | 7,039円 | 205円 | 2.91% | 703,900円 |
利回りで見ると川崎汽船が3社のトップです。加えて最低投資額が3社で唯一40万円を切っており、33万円台から手が届きます。日本郵船・商船三井は70万円前後が必要ですから、資金の入り口としての差は小さくありません。
一方で規模は3社で最も小さく、業績のブレも相対的に大きくなります。分散を効かせたいなら3社を少しずつ持つ選択もありますが、いずれも同じコンテナ船市況の影響を受けるため、分散効果は限定的です。
日本郵船については別記事で詳しく扱っています。あわせて読むと、同じ海運でも配当設計が違うことがよくわかります。
自社株買い1,300億円——発行済株式数は10.6%減りました
川崎汽船の株主還元は配当だけではありません。むしろ金額規模では自社株買いのほうが大きい年もあります。
2026年5月29日の取締役会で1,300億円を決議
会社は2026年5月29日の取締役会で、上限1,300億円の自己株式取得を決議しました。第1四半期だけで2,657万4,000株を取得しています。
2024年4月の株式分割直後の発行済株式数は7億1,472万8,067株でした。現在は6億3,917万2,067株です。約10.6%減っている計算になります。買い戻した株を消却すれば1株あたりの利益と配当原資が増えるため、株主にとっては実質的な還元です。
2026年度の還元計画は総額1,270億円
会社は2026年度の株主還元計画として、1株120円の配当に加えて500億円以上の機動的な追加還元を予定しており、合計で1,270億円としています。時価総額2兆1,399億円に対して約5.9%にあたる規模です。
配当利回り3.58%に自社株買いを合わせた「総還元利回り」で見れば、体感はさらに高くなります。高配当株を配当利回りだけで比べていると、この部分を見落とします。
株価予測システムの評価と、押さえておくリスク
当サイトの株価予測システムでの位置づけ
当サイトでは日本株の主要50銘柄前後を対象に、テクニカル22指標を合成した独自スコア(composite)を毎営業日算出しています。2026年9月10日時点の川崎汽船のスコアは次のとおりです。
| 予測期間 | compositeスコア | 対象内の順位 |
| 1日後(day1) | 0.5412 | 23位 |
| 1週間後(week1) | 0.5821 | 23位 |
| 1か月後(month1) | 0.6752 | 11位 |
短期は中位ですが、1か月予測では対象銘柄中11位まで順位を上げます。PER・PBR・配当のファンダ項目が高評価である一方、直近の値動きが弱いことが短期スコアを抑えている形です。
スコアは過去データから算出した参考値にすぎません。当サイトの検証でも的中率は5割台にとどまっており、これだけで売買を決めるものではありません。
見ておくべきリスク4点
- コンテナ船市況の反落:利益の大半をONEの持分法投資利益が占めます。運賃が下がれば経常利益は一気に縮みます
- 追加配当80円の変動:基礎配当は40円です。市況悪化局面では利回りが1%台まで落ちる設計になっています
- 為替:運賃はドル建てが中心です。円高は円換算の利益を押し下げます
- 配当性向の水準:会社資料の配当性向は79.8%です。利益が減れば配当維持の余力は限られます
特に1点目と2点目はセットで効きます。市況が崩れると利益と配当が同時に減り、株価も下がります。海運株を高配当目的で持つときは、この三重の連動を前提に金額を決めてください。
川崎汽船配当利回り2026についてよくある質問
Q1. 川崎汽船の配当利回り3.58%は高いほうですか?
海運大手3社では最も高い水準です。日本郵船が3.33%、商船三井が2.91%ですから、3社のなかでは頭ひとつ抜けています。ただし内訳の80円分は業績連動の追加配当です。額面の利回りだけで安定性を判断しないでください。
Q2. 9月28日の何時までに買えば中間配当をもらえますか?
9月28日(月)の大引け、つまり15時30分の取引終了時点で保有していれば権利は確定します。翌29日の寄り付きで売っても中間配当60円は受け取れます。
Q3. 配当金はいつ振り込まれますか?
中間配当は12月上旬ごろ、期末配当は6月下旬ごろが目安です。正確な支払開始日は決算発表と株主総会の招集通知で公表されます。
Q4. 川崎汽船に株主優待はありますか?
2026年9月時点で株主優待制度はありません。還元は配当と自己株式取得に集約されています。優待も狙いたい場合は、同じ9月権利の別銘柄と組み合わせてください。
Q5. 2023年3月期の配当が2024年3月期に4割減っているのはなぜですか?
コンテナ船市況の反動です。2023年3月期は運賃が歴史的な高値をつけた特殊な年で、その利益に応じた追加配当が上乗せされていました。翌期に市況が正常化し、配当も戻ったという流れです。減配というより、もとの水準に戻ったと理解するほうが実態に近いです。
Q6. 33万円は重いのですが、少額から買えますか?
単元未満株(1株単位)に対応した証券会社なら3,348円から購入できます。配当は保有株数に応じて按分されるため、1株でも配当は受け取れます。ただし単元未満株では議決権がありません。
Q7. 権利付最終日の直前に買うのは得ですか?
権利落ち日には配当額に近い分だけ株価が下がるのが通常です。中間配当60円をもらっても株価が60円下がれば損益は変わりません。短期の配当取りを狙うより、業績と市況を見て中長期で持つかどうかを決めるほうが現実的です。
📋 まとめ:川崎汽船配当利回り2026の要点6つ
川崎汽船配当利回り2026は3.58%。海運大手3社で最も高い利回りと、最も低い最低投資額を両立している銘柄です。
- 2027年3月期の配当は120円予想(中間60円・期末60円)で据え置き
- 内訳は基礎配当40円+追加配当80円。下限として期待できるのは利回り1.19%相当です
- 9月中間配当の権利付最終日は2026年9月28日(月)。100株で税引後4,781円
- 通期予想は経常利益1,350億円(+23.7%)で7月24日に上方修正済み
- 1,300億円の自社株買いで発行済株式数は分割後から10.6%減りました
- 利益の柱はONEの持分法投資利益。市況が崩れると配当も株価も同時に下がります
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株価・配当予想は2026年9月9日終値および会社発表時点の情報です。投資判断はご自身の責任でお願いします。
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