📈 ネクソン(3659)株価チャート
¥3,124 -53(-1.67%)出典: Yahoo Finance Japan / 終値・日足(約3ヶ月)/ 2026-09-17 06:30 更新
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ネクソン配当利回り2026は14.95%です。ただしこの数字の87%は、1株415円の特別配当という一度きりの支払いでできています。基準日は2026年9月30日。権利付最終日まで2週間を切りました。数字の中身と、取りに行くときの注意点を分解します。
🚨 2026年9月10日:特別配当415円が取締役会で正式決議されました
| 項目 | 内容 |
| 1株当たり配当金 | 415円00銭(特別配当) |
| 基準日 | 2026年9月30日(水) |
| 権利付最終日 | 2026年9月28日(月)の大引けまで |
| 配当金の総額 | 324,001百万円(約3,240億円・暫定) |
| 効力発生日 | 2026年11月25日(水) ※受け取りは約2か月後 |
| 配当原資 | 利益剰余金 |
| 前提となった手続き | 2026年6月30日を臨時決算日とする臨時計算書類の作成(分配可能額の確保) |
8月13日の配当予想修正では「本年9月を目途に正式決議する予定」という条件付きでした。9月10日の取締役会でその条件が外れ、金額と基準日が確定しています。
📌 この記事でわかること
- 年間配当475円の内訳と、特別配当が占める割合
- 普通配当だけで見たときの本当の利回りは1.89%
- 課税口座で権利を取ると、理論上100株で8,431円のマイナスになる計算
- NISA口座なら結果がどう変わるか
- 臨時決算まで打って分配可能額を確保した異例の手続き
- 配当を受け取れるのは2026年11月25日以降という時間差
- 2026年9月末の権利日程と必要な金額
- 通期予想を出さない会社なのでPERが計算できない理由
🗺️ この記事の全体像
① 何が起きたか
約3,240億円の超過資金を、1株415円の特別配当として一括還元します。
② 利回りの正体
14.95%のうち13.06ポイントが特別配当。普通配当分は1.89%です。
③ 税金と権利落ち
課税口座では税率20.315%が引かれ、権利落ち分を取り返せない計算になります。
④ 結論
短期の権利取りより、会社の事業をどう見るかで判断する話になります。
ネクソン配当利回り2026の基本データ
2026年9月15日(火)の終値ベースで整理します。以降この記事の数値は、すべてこの時点で固定します。
| 項目 | 2026年9月15日終値ベース |
| 証券コード / 市場 | 3659 / 東証プライム |
| 株価 | 3,177円(前日比 +40円・+1.28%) |
| 年間配当予想(2026年12月期) | 475円(中間30円+特別415円+期末30円) |
| 配当利回り | 14.95% |
| 普通配当だけの利回り | 1.89%(中間30円+期末30円=60円) |
| 最低投資額(100株) | 317,700円 |
| PER(会社予想) | 算出不可(通期業績予想を開示していないため) |
| PBR(実績) | 2.31倍 |
| ROE(実績) | 8.87% |
| 時価総額 | 約2兆4,790億円 |
| 発行済株式数 | 780,314,008株(2026年8月31日の自己株式消却後) |
| 年初来高値 / 安値 | 4,434円(1月23日)/ 2,110円(6月26日) |
| 決算期 | 12月期(IFRS) |
| 株主優待 | なし |
出所:Yahoo!ファイナンス・ネクソン公式IR(確認日:2026年9月16日)
配当475円の内訳|利回り14.95%の87%は一度きり
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いちばん大事な分解です。年間475円のうち、毎年続く普通配当は60円しかありません。残りの415円は今回限りの特別配当です。
■ 2026年12月期 配当475円の構成(株価3,177円に対する利回り)
バーの長さは475円に占める割合です。赤い部分が特別配当で、全体の87.4%を占めます。
つまり「配当利回り14.95%の高配当株」という見出しは、正確には「今年だけ13.06%の特別配当が乗った、普通配当利回り1.89%の株」です。この差を理解しないまま買うと、来年の配当明細を見て驚くことになります。
