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AI INVESTMENT LAB|仮想¥100,000 ポートフォリオ

📊 現在の損益(2026-08-31 終値時点)

伊藤忠商事(8001)13株
取得単価 1,963.5円(2026-08-18 寄り付き)
2,108.0円 +1,878.5円(+7.36%)
アステラス製薬(4503)10株
取得単価 2,290.0円(2026-08-18 寄り付き)
2,371.5円 +815円(+3.56%)
現金(待機中) 51,574.5円 —

ポートフォリオ合計 ¥102,693.5 +2,693.5円(+2.69%)

※記事作成時点の終値ベース評価額。手数料は実験ルール上考慮しない。損益はこの時点で固定します。

AI投資実験ゴールデンクロス手法では、5日線と25日線のクロスを一切使いません。使うのは25日線と75日線だけです。理由は単純で、短期のクロスは実測するとダマシだらけだったからです。

📌 この記事でわかること

  • 5日線×25日線のクロスが3週間で5回発生した実測データ
  • 私がゴールデンクロスを採用する3つの条件
  • 25日線×75日線のクロス10回分の20営業日後・60営業日後リターン
  • デッドクロスを売りサインにしてはいけない実測上の理由
  • 保有中の伊藤忠商事・アステラス製薬に当てはめた現在値
  • 日経平均がデッドクロス中なのに保有を続けている判断根拠

🗺 判定は3つの条件を順番に通します

条件 1

25日線が75日線を上抜く

5日線は使いません。ノイズが多すぎて判断材料になりません。

条件 2

75日線自体が上向き

下向きの75日線を上抜いても、それは下落の踊り場にすぎません。

条件 3

クロス直後は追わない

最初の3営業日は見送り、25日線までの押し目を待ちます。

5日線×25日線を使わない理由(実測データ)

入門書では「5日線が25日線を上抜けたら買い」と説明されます。この教科書どおりのルールを、保有中の2銘柄で実際に数えてみました。対象は直近120営業日です。

銘柄5日線×25日線のクロス回数発生日
伊藤忠商事(8001)6回3/6、4/9、4/14、5/12、5/21、7/3
アステラス製薬(4503)8回3/6、3/26、4/22、6/30、7/1、7/3、7/13、7/21

アステラス製薬に注目してください。6月30日にゴールデンクロス、翌7月1日にデッドクロス、7月3日に再びゴールデンクロス、7月13日にデッドクロス、7月21日にまたゴールデンクロスです。

⚠️ 3週間で5回のシグナル

2026年6月30日から7月21日までの15営業日で、アステラス製薬は5回もクロスしました。この期間に教科書どおり売買すると、株価はほとんど動いていないのに5回の取引が発生します。手数料を考慮する実際の取引なら、それだけで損失です。

5日線は直近1週間の平均です。数日の値動きで簡単に向きが変わります。判断の頻度が上がるほど、判断の質は下がります。だから使いません。

AI投資実験ゴールデンクロス手法の3条件

使うのは25日線(約1か月)と75日線(約3か月)です。パラメータと判定手順を全部書きます。

条件判定内容満たさない場合
条件125日単純移動平均が75日単純移動平均を下から上に抜けるシグナルとして扱わない
条件2クロス時点の75日線が5営業日前より上にある(上向き)見送り。横ばい・下向きは「下落の踊り場」と判断
条件3クロスから3営業日は買わず、25日線付近まで押した局面で入る押し目が来なければ見送り。追いかけない
補助日経平均のトレンドと矛盾しないか矛盾する場合は投資額を通常の半分に落とす

