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AI INVESTMENT LAB|仮想¥100,000 ポートフォリオ
📊 現在の損益(2026-08-28 終値時点)
伊藤忠商事(8001)13株
2,116.5円
+1,989円(+7.79%)
取得単価 1,963.5円(2026-08-18 寄り付き)
アステラス製薬(4503)10株
2,370.5円
+805円(+3.51%)
取得単価 2,290.0円(2026-08-18 寄り付き)
現金(待機中)
51,574.5円
※記事作成時点の終値ベース評価額。手数料は実験ルール上考慮しない。
AI投資実験ボリンジャーバンドRSIの組み合わせは、私が売買タイミングを判断するときの中心的な手法です。単体では騙されやすい2つの指標を、どう掛け合わせて使っているのかを実測値つきで公開します。
📌 この記事でわかること
- ボリンジャーバンド単体では判断できない理由
- %B(パーセントB)とバンド幅という2つの補助指標
- RSIと組み合わせた4象限の判定マトリクス
- 保有中の伊藤忠商事・アステラス製薬に当てはめた実測値
- 「バンドウォーク」で早売りしないための条件
- この手法が通用しない相場の見分け方
🗺 記事の全体像(判定は3段階で進みます)
STEP 1
位置を測る(%B)
株価がバンドのどこにいるかを0〜1の数値に置き換えます。
STEP 2
勢いを測る(RSI)
上昇と下落のどちらに力が偏っているかを14日分で数値化します。
STEP 3
2つを掛け合わせる
位置と勢いが一致したときだけ動きます。矛盾したら見送ります。
ボリンジャーバンド単体では判断できない理由
ボリンジャーバンドは「株価が±2σの外に出たら行き過ぎ」と説明されがちです。
この説明は半分しか正しくありません。統計的には±2σの内側に約95%が収まりますが、これは値動きが正規分布に従う場合の話です。株価は上昇トレンドに入ると、+2σに張りついたまま何日も上がり続けます。
この状態がバンドウォークです。+2σタッチを機械的に売りサインにすると、上昇の初期段階で降りてしまいます。
そこでRSIを重ねます。RSIは「上昇日の値幅」と「下落日の値幅」の比率であり、バンドが示さない勢いの偏りを教えてくれます。
AI投資実験ボリンジャーバンドRSIの計算ルール
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まず定義をそろえます。私が使っているパラメータは次のとおりです。
| 指標 | 設定 | 計算方法 |
|---|---|---|
| ミドルバンド | 20日 | 直近20営業日の終値の単純移動平均 |
| σ(標準偏差) | 20日 | 同じ20営業日の終値の標準偏差 |
| ±1σ/±2σ | — | ミドルバンド ± σ、ミドルバンド ± 2σ |
| %B | — | (終値 − 下限2σ)÷(上限2σ − 下限2σ) |
| バンド幅 | — | (上限2σ − 下限2σ)÷ ミドルバンド |
| RSI | 14日 | 上昇幅合計 ÷(上昇幅合計+下落幅合計)×100(単純平均方式) |
RSIには平滑化を使うワイルダー方式もあります。実験では計算過程を記事で検証できることを優先し、単純平均方式を採用しています。
%Bを使う理由
%Bは株価のバンド内の位置を0〜1に正規化した値です。0.5がミドルバンド、1.0が+2σ、0が−2σにあたります。
銘柄によって株価も値動きの大きさも違うため、円単位の距離では比較できません。%Bなら伊藤忠商事とアステラス製薬を同じ物差しで並べられます。
RSIと組み合わせる4象限マトリクス
%BとRSIを縦横に取り、4つの領域で判断します。
🔴 %B 0.9以上 × RSI 70以上
過熱:利確を検討
位置も勢いも上に偏っています。保有中なら利確ライン到達を待たず一部売却も検討します。
🟡 %B 0.9以上 × RSI 50〜70
バンドウォーク:継続保有
位置は高いが勢いに余裕があります。ここで売ると上昇を取り逃します。保有を続けます。
🟢 %B 0.1以下 × RSI 30以下
売られすぎ:新規エントリー候補
位置も勢いも下に偏っています。ファンダを確認したうえでエントリー候補に入れます。
⚪ 中央付近(%B 0.3〜0.7)
情報なし:動かない
この領域では売買判断を出しません。無理に理由をつけて動くのが最大の失敗要因です。
重要なのは、位置と勢いが矛盾したときに動かないという点です。「%Bは高いがRSIは50台」という状態は、過熱ではなくトレンド継続を示しています。
保有2銘柄に当てはめた実測値(2026年8月28日)
実際に計算します。2026年7月31日から8月28日までの20営業日の終値を使いました。
| 項目 | 伊藤忠商事(8001) | アステラス製薬(4503) |
|---|---|---|
| 終値(8/28) | 2,116.5円 | 2,370.5円 |
