📈 東京海上HD(8766)株価チャート

¥538 +14(+2.73%)
¥465 ¥491 ¥516 ¥542 ¥568 7/1 7/15 7/30 8/14 8/28 9/11 9/30

出典: Yahoo Finance Japan / 終値・日足(約3ヶ月)/ 2026-10-01 09:04 更新

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東京海上配当利回り2026は3.12%です。2026年9月29日、この銘柄は1株につき15株の株式分割の権利落ちを迎え、株価は523.2円になりました。9月28日まで80万円必要だった100株が、5万2,320円で買えます。ただし中間配当122.5円は分割前の株数に対して支払われるため、数字の見え方が一気に変わります。分割・配当・優待新設・自社株買いが同じ日に走る8766の中身を、2026年9月29日終値ベースで整理します。

📌 この記事でわかること

  • 2026年9月29日終値ベースの配当利回りと主要指標
  • 1株→15株の株式分割で、必要資金と1株配当がどう変わるか
  • 中間122.5円と期末8.17円という「単位の違う配当」の読み方
  • IFRS修正純利益3年平均×配当性向50%という配当の物差し
  • 2027年3月期から始まる株主優待の条件(3年継続保有が必須)
  • 自社株買いの上限が1億3,000万株→19億5,000万株に変わった理由
  • 損保大手3社(8766・8725・8630)の利回り比較
  • 買う前に確認したい4つの注意点

🗺️ この記事の全体像

① 利回り

株価523.2円・年16.34円で3.12%。100株は52,320円です。

② 分割は15倍

基準日9月30日・効力発生日10月1日。80.7万円が5.2万円になります。

③ 配当の物差し

IFRS修正純利益の3年平均×配当性向50%。原則減配しません。

④ 注意点

優待は3年継続保有が条件。今から買っても初回は先です。

東京海上配当利回り2026の基本データ

2026年9月29日(火)の終値ベースで整理します。この日は株式分割と中間配当がそろって権利落ちした日です。

項目2026年9月29日終値ベース
証券コード / 市場8766 / 東証プライム(保険業)
株価523.2円(前営業日比 -14.8円・-2.75%)
年間配当予想(2027年3月期)16.34円(分割後換算/中間122.5円=分割前+期末8.17円)
配当利回り3.12%
最低投資額(100株)52,320円(9月28日までは807,000円)
PER(会社予想)18.07倍
PBR(実績)1.82倍
ROE(実績)8.15%
時価総額約15兆1,780億円
発行済株式総数19億3,400万株 →(10月1日)290億1,000万株
年初来高値 / 安値565円(2026年7月29日)/ 369円(2026年1月29日)※分割調整後
権利確定月9月末(中間)・3月末(期末)
株主優待2027年3月31日基準日から新設(100株以上・3年以上継続保有)
単元株数100株

出所:東京海上ホールディングス「株式分割および株主優待制度の導入について」(2026年8月25日・適時開示)/Yahoo!ファイナンス(株価・PER・PBR・ROE・時価総額)。確認日:2026年9月30日。

東京海上ホールディングスは、東京海上日動火災保険を中核とする保険グループです。国内損保に加えて海外保険事業の比率が高く、2026年3月期から国際会計基準(IFRS)へ移行しています。

1株→15株の株式分割|80.7万円が5.2万円になりました

2026年8月25日の適時開示で決まった内容です。日程と株数を整理します。

📅 9月28日(月)

権利付最終日

この日までの購入で分割と中間配当の権利が付きました

📅 9月29日(火)

権利落ち日

株価が分割後の水準へ。終値523.2円

📅 9月30日(水)

基準日

この日の株主名簿が分割の対象になります

📅 10月1日(木)

効力発生日

1株が15株に。定款の発行可能株式総数も変更

項目分割前分割後
発行済株式総数19億3,400万株290億1,000万株
発行可能株式総数80億株1,000億株
100株の投資額807,000円52,320円
自己株式取得の上限株数1億3,000万株19億5,000万株

増加する株式数は270億7,600万株です。発行可能株式総数を80億株から1,000億株へ広げる定款変更も、10月1日付で同時に効力が生じます。

分割そのもので会社の価値は増えません。増えるのは「買える人の数」です。会社は開示のなかで、投資単位を引き下げて投資家層を広げることが目的だと説明しています。株式分割が高配当株の買いやすさをどう変えるかは、大和ハウス工業配当利回り2026でも同じ論点を扱いました。