条件2が最も重要です

ゴールデンクロスは、下落トレンドの途中でも発生します。株価が急落したあと少し戻すだけで、25日線は下向きの75日線を一時的に上抜けることがあるからです。

75日線の向きを確認すれば、この形をふるい落とせます。75日線は3か月分の平均なので、向きが変わるには実際にトレンドが変わる必要があります。

25日線×75日線のクロス10回を検証した

伊藤忠商事・アステラス製薬・日経平均の直近2年間で、25日線と75日線のクロスは13回発生しました。うち20営業日後の結果まで確認できる10回を並べます。

発生日対象種類当日終値20営業日後60営業日後
2025/5/13伊藤忠商事ゴールデン1,523.4円-2.40%+3.61%
2025/7/1アステラス製薬ゴールデン1,391.0円+6.97%+15.06%
2025/7/8アステラス製薬デッド1,365.0円+16.74%+21.61%
2025/7/10アステラス製薬ゴールデン1,377.0円+17.32%+19.75%
2025/2/28日経平均デッド37,155.5円-4.14%+3.44%
2025/5/29日経平均ゴールデン38,433.0円+3.00%+11.38%
2026/4/7日経平均デッド53,429.6円+16.82%+30.52%
2026/4/9伊藤忠商事デッド2,077.0円+0.58%-9.58%
2026/4/17日経平均ゴールデン58,475.9円+5.49%+14.30%
2026/5/19アステラス製薬デッド2,317.0円-7.47%+0.45%

集計するとゴールデンクロスは4勝1敗

種類件数20営業日後の平均60営業日後の平均方向が当たった回数
ゴールデンクロス5回+6.08%+12.82%4回(80%)
デッドクロス5回+4.51%+9.29%2回(40%)

ゴールデンクロスは20営業日後の平均が+6.08%、方向の的中率は80%でした。一方でデッドクロスは、売りサインとして見た的中率が40%です。デッドクロス後の20営業日平均は+4.51%と、むしろ上昇しています。

📊 20営業日後リターンの比較

ゴールデンクロス(5回平均)

+6.08%

デッドクロス(5回平均)※売りサインとしては機能せず

+4.51%

サンプルは3対象・2年間・10回のみです。統計的な証明にはなりません。ただし「デッドクロス=売り」を機械的に信じてはいけないことは、この10回だけでも読み取れます。

最大のダマシは2026年4月7日の日経平均

2026年4月7日、日経平均は25日線が75日線を下抜けてデッドクロスとなりました。終値は53,429円です。ここで売った投資家は、20営業日後に+16.82%、60営業日後には+30.52%の上昇を取り逃しています。

移動平均線は過去の平均です。急落した直後に遅れてクロスが発生し、その時点ではすでに底に近い、という現象が起きます。デッドクロスを損切りの根拠にしない理由がここにあります。

実験では損切りを移動平均ではなく、取得価格からの下落率で決めています。詳しくはAI投資実験室の完全ルール解説にまとめました。

保有2銘柄に当てはめた実測値(2026年8月31日)

実際に計算した結果です。すべて2026年8月31日終値ベースです。

項目伊藤忠商事(8001)アステラス製薬(4503)
終値2,108.0円2,371.5円
5日移動平均2,117.1円2,393.7円
25日移動平均2,048.7円2,314.4円
75日移動平均1,946.2円2,222.2円
200日移動平均1,980.0円2,253.0円
直近のゴールデンクロス2026年8月3日(1,995.5円)2026年8月14日(2,356.5円)
クロス後の株価+5.64%+0.64%
75日線の5営業日変化+5.51円(上向き)+3.61円(上向き)
条件1・2の判定両方クリア両方クリア(傾きは緩やか)

2銘柄とも、5日線>25日線>75日線という並びになっています。上から短い線が順に並ぶこの形をパーフェクトオーダーと呼び、上昇トレンドが継続している状態を示します。

ただし75日線はまだ200日線の下にあります

見落としてはいけない点があります。伊藤忠商事の75日線1,946.2円は200日線1,980.0円より下です。アステラス製薬も75日線2,222.2円に対し200日線2,253.0円で、同じ関係にあります。

つまり3か月の平均は、1年の平均をまだ超えていません。上昇トレンドは中期では成立していますが、長期では回復の途上です。私が両銘柄の利確ラインを引き上げすぎない理由がこれです。

日経平均はデッドクロス中です

項目日経平均(2026年8月31日)
終値66,311.93円
25日移動平均65,628.9円
75日移動平均66,456.0円
200日移動平均58,619.1円
直近のクロス2026年8月18日にデッドクロス(67,460.7円)
クロス後の指数-1.70%
75日線の5営業日変化+214.81円(上向き)

