📈 JFEホールディングス(5411)株価チャート

¥1,857 +30(+1.67%)
¥1,507 ¥1,624 ¥1,741 ¥1,858 ¥1,975 6/16 7/1 7/15 7/31 8/18 9/1 9/16

出典: Yahoo Finance Japan / 終値・日足(約3ヶ月)/ 2026-09-17 06:30 更新

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JFE配当利回り2026は4.37%です。年80円という配当額は、会社が中期経営計画で「下限」と書いている金額でもあります。株価1,829円・最低投資額18万2,900円・9月中間権利ありという条件を、数字で確認します。

📌 この記事でわかること

  • JFE配当利回り2026が4.37%になる計算の中身
  • 年80円が「下限」と明記されている第8次中期経営計画の中身
  • 過去5期の配当が140円→80円→100円→100円→80円と動いてきた事実
  • 鉄鋼3社(日本製鉄・神戸製鋼所・JFE)の利回り・PBR・ROE比較
  • PBR0.44倍という数字を、ROE2.73%と一緒に読む方法
  • 9月中間配当40円の日程と、100株でいくら受け取れるか
  • 第1四半期の純利益338%増に土地売却益150億円が含まれている点
  • 買う前に確認したい5つの注意点

🗺️ この記事の全体像

① 利回りを確認する

株価1,829円・年80円・利回り4.37%。最低投資額は18万2,900円です。

② 配当の「下限」を確認する

第8次中期経営計画は配当性向30%程度、かつ年80円を下限と明記しています。

③ 弱点を確認する

実績ROEは2.73%。PBR0.44倍の安さは、この低さと裏表の関係にあります。

④ 日程を確認する

9月中間配当40円。権利付最終日は2026年9月28日(月)です。

JFE配当利回り2026は4.37%|基本データ一覧

まず数字をそろえます。以下は2026年9月14日(月)終値をもとにした基本データです。

項目数値(2026年9月14日終値ベース)
銘柄JFEホールディングス(証券コード5411・東証プライム・鉄鋼)
株価1,829円(前日比+9円・+0.49%)
1株配当(2027年3月期予想)年80円(中間40円+期末40円)
配当利回り(会社予想)4.37%
最低投資額(100株)182,900円
PER(会社予想)7.76倍(予想EPS 235.80円)
PBR(実績)0.44倍
ROE(実績)2.73%
自己資本比率(実績)44.4%
時価総額約1兆1,695億円(発行済639,438,399株)
年初来高値2,359円(2026年2月12日)
年初来安値1,535円(2026年6月26日)
権利確定月3月末・9月末(年2回)
株主優待工場見学会への招待(3月末基準・100株以上・抽選)

1,829円で100株を買うと18万2,900円。ここに年80円の配当が付くので、税引前で年8,000円が戻る計算です。税引後(20.315%)では約6,374円になります。

年80円は「下限」です|第8次中期経営計画の株主還元方針

この銘柄のいちばんの特徴は、配当の下限が文章で示されている点です。

JFEホールディングスは2025年5月8日に長期ビジョン「JFEビジョン2035」と第8次中期経営計画(2025〜2027年度)を公表しました。そのなかの株主還元方針が次の2行です。

📜 第8次中期経営計画(2025〜2027年度)の株主還元方針

  • 連結配当性向 30%程度
  • 安定的に配当を実施する観点から 1株あたり年80円を下限 とする

つまり、利益が計画を下回っても年80円までは維持する、という宣言です。2027年3月期の予想配当がちょうど80円ということは、いま出ている配当は「下限ぴったり」だということになります。

これは読み方が2通りあります。減配しにくい下支えがある、と読むこともできますし、増配余地が見えるのは利益が伸びて配当性向30%が80円を超えてからだ、と読むこともできます。予想EPS235.80円の30%は70.7円なので、いまはまだ「性向30%」より「下限80円」のほうが上です。

