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AI投資実験リスク管理ドローダウンの記録を、38日分の終値で集計しました。実験の最大ドローダウンは-0.93%で、同じ期間の日経平均の-7.79%を大きく下回りました。ただし損切りは1回も発動しておらず、理由の大半は「現金が多かったこと」です。

📌 この記事でわかること

  • ドローダウンの意味と計算方法
  • 実験24営業日すべての評価額とドローダウン
  • 日経平均・TOPIX連動ETFとの最大ドローダウンの比較
  • ドローダウンが小さかった本当の理由(損切りではない)
  • 銘柄ごとの最大ドローダウン
  • ENEOSを買った9月18日から、リスクがどれだけ増えたか
  • 次の戦略記事で決めるリスク管理ルールの候補3つ

💰 現在のポートフォリオ(2026年9月18日終値で固定)

銘柄株数取得単価9/18終値評価損益損益率
伊藤忠商事
(8001)
13株1,963.5円2,306.5円+4,459円+17.47%
アステラス製薬
(4503)
10株2,290.0円2,383.5円+935円+4.08%
ENEOS
(5020)
20株1,431.5円1,431.5円±0円0.00%
現金―――22,944.5円―
合計―100,000円105,394円+5,394円+5.39%

※9月19日〜23日は土日と祝休日(9月22日は国民の休日)で休場のため、直近の終値は9月18日です。本日も売買はありません。仮想資金10万円・手数料は考慮していません。損益は記事作成時点で固定し、あとから書き換えません。

🗺️ この記事の全体像

① 最大ドローダウン

実験は-0.93%。日経平均は-7.79%、TOPIX連動ETFは-4.05%でした。

② 損切りは0回

下落を小さくしたのは損切りではなく、現金51.6%と銘柄の相殺です。

③ 最大の下落銘柄

アステラス製薬は高値から-7.99%。伊藤忠がほぼ同額を埋めました。

④ ここからが本番

現金は21.8%。全銘柄が損切りに届けばドローダウンは-6.17%です。

ドローダウンとは|最高値からの下落幅

リスク管理でいちばん実感に近い数字が、ドローダウンです。損益がプラスでも、途中でどれだけ減ったかは別に測る必要があります。

■ 計算式

ドローダウン = 現在の評価額 ÷ それまでの最高評価額 − 1

最大ドローダウン = 期間中でいちばん大きかったドローダウン

終値だけで計算

実験の売買は寄り付きと引けに限っています。日中の安値では売れないため、この記事では終値だけを使います。

現金も含めた全体で見る

銘柄ごとの下落ではなく、現金を含む10万円全体の評価額で計算します。現金が多いほど数字は小さくなります。

最高値は更新され続ける

評価額が最高値を更新すると、その日のドローダウンは0%に戻ります。基準がどんどん上がっていく指標です。

実験のルールはAI投資実験室のルール完全解説にまとめています。

24営業日の評価額とドローダウン全記録

8月18日の寄り付きで買ってから、9月18日の引けまでの全営業日です。9月18日以外は、現金51,574.5円+伊藤忠13株+アステラス10株で計算しています。

日付評価額(終値)それまでの最高値ドローダウン
8/18100,686.0円100,686.0円0.00%
8/19100,645.5円100,686.0円-0.04%
8/20101,806.5円101,806.5円0.00%
8/21102,484.5円102,484.5円0.00%
8/24103,167.0円103,167.0円0.00%
8/25103,258.5円103,258.5円0.00%
8/26103,573.5円103,573.5円0.00%
8/27102,849.5円103,573.5円-0.70%
8/28102,794.0円103,573.5円-0.75%
8/31102,693.5円103,573.5円-0.85%
9/1103,650.0円103,650.0円0.00%
9/2103,510.5円103,650.0円-0.13%
9/3104,500.5円104,500.5円0.00%
9/4103,781.5円104,500.5円-0.69%
9/7104,043.0円104,500.5円-0.44%
9/8103,980.5円104,500.5円-0.50%
9/9103,831.5円104,500.5円-0.64%
9/10103,523.5円104,500.5円-0.93%
9/11103,801.5円104,500.5円-0.67%
9/14104,926.0円104,926.0円0.00%
9/15104,897.5円104,926.0円-0.03%
9/16104,902.0円104,926.0円-0.02%
9/17106,034.5円106,034.5円0.00%
9/18105,394.0円106,034.5円-0.60%

※9月18日はENEOS20株(引けで28,630円)を加え、現金は22,944.5円。出所:Yahoo!ファイナンス時系列データから当サイト算出(確認日:2026年9月22日)。

■ ドローダウンが大きかった上位4日

9/10-0.93%
8/31-0.85%
8/28-0.75%
8/27-0.70%

最大の下落は9月3日の104,500.5円から9月10日の103,523.5円までの977円でした。最高値を更新できなかった期間は、9月4日から11日までの6営業日です。