中間122.5円と期末8.17円|単位が違う配当の読み方

ここが今回いちばん間違えやすい部分です。2027年3月期の配当は、中間と期末で「1株」の意味が違います。

中間(第2四半期末)期末合計
直近予想(2026年5月20日)122.5円122.5円245円
修正後(2026年8月25日)122.5円(分割前)8.17円(分割後)-
分割前に換算122.5円122.55円245.05円
前期実績(2026年3月期)105.5円112.5円218円

出所:東京海上ホールディングス「株式分割および株主優待制度の導入について」(2026年8月25日)の配当予想修正表。

中間配当の基準日も9月30日です。名簿に載るのは分割前の株式なので、122.5円は分割前の1株に対して支払われます。9月28日に100株(807,000円)を買った人は、中間配当12,250円を受け取り、10月1日に保有株数が1,500株になります。

期末の8.17円は分割後の1株に対する金額です。1,500株なら12,255円になり、中間とほぼ同額です。会社も「株式分割による株数増加を考慮した場合、実質的に同額」と説明しています。

利回りを計算するときは、分割後の株価523.2円には分割後換算の年16.34円(中間8.1667円+期末8.17円)を当てます。分割前の122.5円をそのまま使うと、利回りが15倍に見えてしまいます。

配当推移|9年で4.6倍、一度も減っていません

公式IRの推移表を分割調整後(現在の株数ベース)で並べます。金額は年度表記です。

2017年度53円
2019年度63円
2021年度85円
2022年度100円
2023年度123円
2024年度172円
2025年度218円
2026年度予想245円

金額は2022年10月の1→3分割を調整した「分割前(今回の15分割前)」ベースです。出所:東京海上ホールディングス 配当方針・還元ページ/Yahoo!ファイナンス。グラフ化は当サイト。

2017年度の53円から2026年度予想の245円まで、当サイトが数えた範囲で9年連続の増配です。金額は約4.6倍になりました。

ただし配当性向は年によって大きく動きます。2026年3月期は78.0%、2025年3月期は31.7%、2024年3月期は35.0%でした。単年の純利益で見ると振れ幅が大きいのに配当が増え続けている理由は、次の見出しで扱う「分母」にあります。

配当の物差しは「IFRS修正純利益の3年平均×50%」

東京海上グループの中期経営計画2026で示されている還元方針です。原文の要点は3つあります。

① 配当原資

IFRS移行後はIFRS修正純利益の3年平均を配当の原資とします。移行前は5年平均の修正純利益でした。

② 配当性向

50%を原則とします。利益の半分を配当に回す設計です。

③ 減配の扱い

原則減配しないと明記されています。増やす力だけでなく、下げない約束が付いています。

2027年3月期の数字に当てはめます。会社予想の修正純利益は9,500億円です。分割後の発行済株式総数290億1,000万株で割ると、1株あたり約32.75円になります。年間配当16.34円はその49.9%です。方針の50%とほぼ一致します。

分母に使う利益1株あたり年16.34円の配当性向
当期純利益 8,300億円(会社予想)約28.61円約57.1%
修正純利益 9,500億円(会社予想)約32.75円約49.9%

1株あたりの金額と配当性向は、当サイトが分割後の発行済株式総数290億1,000万株で計算した概算です。会社が使う実際の分母(自己株式控除後・3年平均)とは一致しません。

配当の物差しは会社ごとに違います。当サイトで扱った銘柄を並べると、設計思想の違いがはっきりします。

銘柄配当の物差し
東京海上(8766)IFRS修正純利益の3年平均 × 配当性向50%・原則減配しない
T&D(8795)5年平均のグループ修正利益 × 60%程度
JFE(5411)配当性向30%程度、ただし1株80円を下限
SUBARU(7270)DOE3.5%・累進配当・総還元性向40%以上
いすゞ(7202)配当性向(平均)40%維持+機動的な自社株買い

利益の平均を使う会社は配当が振れにくく、下限を決める会社は悪い年に強くなります。詳しい読み方はJFE配当利回り2026とMS&AD配当利回り2026もあわせてご覧ください。

株主優待の新設|3年持たないともらえません

分割と同じ2026年8月25日に決まった制度です。初回の基準日は2027年3月31日で、以後は毎年3月31日になります。

継続保有の状況優待内容
100株以上を3年以上継続保有初回として 7,500円相当 の電子マネー等
初回の翌年以降も100株以上を継続保有毎年 2,500円相当 の電子マネー等