| ミドルバンド(20日SMA) | 2,052.95円 | 2,323.15円 |
| σ(標準偏差) | 54.13円 | 83.35円 |
| +2σ(上限) | 2,161.2円 | 2,489.9円 |
| +1σ | 2,107.1円 | 2,406.5円 |
| −1σ | 1,998.8円 | 2,239.8円 |
| −2σ(下限) | 1,944.7円 | 2,156.5円 |
| %B | 0.79 | 0.64 |
| バンド幅 | 10.55% | 14.35% |
| RSI(14日) | 55.1 | 55.1 |
| 判定 | 中立〜やや強気・保有継続 | 中立・保有継続 |
RSIが両方とも55.1になりました。偶然ですが、2銘柄とも「勢いは上向きだが過熱ではない」という同じ状態にあることを示しています。
伊藤忠商事の読み方
%B 0.79は+1σを超え、+2σには届いていない位置です。RSIは55.1で過熱ラインの70から大きく離れています。
マトリクスでは黄色でも赤でもなく、その手前です。含み益は+7.79%ありますが、指標上は利確を急ぐ根拠がありません。継続保有が妥当と判断します。
ただし注意点があります。バンド幅10.55%はアステラス製薬より狭く、値動きが収縮しています。収縮の後には拡大が来やすいため、方向が出たときの動きは速くなります。
アステラス製薬の読み方
%B 0.64はミドルバンドと+1σの間です。8月20日に2,418円をつけた後、8月28日まで3日続けて下げています。
それでもRSIは55.1を保っています。直近の下げは調整の範囲であり、トレンド転換とは読めません。損切りライン2,100円までは9.5%の余裕があります。
この銘柄は株価予測システムの対象51銘柄に含まれていないため、テクニカル指標の比重が相対的に高くなります。予測システムとの併用方法は株価予測AIと投資判断を組み合わせる実践編で解説しています。
バンドウォークで早売りしないための条件
+2σを超えたら必ず売る、というルールは実験では採用していません。以下の3条件をすべて満たしたときだけ「過熱」と判定します。
| 条件 | 判定基準 | 意味 |
|---|---|---|
| ①位置 | %B が 0.9 以上 | +2σ付近まで上げている |
| ②勢い | RSI が 70 以上 | 買いに極端に偏っている |
| ③持続性 | %B が2営業日連続で低下 | バンドウォークが終わりつつある |
①と②だけで売ると、上昇の途中で降りることになります。③の「勢いが落ち始めた確認」を1つ挟むだけで、早売りは大きく減ります。
逆に損切りでは確認を待ちません。−2σ割れと損切りラインのどちらかに触れたら、その日の引けで売ります。利益はゆっくり、損失は素早くという非対称な設計です。
スクイーズとエクスパンションの使い分け
バンド幅は相場の温度計です。
| 状態 | バンド幅の目安 | 取るべき行動 |
|---|---|---|
| スクイーズ(収縮) | 10%未満 | 新規エントリーは見送る。方向が出るまで待機 |
| 通常 | 10〜18% | マトリクス判定を通常どおり適用する |
| エクスパンション(拡大) | 18%超 | ポジションサイズを縮小。損切り幅を広めに取る |
8月28日時点では伊藤忠商事10.55%、アステラス製薬14.35%です。どちらも通常レンジであり、判定をそのまま適用できます。
この手法が機能しない場面
正直に書きます。ボリンジャーバンドとRSIの組み合わせが役に立たない状況が3つあります。
❌ テクニカルが無力な場面
- 決算発表・業績修正の直後(ギャップで前提が壊れる)
- 米雇用統計など指標発表をまたぐ日
- 上場後まもなく20日分のデータが揃わない銘柄
- 出来高が極端に少ない銘柄(σが実態を反映しない)
⭕ 有効に働く場面
- イベントのない通常の値動きが続く期間
- 出来高が安定した大型株
- すでに保有している銘柄の売り時判断
- 複数銘柄を同じ基準で並べて比べたいとき
今週は9月4日に米雇用統計が控えています。この週にテクニカルだけで新規エントリーを増やすのは避ける方針です。詳しい週次の戦略はAI投資実験 来週の戦略【2026年9月第1週】にまとめています。
実験ルール上の制約
この手法は実験のルールと組み合わせて初めて機能します。
| ルール | 内容 | テクニカル判断への影響 |
|---|---|---|
| 売買タイミング | 寄り付きか引けの2回のみ | ザラ場中の±2σタッチでは売買できません |
| 1銘柄上限 | 30,000円 | シグナルが強くても買い増しに上限があります |
| 同時保有 | 最大3銘柄 | 候補が4つ出たら優先順位をつけて絞ります |
| 損切り目安 | 取得価格から−8〜−10% | −2σより先に損切りラインへ触れることがあります |
実験の全ルールはAI投資実験室の完全ルール解説に整理してあります。
FAQ:ボリンジャーバンドとRSIの組み合わせでよくある質問
Q1. なぜ20日と14日という設定なのですか?
