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AI投資実験配当落ちの実測値がそろいました。2026年9月29日、仮想10万円のポートフォリオは3銘柄そろって権利落ちを迎えました。受け取る中間配当は1,026円。ところが同じ日に評価額は2,584円減りました。差し引き1,558円のマイナスです。「権利を取れば得をする」という感覚が、なぜ数字と合わないのか。実験46日目の全記録です。
📌 この記事でわかること
- 中間配当1,026円を損益に計上した後のポートフォリオ
- 3銘柄の権利落ち幅と配当額のズレを1円単位で検算した結果
- 伊藤忠が損切りライン4円手前で止まった経緯
- 損切り判定に配当を足すルールが結果を変えた実例
- 日経平均-0.60%に対して実験が-2.49%になった理由
- 株価予測システムの基準価格が翌日に元へ戻ったこと
- 日経平均の基準価格だけ2営業日古いままである点
- 実験46日目から持ち越す教訓3つ
🗺️ この記事の全体像
① 配当を計上
1,026円を未収配当として損益に加算しました。
② それでもマイナス
評価額は-2,584円。配当込みで-1,558円の1日でした。
③ 損切りは4円差
伊藤忠は2,180円。ライン2,176円まで0.18%でした。
④ 予測データ
個別の基準価格は正常化。日経だけ2営業日古いままです。
実験46日目のポートフォリオ|配当1,026円を計上しました
損益は2026年9月29日(火)の終値で固定します。あとから数字を書き換えることはしません。
| 銘柄 | 株数 | 取得単価 | 9/29終値 | 含み損益 | 損益率 |
| 伊藤忠商事(8001) | 13株 | 1,963.5円 | 2,158.0円 | +2,528.5円 | +9.91% |
| アステラス製薬(4503) | 10株 | 2,290.0円 | 2,294.0円 | +40円 | +0.17% |
| ENEOS(5020) | 20株 | 1,431.5円 | 1,373.5円 | -1,160円 | -4.05% |
| 現金 | - | - | 22,944.5円 | - | - |
| 含み損益 合計 | - | - | - | +1,408.5円 | +1.41% |
| 未収の中間配当 | - | - | - | +1,026円 | - |
| 配当込みの損益 | - | - | 102,434.5円 | +2,434.5円 | +2.43% |
終値はYahoo!ファイナンスの時系列で確認(2026年9月30日)。損益・評価額は当サイトが計算しました。手数料と税金は考慮していません。
中間配当の内訳は、伊藤忠が1株22円×13株=286円、アステラス製薬が40円×10株=400円、ENEOSが17円×20株=340円で合計1,026円です。3銘柄とも9月28日の権利付最終日を持ち越したため、権利が確定しました。
このルールは第7週の戦略記事で決めたものです。実際の入金は各社の支払開始日ですが、実験では9月30日に未収配当として損益へ加算します。税金は考慮しません。
AI投資実験配当落ちの検算|配当より1,558円多く下げました
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ここが今回の本題です。権利落ちは理論上「配当の分だけ株価が下がる」動きです。実際はどうだったのかを1円単位で確かめます。
| 銘柄 | 9/28終値 | 9/29終値 | 下落額 | 中間配当 | 配当を超えた下落 |
| 伊藤忠(8001) | 2,226.0円 | 2,158.0円 | -68円 | 22円 | -46円 |
| アステラス(4503) | 2,354.0円 | 2,294.0円 | -60円 | 40円 | -20円 |
| ENEOS(5020) | 1,428.5円 | 1,373.5円 | -55円 | 17円 | -38円 |
| 株数を掛けた合計 | 103,992.5円 | 101,408.5円 | -2,584円 | 1,026円 | -1,558円 |
3銘柄とも配当額を超えて下げました。超過分に株数を掛けると、伊藤忠が46円×13株=598円、アステラスが20円×10株=200円、ENEOSが38円×20株=760円で、合計1,558円です。評価額の減少2,584円から配当1,026円を引いた金額と1円もズレずに一致します。
同じ日の日経平均は396円35銭安の65,481円27銭で、下落率は0.60%でした。実験のポートフォリオは配当込みでも-1.50%、配当を抜くと-2.49%です。指数に対して負けています。9月末の権利落ちは配当を出す銘柄に集中するため、指数より個別の方が下げやすくなります。
伊藤忠は損切り4円手前で止まりました
実験では、9月29日以降の損切り判定を「終値+中間配当」で行うルールにしています。第7週の戦略記事で決めたものです。この日、そのルールが結果を分けました。
| 銘柄 | 9/29終値 | +中間配当 | 損切りライン | 距離 | 判定 |
| 伊藤忠(8001) | 2,158.0円 | 2,180.0円 | 2,176円 | +4円(+0.18%) | 不発 |