配当は3年で47.5倍に増えている
とはいえ、普通配当そのものも伸びています。特別配当を除いた推移を見ておきます。
■ 1株当たり年間配当の推移(円)
2023年12月期の10円から2026年12月期の475円まで、3年で47.5倍。ただし2026年12月期の475円のうち415円は特別配当です。普通配当だけで比べると10円→60円で6倍になります。
特別配当を取りに行くと、課税口座では理論上マイナスになる
ここがこの記事のいちばん伝えたい部分です。配当には権利落ちという現象があります。基準日の翌営業日、株価は配当の分だけ理論上下がります。
415円の配当を受け取り、株価が415円下がる。これだけなら差し引きゼロです。しかし課税口座では、配当に20.315%の税金がかかります。
⚠️ 100株(317,700円)で権利を取った場合の理論計算
| 項目 | 課税口座(特定口座) | NISA 成長投資枠 |
| 特別配当(税引前) | 41,500円 | 41,500円 |
| 源泉徴収(20.315%) | -8,431円 | 0円 |
| 受け取る配当(手取り) | 33,069円 | 41,500円 |
| 権利落ちによる株価下落(理論値) | -41,500円 | -41,500円 |
| 差し引き | -8,431円 | ±0円 |
配当だけを目当てに権利付最終日に買って、権利落ち日に売る。この動き方をすると、課税口座では税金の分だけ確実に不利になります。特別配当の金額が大きいほど、この差も大きくなります。
もちろん、権利落ち後の株価が理論値どおりに動くとは限りません。415円ちょうど下がることもあれば、需給次第でそれより小さく済むことも、大きく下げることもあります。ここで言いたいのは「税金という確実なマイナス」が先に存在するということです。
NISAの成長投資枠であれば配当は非課税なので、この不利はなくなります。特別配当のような大きな一括配当は、非課税口座の価値がいちばんはっきり出る場面です。NISAの枠の使い方は新NISA完全ガイド2026成長投資枠・つみたて投資枠の使い方にまとめています。
配当金受領方式の設定も忘れずに
NISA口座で配当を非課税で受け取るには、証券会社の配当金受領方式を「株式数比例配分方式」に設定しておく必要があります。設定していないと課税されます。権利付最終日の2026年9月28日までに確認してください。
2026年9月末の権利日程|受け取りは11月25日
もうひとつ見落としやすいのが、配当を実際に受け取るタイミングです。効力発生日は2026年11月25日。権利を取ってから約2か月あります。
📅 9月28日(月)
権利付最終日この日の大引けまでに買って保有
📅 9月29日(火)
権利落ち日理論上415円分下がる日
📅 9月30日(水)
基準日株主名簿に記載される日
📅 11月25日(水)
効力発生日配当が支払われる日
権利落ち日の9月29日に売っても配当の権利は残ります。ただし前の章で見たとおり、課税口座ではその動き方が税金の分だけ不利になります。
9月末の権利日程は他の銘柄も同じです。同じ2026年9月30日基準の中間配当を出す銘柄は、いすゞ配当利回り2026やアコム配当利回り2026でも取り上げています。
臨時決算という異例の手続き|なぜ必要だったのか
415円という配当は、普通に決算を待っていては払えませんでした。会社法では、配当は「分配可能額」の範囲内でしか出せません。
ネクソンは2026年6月30日を臨時決算日とする臨時計算書類を作成し、分配可能額を確保したうえで9月10日に配当を決議しました。開示されている単体の数字が、その事情を物語っています。
| 臨時計算書類(単体・2026年6月30日現在/同年1月1日〜6月30日) | 金額 |
| 資産合計 | 5,844億29百万円 |
| 純資産合計 | 5,796億66百万円 |
| 利益剰余金 | 4,660億円 |
| 売上高 | 26億99百万円 |
| 営業損失 | 21億31百万円 |
| 経常利益 | 3,668億01百万円 |
| 臨時期間純利益 | 3,462億05百万円 |
売上高26億99百万円に対して経常利益3,668億円。持株会社としての単体決算なので、事業会社から受け取る配当などが利益の中心になります。この利益を計上して初めて、約3,240億円の配当原資が整いました。
会社は開示文で「これまで蓄積された超過資金を解消する一時的な措置」と明記しています。今後の還元方針は「安定的・継続的な利益配当と機動的な自己株式取得」です。415円がもう一度出る前提で買うのは、会社の説明とずれた読み方になります。