日経平均・TOPIX連動ETFとの比較

同じ8月18日の寄り付きで、10万円を指数に入れていた場合と並べます。

運用先最大ドローダウン最も下がった日9/18時点の騰落率
AI投資実験
(個別株+現金)
-0.93%9月10日+5.39%
日経平均
(8/18始値68,847.35円)
-7.79%9月15日-5.56%
TOPIX連動型上場投信(1306)
(8/18始値435.0円)
-4.05%8月19日-2.00%

※指数側は8月18日始値を100,000円とし、終値ベースで当サイトが計算。

■ 最大ドローダウンの比較

日経平均-7.79%
TOPIX ETF-4.05%
AI投資実験-0.93%

日経平均は実験開始の8月18日始値が高値圏で、そこから一度も戻っていません。9月15日の63,484.10円が底で、始値から-7.79%でした。指数の使い方はAI投資実験のセクター選定戦略でも触れています。

ドローダウンが小さかった本当の理由

数字だけ見ると、リスク管理がうまくいったように見えます。しかし38日間で損切りは1回も発動していません。理由を正直に分解します。

① 現金が51.6%あった

9月17日まで、資金の半分以上は現金でした。3銘柄目のエントリーを先送りし続けた結果で、狙って残した現金ではありません。

② 伊藤忠が上がり続けた

伊藤忠商事の最大ドローダウンは-2.68%だけでした。取得から+17.47%まで、大きな押し目がないまま上がっています。

③ 2銘柄が打ち消し合った

アステラス製薬が下げた期間に、伊藤忠がほぼ同じ額だけ上がりました。分散が偶然うまく働いた形です。

8月26日〜9月10日:2銘柄の損益がほぼ相殺

アステラス製薬が高値2,420.5円から2,227円まで下げた期間を切り出します。

銘柄8/26終値9/10終値株数評価額の変化
アステラス製薬2,420.5円2,227.0円10株-1,935円
伊藤忠商事2,138.0円2,283.0円13株+1,885円
ポートフォリオ全体103,573.5円103,523.5円―-50円

アステラス製薬だけを見れば-7.99%の下落でしたが、全体では50円しか減っていません。ただし、2銘柄が逆に動いたのは結果であって、そうなるように選んだわけではありません。伊藤忠が横ばいだった場合、全体は約1,935円(約1.87%)減っていた計算です。損切りの考え方はAI投資実験室の損切りルールにまとめています。

銘柄ごとの最大ドローダウン

保有期間中の終値で、各銘柄が高値からどれだけ下げたかを並べます。ENEOSは9月18日に買ったため、買う前の値動きを参考として載せます。

銘柄最大ドローダウン高値(日付)安値(日付)現在の損切りライン
伊藤忠商事(8001)-2.68%2,370.0円(9/17)2,306.5円(9/18)2,176円
アステラス製薬(4503)-7.99%2,420.5円(8/26)2,227.0円(9/10)2,100円
ENEOS(5020)※参考-4.62%1,472.0円(9/10)1,404.0円(9/15)1,363円

アステラス製薬の-7.99%は、損切りライン2,100円まであと約6%の位置まで下げたことを意味します。この銘柄は取得単価より上にいる今も損切りを2,100円に置いたままで、次に説明する「1銘柄2%」の目安を超えています。銘柄の選定理由はアステラス製薬の投資根拠で公開しています。

ENEOS購入後のリスク|現金21.8%でどこまで下がるか

9月18日の引けでENEOSを20株買い、保有は上限の3銘柄になりました。ここから先のドローダウンは、これまでとは条件が違います。

銘柄9/18終値損切りライン終値からの距離届いた場合の損失初期資金比
伊藤忠商事2,306.5円2,176円-5.66%1,696.5円1.70%
アステラス製薬2,383.5円2,100円-11.89%2,835円2.84%
ENEOS1,431.5円1,363円-4.79%1,370円1.37%
合計―――5,901.5円5.90%

全銘柄が損切りに届いた場合

評価額は105,394円から99,492.5円へ。9月17日の最高値106,034.5円からのドローダウンは-6.17%で、これまでの最大-0.93%の約6.6倍です。

日経平均と同じだけ下げた場合

株式部分82,449.5円が、日経平均の最大ドローダウンと同じ7.79%下げると約6,423円の減少です(値動きが指数と同じと仮定した概算)。

今の構成で過去を計算すると

現在の3銘柄と現金を8月18日から持っていたと仮定すると、最大ドローダウンは-1.21%(9月3日→4日)でした。値動きの小さい1か月だったことも分かります。

これまでの-0.93%は、現金が多かった期間の数字です。株式比率が約78%になった今は、同じ相場でも下落幅が大きくなります。1銘柄の上限3万円の考え方はAI投資実験のポジションサイジングで説明しています。

株価予測システムとの照合(9月22日版)

株価予測システムのday1・week1・month1予測も補助情報として確認しました。9月22日は休場のため、基準価格は9月18日終値です。

銘柄day1順位week1順位month1順位予測の損切り実験の損切りATR%
伊藤忠商事5位/5122位10位2,194円2,176円2.45%
ENEOS2位/5125位3位1,349円1,363円2.87%
日経平均51位51位51位62,445円―1.98%