「3年以上継続保有」の判定方法が独特です。毎年3月31日と9月30日時点の株主名簿に、同一の株主番号で連続して7回以上記載されることが条件になります。年2回の名簿で7回なので、実質3年間です。売却して株主番号の連続性が切れると、それ以前の保有期間は通算されません。

2027年3月31日時点ですでに3年以上持っている株主には、初回の7,500円相当がその時点で贈られます。逆に言えば、いま買って初回を受け取れるのは2030年3月31日の基準日です。

100株52,320円に対して毎年2,500円相当なら優待利回りは4.78%、初回の7,500円相当なら14.33%にあたります(当サイト計算)。数字は大きく見えますが、3年待つ前提であることと、優待内容の詳細が「決定次第あらためて開示」とされている点は押さえておきたいところです。

業績と自社株買い|1Qの進捗は31.8%

2027年3月期の会社予想と、第1四半期の実績です。2026年3月期からIFRSに移行しているため、それ以前の数字とは単純比較できません。

決算期経常収益・保険収益当期純利益1株配当
2024年3月期(日本基準)7兆4,246億円6,958億円123円
2025年3月期(日本基準)8兆4,401億円4,504億円172円
2026年3月期(IFRS)8兆8,722億円5,312億円218円
2027年3月期(会社予想)7兆8,480億円(保険収益)8,300億円245.05円(分割前換算)

出所:Yahoo!ファイナンス(通期業績)/時事通信・日本経済新聞(2027年3月期予想)。確認日:2026年9月30日。会計基準の切り替えがあるため前期比は参考値です。

第1四半期(4〜6月)は税引前利益3,781億6,700万円(11.5%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益2,643億円(3.3%増)でした。通期予想8,300億円に対する進捗率は31.8%です。四半期の平均25%を上回っています。

自社株買いは2026年5月20日発表のものが進行中です。株式分割にあわせて取得株数の上限を1億3,000万株から19億5,000万株へ変更しました。取得価額の上限2,000億円と取得期間(2026年5月21日〜2026年12月23日)は変えていません。株数の上限だけを15倍にした変更なので、買い付けの規模そのものは増えていない点に注意してください。

損保大手3社の配当利回り比較

同じ日の終値でそろえました。すべて2026年9月29日終値ベースです。

銘柄株価年間配当予想配当利回り100株の投資額
東京海上(8766)523.2円16.34円3.12%約5.2万円
MS&AD(8725)4,850円170円3.51%約48.5万円
SOMPO(8630)6,645円200円3.01%約66.5万円

出所:Yahoo!ファイナンス(2026年9月29日終値・会社予想配当)。確認日:2026年9月30日。3社とも9月29日が中間配当の権利落ち日です。

9月29日の下落率は東京海上-2.75%、MS&AD-4.38%、SOMPO-3.82%でした。3社とも配当落ちの影響が入っています。東京海上の下げが最も小さく見えますが、同社は配当と分割が同時に落ちた日なので、単純な比較はできません。

利回りだけならMS&ADが上です。差がつくのは必要資金で、東京海上は分割により100株5万円台になりました。10万円以内で複数の銘柄に分けたい場合は選択肢が変わります。同じ発想で少額の高配当株を探すならNTT配当利回り2026やアコム配当利回り2026も比較対象になります。

買う前に確認したい4つのポイント

① 中間配当は今年は付きません

2026年9月30日基準日の中間配当122.5円の権利付最終日は9月28日でした。いま買っても次の配当は2027年3月末基準の期末8.17円です。

② 優待は3年後から

初回7,500円相当を受け取れるのは、3月末・9月末の名簿に7回連続で載ってからです。いま買うと2030年3月31日の基準日が初回になります。

③ 配当性向はブレます

2026年3月期78.0%、2025年3月期31.7%と振れています。3年平均を使う方針なので、単年の性向だけで判断しないでください。

④ PBR1.82倍は割安ではない

PER18.07倍・PBR1.82倍で、同業のMS&ADより高い評価です。利回りの高さだけでなく、価格の水準も確認してください。

1銘柄に資金を寄せすぎない考え方は高配当株選び方利回り2026で整理しています。口座の開き方から配当の受け取り設定までは高配当株投資始め方証券口座ガイド2026が参考になります。

東京海上配当利回り2026に関するFAQ

Q1. 東京海上の配当利回りは今いくらですか?