通期予想を出さない会社なのでPERが計算できない
株探やYahoo!ファイナンスでネクソンのPERを見ると空欄になっています。バグではありません。会社が通期の業績予想を開示していないためです。
ネクソンはゲームの課金売上という性質上、通期の合理的な算定が難しいとして、四半期ごとにレンジ形式の予想を出す方式を取っています。
| 区分 | 実績・予想 |
| 2026年12月期 中間実績 (1〜6月) | 売上収益 2,733億円(前年同期比 +17.4%) 営業利益 894億円(同 +12.8%) 中間利益 869億円(同 +101.9%) |
| 2026年12月期 第3四半期 累計予想(1〜9月) | 売上収益 3,940億〜4,067億円(同 +12.1%〜+15.7%) 営業利益 1,121億〜1,217億円(同 -4.1%〜+4.2%) |
| 通期予想 | 非開示 |
中間利益が2倍になっているのは為替の影響が大きく、営業利益の伸びは12.8%です。第3四半期累計の営業利益予想はレンジの下限だと前年同期比マイナスになります。「絶好調だから特別配当が出た」という読み方は少し単純すぎます。
PERが出ない銘柄の見方については、高配当株選び方利回り2026【完全ガイド】で触れた「利回り以外の指標で裏を取る」考え方が役に立ちます。
自己株式1,323万株の消却もセットで実施済み
配当予想の修正と同じ2026年8月13日に、自己株式の消却も決議されています。還元策は配当だけではありません。
| 項目 | 内容 |
| 消却した株式数 | 13,238,900株 |
| 発行済株式総数に対する割合 | 1.7%(2026年7月31日現在) |
| 消却日 | 2026年8月31日 |
| 消却後の発行済株式総数 | 780,314,008株 |
| 補足 | 2026年7月31日現在で保有する自己株式の全部を消却 |
特別配当の総額3,240億円は、この消却後の株式数をもとに計算されています。自己株式を残したまま配当を出すと会社自身に払う分が発生するため、消却→配当という順番には意味があります。
当シリーズの高配当銘柄と並べるとどう見えるか
同じ2026年9月15日終値で、当サイトで取り上げてきた高配当銘柄と並べます。ネクソンは特別配当込みと普通配当だけの2行に分けました。
| 銘柄 | 株価 | 年配当 | 配当利回り | 最低投資額 |
| ネクソン(3659) 特別配当込み | 3,177円 | 475円 | 14.95% | 317,700円 |
| ネクソン(3659) 普通配当のみ | 3,177円 | 60円 | 1.89% | 317,700円 |
| SUBARU(7270) | 2,629円 | 116円 | 4.41% | 262,900円 |
| いすゞ自動車(7202) | 2,193円 | 94円 | 4.29% | 219,300円 |
| ホンダ(7267) | 1,675円 | 70円 | 4.18% | 167,500円 |
| 大和ハウス工業(1925) | 4,587円 | 178円 | 3.88% | 458,700円 |
| クレディセゾン(8253) | 4,600円 | 160円 | 3.48% | 460,000円 |
| 日本郵船(9101) | 7,234円 | 240円 | 3.32% | 723,400円 |
| トヨタ自動車(7203) | 3,021円 | 100円 | 3.31% | 302,100円 |
※すべて2026年9月15日終値・会社予想配当ベース。出所:Yahoo!ファイナンス
来年以降も毎年同じ配当を受け取りたい人にとって、この表で比べる相手はネクソンの14.95%ではなく1.89%のほうです。毎年の配当を積み上げる設計については高配当株おすすめ2026年最新版を参照してください。
買う前に確認したい4つのポイント
① 口座はどちらか
課税口座なら415円に20.315%の税金がかかります。NISA成長投資枠なら非課税です。判断が変わる差です。
② 保有期間の想定
権利だけ取って売るのか、事業を評価して持ち続けるのか。前者は税金分が確実に不利になります。
③ 来期の配当水準
会社は特別配当を「一時的な措置」と明記しています。来期は普通配当60円前後が基準になります。
④ 業績の中身
中間利益+101.9%は為替の寄与が大きく、営業利益は+12.8%です。第3四半期予想はレンジ下限だと減益です。
ネクソン配当利回り2026に関するFAQ
Q1. 配当利回り14.95%は来年も続きますか?