※アステラス製薬(4503)は予測システムの対象外です。

ENEOSの損切りまでの距離-4.79%は、ATR2.87%の約1.7日分です。1日の平均的な値幅の2日分に満たないため、通常の値動きで損切りに触れやすい位置にあります。一方で伊藤忠は約2.3日分の余裕があります。予測システムの使い方は株価予測AIと投資判断の組み合わせ方で解説しています。

次の戦略記事で決めるリスク管理ルールの候補

38日間の記録から、足りていないものが3つ見えました。ルールの変更は週末の戦略記事で決める約束なので、ここでは候補として示します。

候補① 全体の許容ドローダウン

ポートフォリオ全体で最高値から-5%(約5,300円)に達したら、新規の買いを止める。銘柄ごとの損切りとは別に、全体の歯止めを持つ案です。

候補② 1銘柄2%の是正

アステラス製薬の想定損失2,835円は2%(2,000円)を超えています。損切りを2,184円前後(9月18日終値から2,000円分)まで引き上げるか、株数を減らすかを判断します。

候補③ ATR基準の損切り幅

ENEOSのように損切りまでの距離がATRの2日分未満の銘柄は、ラインが近すぎないかを見直します。狭すぎる損切りは、ただの値動きで刈られます。

正直な反省:この38日間の小さなドローダウンは、判断の結果ではなく「動かなかった結果」です。現金を多く持っていれば下落は小さくなりますが、そのぶん上昇も取れません。リスク管理の本当の評価は、株式比率が約78%になったこれからの相場で決まります。

9月28日(月)は中間配当の権利付最終日で、保有3銘柄はいずれも9月末が中間配当の基準日です。権利落ちで株価が下がる日も、ドローダウンとして記録していきます。

AI投資実験リスク管理ドローダウンに関するFAQ

Q1. ドローダウンとは何ですか?

資産がそれまでの最高値からどれだけ下がったかを示す数字です。「(現在の評価額÷それまでの最高評価額)−1」で計算します。最大ドローダウンは、期間中でいちばん大きかった下落幅のことです。

Q2. この実験の最大ドローダウンはいくらですか?

終値ベースで-0.93%です。9月3日の104,500.5円から9月10日の103,523.5円まで、977円下がったのが最大でした。同じ期間に10万円を日経平均に入れていた場合の最大ドローダウンは-7.79%でした。

Q3. ドローダウンが小さかったのは損切りのおかげですか?

違います。38日間で損切りは1回も発動していません。主な理由は、資金の半分以上(51.6%)を現金で持っていたことと、伊藤忠商事の上昇がアステラス製薬の下落をほぼ打ち消したことの2つです。

Q4. ENEOSを買ってからリスクは増えましたか?

増えました。現金比率が51.6%から21.8%に下がり、株式の比率は約78%になりました。3銘柄すべてが損切りラインに届いた場合の損失は5,901.5円で、9月17日の最高評価額からのドローダウンは-6.17%になります。

Q5. 日中の値動きは含まれていますか?

含まれていません。この記事のドローダウンはすべて終値で計算しています。実験の売買は寄り付きと引けに限っているため、日中の安値では売買できないルールです。

Q6. 個人投資家がまねできることはありますか?

現金の比率を決めておくことと、1銘柄の最大損失を資金の何%までにするかを先に決めておくことです。この実験では1銘柄2%(2,000円)を目安にしていますが、アステラス製薬は2,835円でこれを超えています。

📋 まとめ:AI投資実験リスク管理ドローダウンの記録

実験38日目までの最大ドローダウンは-0.93%で、日経平均の-7.79%を大きく下回りました。ただしそれは損切りの成果ではなく、現金51.6%と2銘柄の相殺による結果です。ENEOSを買って株式比率が約78%になった今から、リスク管理が本当に試されます。

  • 最大ドローダウンは -0.93%(9/3→9/10・977円)、終値ベース
  • 同じ期間の 日経平均は-7.79%、TOPIX連動ETFは-4.05%
  • 38日間で 損切りの発動は0回
  • 理由は 現金51.6% と 伊藤忠の上昇がアステラスの下落を相殺 したこと
  • アステラス製薬の最大ドローダウンは -7.99%、全体への影響は-50円
  • ENEOS購入後は 現金21.8%・想定最大損失5,901.5円
  • 全銘柄が損切りに届けば ドローダウンは-6.17%
  • アステラスの想定損失 2,835円は1銘柄2%の目安を超過
  • ルール変更の候補3つは 次の週末の戦略記事で判断

🔗 一次情報で確認する

出所:Yahoo!ファイナンス(伊藤忠商事・アステラス製薬・ENEOS・日経平均・TOPIX連動型上場投信の時系列データ)/当サイトの株価予測システム(2026年9月22日版)。確認日:2026年9月22日。

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※本記事は仮想資金による投資実験の記録であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。記載の株価・損益は2026年9月18日終値時点のものです。株価予測システムの予測は参考情報であり、将来の値動きを保証するものではありません。

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