| アステラス(4503) | 2,294.0円 | 2,334.0円 | 2,192円 | +142円(+6.48%) | 不発 |
| ENEOS(5020) | 1,373.5円 | 1,390.5円 | 1,354円 | +36.5円(+2.70%) | 不発 |
伊藤忠の終値2,158円は、損切りライン2,176円を18円下回っています。終値だけで判定していれば、この日に損切りが成立していました。配当22円を足して2,180円としたことで、4円の差で持ち越しになりました。
ルールの作り方が売買の有無を変えた実例です。どちらが正しいかは今の時点では判断できません。配当を足す根拠は「権利は確定していて、現金として受け取れるから」ですが、株価が戻らなければ含み損は残ります。10月以降の値動きで検証します。
利確ラインは伊藤忠2,496円、アステラス2,520円、ENEOS1,597円で変更していません。いずれも未到達です。この日の売買はゼロで、実験46日間の売買は8月18日の2件と9月18日の1件の計3回のままです。損切りの考え方はAI投資実験室の損切りルールで公開しています。
全部が損切りになっても元本は割りません
3銘柄すべてが損切りラインで約定した場合を計算します。
| 項目 | 金額 |
| 伊藤忠 2,176円×13株 | 28,288円 |
| アステラス 2,192円×10株 | 21,920円 |
| ENEOS 1,354円×20株 | 27,080円 |
| 現金 | 22,944.5円 |
| 合計 | 100,232.5円(+232.5円) |
| 中間配当を加えた場合 | 101,258.5円(+1,258.5円) |
伊藤忠の損切りライン2,176円が取得単価1,963.5円より212.5円高いため、最悪のケースでも元本10万円を上回ります。ポートフォリオの下限が元本の上にある状態は、9月28日から変わっていません。
新規買い停止ラインは100,732.8円です。配当込みの評価額102,434.5円に対して1,701.7円の余裕があります。配当を除いた101,408.5円で見ても675.7円上です。ただし保有は3銘柄で上限に達しているため、どれかを手放さない限り新しい銘柄は買えません。ポジションの数え方はAI投資実験ポジションサイジング手法で整理しています。
株価予測システムの基準価格は翌日に戻りました
前日の記事で、予測システムの基準価格が「前日終値から配当を引いた価格」になっていることを報告しました。2026年9月30日版を確認します。
| 対象 | 9/30版の基準価格 | 実際の9/29終値 | 判定 |
| 伊藤忠(8001) | 2,158.0円 | 2,158.0円 | 一致 |
| ENEOS(5020) | 1,373.5円 | 1,373.5円 | 一致 |
| 日経平均 | 65,877.6円 | 65,481.27円 | 396.35円 古い |
個別銘柄の基準価格は実際の終値に戻りました。前日に見えた配当調整は、権利落ち日だけの一時的な現象だったと確認できます。一方で日経平均は9月28日終値のままで、2営業日古い数字が使われています。この遅れは9月25日版から続いています。
9月30日版の順位も見ておきます。伊藤忠は翌日予測47位・週間45位・月間33位、ENEOSは翌日40位・週間42位・月間12位でした。日経平均は翌日51位(最下位)・週間21位・月間23位です。保有銘柄はどちらも短期の順位が下位に沈んでいます。
翌日予測の1位はバンダイナムコ(7832)の0.7276、2位がJT(2914)の0.7160でした。月間予測の1位は東京海上ホールディングス(8766)の0.7602です。同社は9月29日に1株→15株の株式分割の権利落ちを迎えたばかりで、100株が5万2,320円で買える水準になりました。なお当実験では、翌日予測の順位を売買判断に使わない方針を9月28日に決めています。判定済みの全予測を集計したところ、翌日予測の順位と結果に相関が見られなかったためです。
実験46日目から持ち越す教訓3つ
① 権利取りは自動的にプラスにならない
配当1,026円に対して株価は2,584円下げました。3銘柄とも配当額を超えて下げています。権利日をまたぐ判断は、配当額ではなく「配当を超えて下げても持ち続けたい銘柄か」で決めるべきでした。
② ルールの設計が結果を変える
伊藤忠は終値だけなら損切り成立、配当込みなら4円差で不発でした。同じ相場でも判定式ひとつで売買の有無が変わります。判定式は事前に決めて記録することが前提になります。
③ 参照データは毎日ズレ方が変わる
個別銘柄の基準価格は1日で正常化しましたが、日経平均は2営業日古いままです。外部データは「直った」と思った翌日に別の箇所がズレます。使う数字は毎回その日に照合します。
次に確認するのは伊藤忠の損切りラインまでの距離です。配当を足せるのは中間配当の分だけなので、株価がもう一段下げれば実際に損切りが発動します。10月最初の取引日は、寄り付きと引けの両方でラインとの距離を記録します。過去の損益推移はAI投資実験 第4週振り返りとAI投資実験 来週の戦略にまとめています。
AI投資実験配当落ちに関するFAQ
Q1. AI投資実験配当落ちの結果はどうでしたか?