📊 図解:いまの配当はどちらのルールで決まっているか

2つのルールのうち、金額が大きいほうが実際の配当になります。

ルールA:下限 80円

利益がいくらでも下回らない金額

80.0円 ←採用

>

ルールB:配当性向30%

予想EPS 235.80円 × 30%

70.7円

増配が現実味を帯びるのは、予想EPSが267円(=80円÷30%)を超えてからです。2027年3月期の予想EPSは235.80円なので、あと13%ほど利益が伸びる必要があります。

配当は連続増配ではありません|過去5期の実額

高配当株というと連続増配をイメージしますが、この銘柄は違います。過去の配当を並べます。

📉 1株あたり年間配当の推移(単位:円)

2022年3月期140円
2023年3月期80円
2024年3月期100円
2025年3月期100円
2026年3月期80円
2027年3月期80円(予想)

出所:Yahoo!ファイナンス配当情報(2026年9月14日確認)。バーの長さは140円を100%とした相対値です。

2022年3月期の140円から2023年3月期は80円へ。そこから100円に戻り、また80円へ下がりました。市況で利益が大きく振れる産業なので、配当も振れてきたということです。

だからこそ「年80円を下限とする」という2025年5月の方針が意味を持ちます。過去の振れ幅を知ったうえで下限の宣言を読むと、この方針が何を狙ったものかが見えてきます。

鉄鋼3社を並べる|JFEは最も高い利回りと最も低いPBR

同じ日の終値で、鉄鋼大手3社を横に並べます。当サイトではすでに日本製鉄と神戸製鋼所を取り上げているので、ここで3社がそろいます。

項目JFE HD
(5411)
日本製鉄
(5401)
神戸製鋼所
(5406)
株価1,829円684.1円2,039円
1株配当(予想)80円24円80円
配当利回り4.37%3.51%3.92%
PER(予想)7.76倍12.33倍8.06倍
PBR(実績)0.44倍0.63倍0.64倍
ROE(実績)2.73%0.31%7.74%
最低投資額182,900円68,410円203,900円

出所:Yahoo!ファイナンス(2026年9月14日終値)。配当利回り・PERは会社予想、PBR・ROEは実績。

3社を並べると役割がはっきり分かれます。利回りとPBRの安さで選ぶならJFE、投資額の小ささなら日本製鉄、収益性なら神戸製鋼所です。

注目してほしいのはROEの列です。JFEの2.73%は神戸製鋼所の7.74%より低く、日本製鉄の0.31%より高い、という中間にあります。PBR0.44倍は「3社でいちばん安い」のではなく「利益がいちばん出ていない時期の株価」という側面もあります。

2027年3月期は大幅増益予想|ただし第1四半期には土地売却益150億円

配当の下支えになるのは利益です。会社の2027年3月期予想を確認します。

項目2027年3月期 会社予想前期比第1四半期実績進捗率
売上収益4兆8,500億円+6.8%1兆1,612億円23.9%
事業利益2,150億円+58.8%323億円15.0%
親会社帰属当期利益1,500億円+113.8%312億円20.8%

出所:2027年3月期第1四半期決算および会社業績予想(2026年9月14日時点で確認できる公表数値)。

第1四半期の「338%増」を分解する

第1四半期の親会社帰属四半期利益は前年同期比338.1%増の312億円でした。伸び率だけ見ると強烈です。

ただし、この四半期には土地売却益150億円が計上されています。312億円のうち相当部分が本業以外の利益だということです。事業利益のほうは323億円で前年同期比98.7%増、こちらは鉄鋼事業の黒字転換が効いています。数字を見るときは「事業利益がどこまで戻ったか」を軸にしてください。

進捗率15.0%をどう見るか

事業利益の通期予想2,150億円に対し、第1四半期の進捗は15.0%です。単純に4倍しても通期予想に届きません。

会社が下期に利益が寄る計画を立てているのか、それとも予想が強気なのか。判断材料が増えるのは第2四半期決算(10月下旬〜11月上旬の見込み)です。配当は下限80円が守られる想定でよいとしても、株価は業績予想の修正で動きます。

PBR0.44倍とROE2.73%はセットで読む

PBR0.44倍は、東証プライムのなかでもかなり低い水準です。1株あたり純資産(BPS)は株価÷PBRでおよそ4,157円。純資産の半分以下の値段が付いていることになります。