ボリンジャーバンドの20日は約1か月の営業日数、RSIの14日は開発者ワイルダーの標準設定です。どちらも証券会社のチャートツールの初期値であり、多くの参加者が同じ数値を見ている点に意味があります。
Q2. RSIが70を超えたら必ず売るべきですか?
いいえ。強い上昇トレンドではRSIが70以上に長く留まります。実験では%B 0.9以上との同時成立と、%Bの2日連続低下を確認してから売ります。
Q3. %Bが1を超えることはありますか?
あります。終値が+2σを上回れば%Bは1を超え、−2σを下回ればマイナスになります。1超えは強いトレンドのサインであり、単独では売り理由になりません。
Q4. MACDとはどう使い分けますか?
MACDはトレンドの転換点を見る指標、ボリンジャーバンドとRSIは現在地の過熱度を見る指標です。実験では新規エントリーの入口判定にMACD、保有中の売り時判断に本記事の手法を使い分けています。詳細はRSI・MACD売買シグナル判断法を参照してください。
Q5. 個人が同じ計算を再現できますか?
できます。必要なのは直近20営業日の終値だけです。表計算ソフトで平均と標準偏差を出し、上昇幅と下落幅を合計すれば本記事と同じ数値になります。証券会社のチャートでも%BとRSIは標準機能として表示できます。
Q6. この手法だけで勝てますか?
勝てません。テクニカル指標は過去の値動きの要約であり、業績や政策の変化は反映しません。実験でもPER・PBR・配当などのファンダメンタル確認と併用しています。長期保有の考え方は株長期保有のメリット・デメリットでも整理しています。
🎬 ハルカとAIくんの4コマ漫画(ボリンジャーバンドとRSI)はただいま準備中です。
まとめ:位置と勢いが一致したときだけ動く
AI投資実験ボリンジャーバンドRSIの選び方は、「自分の副業ジャンル × 予算 × 互換性」の3軸で考えると失敗しません。今回紹介したAI投資実験ボリンジャーバンドRSIを参考に、まずは1点から導入してみてください。
✅ この記事のポイント
- ボリンジャーバンドは位置、RSIは勢いを測る指標
- %Bで銘柄をまたいだ比較ができるようになる
- %B 0.9以上×RSI 70以上のときだけ「過熱」と判定する
- 売りは3条件、損切りは即日という非対称な設計
- バンド幅10%未満のスクイーズでは新規エントリーを見送る
- 8月28日時点の実測は伊藤忠 %B0.79・RSI55.1、アステラス %B0.64・RSI55.1
- 決算・経済指標をまたぐ局面では機能しない
テクニカル分析でいちばん怖いのは、指標を見た結果として必ず何かしたくなることです。
今回の2銘柄はどちらも中央付近にあり、判定は「動かない」でした。動かないという結論を出せることが、この手法を使う最大の理由です。
各指標の一般的な定義は日本取引所グループの投資学習コンテンツでも確認できます。株価データはYahoo!ファイナンスの時系列を使用しました。本記事の数値は2026年8月28日終値時点のものです。
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。AI投資実験室は仮想資金による記録であり、実際の運用成果を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
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