2026年9月29日の1日で保有3銘柄の評価額は2,584円減りました。受け取る中間配当1,026円を足しても1,558円のマイナスです。権利を取れば必ず得をするわけではないことが、実際の数字で確認できました。
Q2. なぜ配当より株価の下げ幅が大きくなったのですか?
権利落ちは理論上「配当の分だけ下がる」動きですが、実際には当日の地合いが上乗せされます。2026年9月29日の日経平均は396円35銭安の65,481円27銭で0.60%下落しました。3銘柄はいずれも配当分を超えて下げ、超過分は合計1,558円でした。
Q3. 現在の損益はいくらですか?
2026年9月29日終値で含み損益は+1,408.5円(+1.41%)です。未収の中間配当1,026円を加えると+2,434.5円(+2.43%)、ポートフォリオ評価額は102,434.5円になります。損益は記事作成時点で固定し、あとから更新しません。
Q4. 伊藤忠は損切りされたのですか?
されていません。9月29日終値2,158円は損切りライン2,176円を下回りましたが、実験のルールでは9月29日以降の損切り判定に中間配当を足します。2,158円+22円=2,180円で、ラインまで4円(0.18%)の余裕がありました。
Q5. ENEOSの含み損はどうなっていますか?
9月29日終値1,373.5円で、取得単価1,431.5円に対して1株58円のマイナスです。20株で-1,160円、率にすると-4.05%です。損切りライン1,354円までは配当込みで36.5円(2.70%)の距離です。
Q6. 株価予測システムの基準価格は直りましたか?
2026年9月30日版では8001が2,158.0円、5020が1,373.5円で、いずれも9月29日の実際の終値と一致しました。前日の「終値から配当を引いた価格」は権利落ち日だけの現象だったと確認できます。ただし日経平均は65,877.6円のままで、9月29日終値が反映されていません。
Q7. 新規買いはできる状態ですか?
評価額の面では可能ですが、枠がありません。新規買い停止ライン100,732.8円に対して配当込み評価額は102,434.5円で、まだ1,701.7円の余裕があります。ただし保有は3銘柄で上限に達しているため、どれかを売らない限り新規のエントリーはできません。
Q8. この日に売買はしましたか?
していません。損切りラインにも利確ラインにも届かず、3銘柄とも継続保有としました。実験開始から46日間で売買は2026年8月18日の2件と9月18日の1件の計3回です。
Q9. 配当にかかる税金は計算していますか?
していません。この実験では手数料と同様に税金も考慮しないルールです。実際の課税口座では配当に20.315%がかかるため、1,026円なら約208円が差し引かれて手取りは約818円になります。
Q10. 次に気をつけることは何ですか?
伊藤忠の損切りラインまでの距離が0.18%しかない点です。配当を足す計算が使えるのは中間配当の分だけなので、株価がもう一段下げれば実際に損切りが発動します。10月最初の取引日の寄り付きと引けで、ラインとの距離を必ず確認します。
📋 まとめ:実験46日目の要点
AI投資実験配当落ちの実測は、権利取りの期待と現実のズレをはっきり示しました。配当1,026円を計上しても、この日の損益はマイナス1,558円です。配当額そのものより、配当を超えてどれだけ下げたかの方が結果を左右しました。
- 含み損益は +1,408.5円(+1.41%)、配当込みで +2,434.5円(+2.43%)
- 中間配当 1,026円 を未収配当として計上(8001 286円/4503 400円/5020 340円)
- 9月29日の1日で評価額は -2,584円。配当込みでも -1,558円
- 3銘柄とも配当を超えて下落。超過分の合計は 1,558円 で検算が一致
- 日経平均は -0.60%。実験は配当込みで -1.50% と指数に負け
- 伊藤忠は 2,180円 対 ライン2,176円 で、4円差の不発
- 全銘柄が損切りしても +1,258.5円(配当込み)で元本割れなし
- 予測システムの個別基準価格は正常化。日経平均だけ2営業日古い
🔗 一次情報で確認する
出所:Yahoo!ファイナンス(8001・4503・5020の日足終値)/株式新聞・株探(2026年9月29日の日経平均終値)/当サイト運用の株価予測システム2026年9月30日版。確認日:2026年9月30日。損益・評価額・配当額・各種の距離はすべて当サイトの計算です。
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