ではなぜ安いのか。答えの1つがROE2.73%です。純資産をどれだけ利益に変えられているかを示す数字が、いまは1桁台前半にとどまっています。

覚えておきたい関係

PBR = ROE × PER。ROEが低い会社のPBRは、構造的に低くなります。PBR0.44倍は「割安な放置」かもしれませんし、「低いROEに見合った評価」かもしれません。どちらかを決めるのは、これから利益が戻るかどうかです。

2027年3月期の予想純利益1,500億円が実現すれば、純資産およそ2兆6,600億円に対する予想ROEは5%台半ばまで上がります。ROEが上がればPBRも見直される、というのが株価上昇のシナリオです。

逆に言えば、そのシナリオが崩れたときに残るのは利回り4.37%と下限配当80円だけになります。買う理由をどちらに置くかを、先に決めておいてください。

9月中間配当40円の日程|権利付最終日は2026年9月28日

JFEホールディングスは3月決算で、中間配当があります。今回の中間配当は1株40円です。

🗓️ 2026年9月 中間配当スケジュール

権利付最終日

9月28日(月)

この日の大引けまでに買う

権利落ち日

9月29日(火)

この日に売っても権利は残る

権利確定日

9月30日(水)

株主名簿の基準日

保有株数中間配当(税引前)税引後の目安必要資金
100株4,000円約3,187円182,900円
300株12,000円約9,562円548,700円
500株20,000円約15,937円914,500円

税率は20.315%(所得税・復興特別所得税・住民税の合計)で計算しています。NISA口座なら非課税です。

権利落ち日には、理屈のうえでは配当の分だけ株価が下がりやすくなります。40円は株価1,829円の2.19%にあたるので、その程度の下落は織り込んでおいてください。

なお3月末には株主優待もあります。100株以上の株主を対象にした工場見学会への招待です。抽選制で、千葉・京浜・倉敷・福山の製鉄所や知多の製造所などが対象になっています。金券ではありませんが、普段入れない現場を見られるという意味では珍しい優待です。

買う前に確認したい5つの注意点

利回り4.37%だけを見て判断しないための材料を5つ挙げます。

注意1:買う価格で利回りは大きく変わります

年初来高値は2月12日の2,359円、年初来安値は6月26日の1,535円でした。同じ年80円の配当でも、高値で買えば利回り3.39%、安値なら5.21%になります。

現在の1,829円は高値から22.5%下、安値から19.2%上という中間地点です。「4.37%」という数字は今日の株価に紐づいた一時的な値である点を忘れないでください。

注意2:連続増配株ではありません

過去5期で140円→80円→100円→100円→80円と動いています。減配の実績がある銘柄です。

下限80円の方針は2025年5月に示されたもので、まだ2期分しか実績がありません。方針が示されたこと自体は前進ですが、長い実績があるわけではない点は押さえておいてください。

注意3:市況産業なので利益の振れ幅が大きい

鉄鋼は景気に敏感な業種です。2026年3月期は配当性向が72.5%まで上がりました。利益が落ちても配当を80円で維持した結果です。

裏を返せば、利益がさらに落ちれば配当性向は100%を超えます。そのときに下限80円が守られるかどうかは、会社のバランスシートと方針への姿勢次第になります。自己資本比率44.4%は、その意味では安心材料です。

注意4:第1四半期の進捗率は事業利益で15.0%

通期予想2,150億円に対し、第1四半期は323億円でした。下期偏重の計画になっています。

10月下旬から11月上旬に出る第2四半期決算で、上期の進捗と通期予想の据え置き/修正を必ず確認してください。ここが今後3か月でいちばん大きなイベントです。

注意5:18万円は1銘柄としては小さくない金額です

100株で18万2,900円。投資資金が100万円の人なら、この1銘柄で18%を占めます。

鉄鋼という1業種にそれだけの比率を割くのが適切かどうかは、ポートフォリオ全体で考えてください。すでに日本製鉄や神戸製鋼所を持っている場合は、同じ市況に3重で賭けることになります。

⚖️ 向いている人・向かない人

✅ 向いている人

  • 利回り4%台を20万円以内で確保したい人
  • 減配の下限が明示されている銘柄を選びたい人
  • PBR1倍割れのバリュー投資に興味がある人
  • 9月中間権利に間に合わせたい人

⛔ 向かない人

  • 連続増配の実績を重視する人
  • ROE10%以上の会社だけを買いたい人
  • 市況で利益が振れる業種を避けたい人
  • すでに鉄鋼株を持っている人

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よくある質問(FAQ)

Q1. JFE配当利回り2026は結局いくらですか?