2026年9月29日終値523.2円と、2027年3月期の年間配当予想16.34円(分割後換算)で計算すると3.12%です。年初来安値369円で買えていれば4.43%、年初来高値565円なら2.89%でした。

Q2. 100株買うにはいくら必要ですか?

2026年9月29日終値523.2円なら52,320円です。9月28日までは1株8,070円で、100株は807,000円必要でした。1株につき15株の株式分割で、必要資金が15分の1になりました。

Q3. 株式分割はいつ実施されますか?

基準日が2026年9月30日(水)、効力発生日が2026年10月1日(木)です。分割比率は1株につき15株で、発行済株式総数は19億3,400万株から290億1,000万株に増えます。株価は権利落ち日の9月29日からすでに分割後の水準で動いています。

Q4. 中間配当はいくらもらえますか?

2027年3月期の中間配当は1株122.5円です。これは分割前の株式に対する金額で、基準日は2026年9月30日、権利付最終日は9月28日(月)でした。分割後の株数に換算すると1株あたり約8.17円になります。

Q5. 期末配当はいくらの予想ですか?

1株8.17円です。会社は株式分割にあわせて期末配当予想を122.5円から8.17円へ修正しました。株数が15倍になるため、分割前に換算すると122.55円で、実質的に同額です。中間と合わせた年間は分割前換算245.05円になります。

Q6. 配当は何を基準に決めていますか?

IFRS修正純利益の3年平均を配当原資とし、配当性向50%を原則とする方針です。あわせて「原則減配しない」と明記されています。単年の純利益ではなく3年平均を分母にするため、1年の業績のブレで配当が振れにくい設計です。

Q7. 連続増配はどのくらい続いていますか?

公式IRの推移表では2017年度53円から2026年度予想245円まで、一度も減らさずに増え続けています(当サイト集計で9年連続の増配)。金額は9年で約4.6倍になりました。

Q8. 株主優待は新設されるのですか?

はい。2027年3月31日を初回の基準日として導入されます。100株以上を3年以上継続保有した株主に初回7,500円相当、翌年以降は毎年2,500円相当の電子マネー等が贈られます。3年未満の保有では贈呈がない点に注意してください。

Q9. 自社株買いはしていますか?

2026年5月20日に発表した自己株式取得を、分割にあわせて上限1億3,000万株から19億5,000万株へ変更しました。取得価額の上限2,000億円と取得期間(2026年5月21日〜12月23日)は変わっていません。

Q10. 業績は伸びていますか?

2027年3月期の会社予想は当期純利益8,300億円、修正純利益9,500億円(7.8%増)です。第1四半期の親会社の所有者に帰属する四半期利益は2,643億円(3.3%増)で、通期8,300億円に対する進捗率は31.8%でした。

📋 まとめ:東京海上配当利回り2026の要点

東京海上配当利回り2026は3.12%です。1株→15株の株式分割で100株5万2,320円になり、必要資金の面では別の銘柄に変わりました。配当は「IFRS修正純利益の3年平均×50%・原則減配しない」という設計で、単年の業績ブレに強い作りになっています。

  • 株価523.2円・年16.34円で 配当利回り3.12%(2026年9月29日終値)
  • 100株は 52,320円。9月28日までは807,000円でした
  • 分割は 1株→15株・基準日9月30日・効力発生日10月1日
  • 中間122.5円は 分割前、期末8.17円は 分割後 の1株に対する金額
  • 配当方針は IFRS修正純利益3年平均 × 配当性向50%・原則減配しない
  • 公式IRの推移では 2017年度53円→2026年度予想245円 と9年連続で増配
  • 優待新設は 2027年3月31日が初回基準日。3年以上の継続保有が条件
  • 自社株買いは上限 19億5,000万株・2,000億円(2026年12月23日まで)

🔗 一次情報で確認する

出所:東京海上ホールディングス「株式分割および株主優待制度の導入について」(2026年8月25日・適時開示PDF原文)/同社 配当方針・還元ページ(中期経営計画2026の還元方針)/Yahoo!ファイナンス(株価・指標・配当推移・通期業績)/時事通信・日本経済新聞(2027年3月期予想と第1四半期)。確認日:2026年9月30日。

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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。記載の株価・配当・指標は2026年9月29日終値時点で確認した公表情報にもとづきます。配当予想・業績予想・株主優待の内容は変更されることがあるため、必ず会社の公式IRおよび適時開示で最新情報をご確認ください。

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