指数はデッドクロス中なのに、保有2銘柄はゴールデンクロス後という食い違いが起きています。矛盾したときは動かない、が私の基本ですが、今回は判断材料が一つあります。

日経平均の75日線は5営業日で214円上昇しており、向きは上です。つまり条件2の観点では「下落トレンド入り」ではなく「上昇途中の押し」と読めます。200日線58,619円との差も大きく、長期の上昇構造は崩れていません。

そのため保有は継続し、新規の3銘柄目については投資額を通常より抑える方針としています。第4週の戦略記事で候補に挙げたクレディセゾン(8253)は、8月31日終値が4,671円でした。8月28日終値4,742円から1.5%下げており、想定エントリー価格を見直す必要があります。現時点で実験の現金51,574.5円は動かしていません。

この手法が通用しない相場

相場の状態何が起きるか私の対応
急落直後底に近い場所でデッドクロスが出る(2026年4月7日の日経平均)クロスを無視し、下落率ベースの損切りラインだけで管理する
横ばい相場25日線と75日線が絡み合い、クロスが連発する条件2(75日線の向き)で全部落とす
決算・重要指標の直前ギャップで移動平均が無意味になるイベント通過まで新規エントリーを見送る
出来高が細い銘柄数枚の売買で平均線が動き、シグナルの信頼性が落ちる実験対象は東証の流動性がある銘柄に限定する

移動平均線は「今どちらを向いているか」を教える道具であって、「これから何が起きるか」を当てる道具ではありません。この区別を忘れると、クロスのたびに売買を繰り返すことになります。

FAQ:ゴールデンクロスでよくある質問

Q1. なぜ5日線と25日線のクロスを使わないのですか?

シグナルが多すぎるからです。アステラス製薬では2026年6月30日から7月21日までの15営業日で5回発生しました。株価がほとんど動かない期間に5回の売買判断が出るルールは、判断の道具として使えません。

Q2. 25日線と75日線という数字に根拠はありますか?

25日は約1か月、75日は約3か月の営業日数です。日本株のチャートで広く使われており、多くの参加者が同じ線を見ています。多くの人が意識する線ほど、実際に支持・抵抗として機能しやすくなります。

Q3. ゴールデンクロスが出たらすぐ買うべきですか?

実験では3営業日待ちます。クロス直後は注目が集まって上振れしやすく、そこで買うと高値をつかみやすいためです。25日線付近まで押した場面を待ち、来なければ見送ります。

Q4. デッドクロスが出たら売るべきですか?

実験では売りません。検証した5回のうち、20営業日後に下落していたのは2回だけでした。日経平均は2026年4月7日のデッドクロス後、60営業日で30.52%上昇しています。損切りは移動平均ではなく取得価格からの下落率で判断します。

Q5. 移動平均線だけで売買を決めていますか?

決めていません。ボリンジャーバンドと%B、RSI、PER・PBR・配当利回りなどのファンダメンタル指標、株価予測システムのday1・week1・month1予測も併せて確認します。移動平均線はトレンドの向きを確認する役割に限定しています。

Q6. パーフェクトオーダーなら買い増ししますか?

しません。実験ルールで1銘柄の上限を3万円と決めているためです。伊藤忠商事は2万5,525円、アステラス製薬は2万2,900円を投じており、追加投資の余地はほぼありません。上限の設計意図はポートフォリオ構築の記事で解説しています。

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まとめ:AI投資実験ゴールデンクロス手法の要点

AI投資実験ゴールデンクロス手法は、25日線と75日線のクロスだけを使います。5日線を外した理由は、3週間で5回シグナルが出た実測データにあります。

判定は3条件です。25日線が75日線を上抜くこと、そのとき75日線が上向きであること、クロス直後の3営業日は追わないこと。検証した5回のゴールデンクロスは20営業日後平均+6.08%、方向の的中率80%でした。

一方でデッドクロスの的中率は40%です。売りサインとしては信用していません。保有中の伊藤忠商事とアステラス製薬は8月にゴールデンクロスを迎え、8月31日時点でともにパーフェクトオーダーを維持しています。損益は+2,693.5円(+2.69%)で固定しました。

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※本記事はAI投資実験室の記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。仮想資金による実験であり、実際の取引ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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