2026年9月14日終値1,829円、2027年3月期の予想配当年80円で、配当利回りは4.37%です。100株(18万2,900円)なら年8,000円(税引前)を受け取る計算になります。

Q2. 配当が80円より下がることはありますか?

第8次中期経営計画(2025〜2027年度)で年80円を下限とする方針が示されています。ただし方針であって約束ではありません。実際、2022年3月期の140円から2023年3月期は80円へ下がった実績があります。

Q3. 9月の権利はいつまでに買えば取れますか?

2026年9月28日(月)の大引けまでに買って保有していれば、中間配当40円の権利を得られます。9月29日(火)が権利落ち日、9月30日(水)が権利確定日です。

Q4. 日本製鉄や神戸製鋼所と比べてどうですか?

同じ2026年9月14日終値で比べると、配当利回りはJFE4.37%>神戸製鋼所3.92%>日本製鉄3.51%、PBRはJFE0.44倍<日本製鉄0.63倍<神戸製鋼所0.64倍です。一方でROEは神戸製鋼所7.74%が最も高く、JFEは2.73%です。

Q5. PBR0.44倍は買いのサインですか?

単独ではサインになりません。PBRはROEとPERの掛け算で決まるため、ROEが低い会社のPBRは構造的に低くなります。2027年3月期の予想純利益1,500億円が実現して予想ROEが5%台まで上がるかどうかが、評価見直しの条件になります。

Q6. 株主優待はありますか?

3月末基準で、100株以上の株主を対象にした工場見学会への招待があります。応募多数の場合は抽選です。9月末基準では優待の設定はなく、9月は配当のみになります。

Q7. 第1四半期が338%増益だったのに、なぜ注意が必要なのですか?

第1四半期の親会社帰属四半期利益312億円には土地売却益150億円が含まれています。本業を示す事業利益は323億円(前年同期比98.7%増)で、通期予想2,150億円に対する進捗は15.0%にとどまります。下期偏重の計画である点を確認してください。

Q8. NISA口座で買えますか?

新NISAの成長投資枠の対象です。配当金を非課税で受け取るには、証券会社で配当金受領方式を「株式数比例配分方式」に設定しておく必要があります。設定していないと課税されるので、権利付最終日までに確認してください。

📋 まとめ:JFE配当利回り2026の要点

JFE配当利回り2026は4.37%。年80円は中期経営計画で「下限」と書かれた金額で、鉄鋼3社のなかでは最も高い利回りと最も低いPBRという組み合わせになっています。

  • 株価1,829円・年80円で 配当利回り4.37%(2026年9月14日終値)
  • 最低投資額は 182,900円。100株で年8,000円(税引前)
  • 第8次中期経営計画は 配当性向30%程度+年80円を下限 と明記
  • 予想EPS235.80円の30%は70.7円。いまは下限ルールが効いている
  • 過去5期は140→80→100→100→80円。連続増配株ではありません
  • 鉄鋼3社で 利回り最高・PBR最安(0.44倍)・PER最安(7.76倍)
  • ただし 実績ROEは2.73%。PBRの安さと表裏の関係です
  • 2027年3月期は 事業利益+58.8%・純利益+113.8% の大幅増益予想
  • 第1四半期の純利益312億円には 土地売却益150億円 が含まれます
  • 9月中間配当40円。権利付最終日は2026年9月28日(月)

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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。記載の株価・配当・指標は2026年9月14日終値時点で確認した公表情報にもとづきます。配当予想・業績予想は変更されることがあるため、必ず会社の公式IRおよび適時開示で最新情報をご確認ください。

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