続きません。475円のうち415円は今回限りの特別配当です。会社は開示文で「一時的な措置」と明記しています。普通配当60円が続く前提だと、株価3,177円での利回りは1.89%になります。
Q2. いつまでに買えば特別配当を受け取れますか?
2026年9月28日(月)の大引けまでに買って保有していれば権利を得られます。9月29日(火)が権利落ち日、9月30日(水)が基準日です。
Q3. 配当金はいつ振り込まれますか?
効力発生日は2026年11月25日(水)です。権利を取ってから受け取りまで約2か月あります。
Q4. 権利付最終日に買って権利落ち日に売れば得しますか?
課税口座では理論上マイナスになります。配当415円から20.315%が引かれて手取りは330.69円ですが、株価は理論上415円下がります。100株なら差し引き8,431円のマイナスです。NISA成長投資枠なら理論上ゼロになります。
Q5. なぜ臨時決算が必要だったのですか?
会社法上、配当は分配可能額の範囲でしか出せないためです。ネクソンは2026年6月30日を臨時決算日とする臨時計算書類を作成し、単体の経常利益3,668億円を計上して分配可能額を確保しました。
Q6. PERが表示されないのはなぜですか?
会社が通期の業績予想を開示していないためです。四半期ごとにレンジ形式で予想を出す方式を取っており、通期の1株利益が確定しないのでPERが計算できません。
Q7. 株主優待はありますか?
ありません。ネクソンは株主優待制度を実施しておらず、還元は配当と自己株式取得で行っています。優待も欲しい場合は株主優待高利回りおすすめ2026【10選】を参照してください。
Q8. NISAで買えますか?
新NISAの成長投資枠の対象です。ただし配当を非課税で受け取るには、証券会社で配当金受領方式を「株式数比例配分方式」に設定する必要があります。権利付最終日までに確認してください。口座開設からの手順は高配当株投資始め方証券口座ガイド2026で解説しています。
📋 まとめ:ネクソン配当利回り2026の要点
ネクソン配当利回り2026は14.95%。ただしその87%は一度きりの特別配当415円で、基準日は2026年9月30日です。数字の大きさよりも、税金・権利落ち・受け取り時期の3点を先に確認してください。
- 株価3,177円・年475円で 配当利回り14.95%(2026年9月15日終値)
- 内訳は中間30円+特別415円+期末30円。特別配当が87.4%を占めます
- 普通配当60円だけで見ると 利回り1.89%
- 特別配当は 2026年9月10日に取締役会で正式決議。総額約3,240億円
- 基準日2026年9月30日(水)/権利付最終日は9月28日(月)
- 効力発生日は 2026年11月25日(水)。受け取りは約2か月後です
- 課税口座で権利だけ取ると 100株で理論上8,431円のマイナス
- NISA成長投資枠なら非課税で、理論上の差し引きはゼロになります
- 分配可能額の確保のため 2026年6月30日を臨時決算日とする臨時決算を実施
- 会社は特別配当を 「一時的な措置」 と明記。来期は普通配当が基準です
- 通期業績予想を開示していないため PERは算出できません
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出所:企業IR(確認日:2026年09月)
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