📈 キヤノン(7751)株価チャート
¥4,605 +18(+0.39%)出典: Yahoo Finance Japan / 終値・日足(約3ヶ月)/ 2026-10-01 09:04 更新
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キヤノン配当利回り2026は3.49%です。2026年12月期の年間配当は160円の予想で、前期と同じ据え置きになります。注目したいのは「配当金額を下げることなく、配当性向40%を目途に」という会社の言い回しです。増配は止まる一方、減らさない約束は残ります。9月の権利取りが終わった今だからこそ効く12月決算銘柄の数字を、2026年9月28日終値ベースで整理します。
📌 この記事でわかること
- 2026年9月28日終値ベースの配当利回りと主要指標
- 年160円が「増配ストップ」でも減配しにくいと読める理由
- 配当性向40%目途という方針と、予想40.1%の距離
- 7月27日の上方修正で何がどれだけ増えたか
- 4事業のうち、どこが稼いでどこが減っているか
- 2,000億円の自社株買いが利回りに与える影響
- 12月28日が権利付最終日になる年末スケジュール
- 他の12月決算・高配当株との比較と、買う前の注意点4つ
🗺️ この記事の全体像
① 利回り
株価4,587円・年160円で3.49%。100株は458,700円です。
② 増配はストップ
80円→160円の5期連続増配が2026年は据え置きに変わります。
③ 配当の物差し
「下げずに配当性向40%目途」。予想は40.1%とほぼ一致します。
④ 注意点
1単元45万円超。メディカルとインダストリアルは減益です。
キヤノン配当利回り2026の基本データ
2026年9月28日(月)の終値ベースで整理します。
| 項目 | 2026年9月28日終値ベース |
| 証券コード / 市場 | 7751 / 東証プライム(電気機器) |
| 株価 | 4,587円(前営業日比 -26円・-0.56%) |
| 年間配当予想(2026年12月期) | 160円(中間80円+期末80円) |
| 配当利回り | 3.49% |
| 最低投資額(100株) | 458,700円 |
| EPS(会社予想) | 398.84円(前期比 +8.5%) |
| PER(会社予想EPSで計算) | 11.50倍 |
| PBR(実績) | 1.12倍 |
| 配当性向(予想) | 約40.1%(160円÷398.84円) |
| ROE(実績) | 9.66% |
| 株主資本比率 | 54.6%(2026年6月末) |
| 時価総額 | 約6.1兆円 |
| 発行済株式数 | 13億3,376万3,464株(うち自己株式 4億8,442万4,702株) |
| 直近6か月の高値 / 安値 | 4,750円 / 4,005円(当サイト集計) |
| 権利確定月 | 6月末(中間)・12月末(期末) |
| 株主優待 | なし(当サイト確認の範囲) |
出所:キヤノン 2026年12月期 第2四半期(中間期)決算短信(2026年7月27日)/Yahoo!ファイナンス(株価・PBR・ROE)。確認日:2026年9月29日。PERと配当性向は当サイトが会社予想EPSから計算しました。
キヤノンは複合機・レーザープリンターのプリンティング、CT や MRI などのメディカル、カメラを中心としたイメージング、半導体露光装置などのインダストリアルという4つの事業を持つ会社です。米国会計基準で決算を開示しています。
配当推移|80円から160円へ戻したあとの「据え置き」
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年間配当を8期分並べます。2020年12月期に大きく減らし、そこから5期かけて元の水準へ戻した形です。
| 決算期 | 年間配当 | 前期比 | メモ |
| 2019年12月期 | 160円 | − | このあと減配 |
| 2020年12月期 | 80円 | -80円 | 半減 |
| 2021年12月期 | 100円 | +20円 | 増配1期目 |
| 2022年12月期 | 120円 | +20円 | 増配2期目 |
| 2023年12月期 | 140円 | +20円 | 増配3期目 |
| 2024年12月期 | 155円 | +15円 | 増配4期目 |
| 2025年12月期 | 160円 | +5円 | 2019年の水準に復帰 |
| 2026年12月期(予想) | 160円 | ±0円 | 据え置き |
出所:キヤノン 2026年12月期 第2四半期決算短信(2025・2026年)/IRBANK・Yahoo!ファイナンス(2019〜2024年)。確認日:2026年9月29日。
増配は5期で止まります。ここだけ見ると魅力が薄れたように見えます。ただし見るべきは金額よりも会社の言い回しです。
決算短信の配当欄には、こう書かれています。「配当金額を下げることなく、配当性向40%を目途に安定的かつ積極的な利益還元の方針のもと、今後の業績動向及び財務状況を踏まえながら適宜見直してまいります」。
「下げることなく」という言葉が先に来ています。増やすかどうかは業績しだい、しかし減らす方向は想定していない、という読み方ができます。5期連続で増やしたあとの据え置きは、方針が変わった合図というより、160円という水準を固めにいった段階と受け取れます。
配当性向40%目途と予想40.1%はどれだけ近いか
2026年12月期の会社予想EPSは398.84円です。年160円を割ると40.1%になります。方針として掲げた数字とほぼ同じです。
2025年12月期の配当性向はYahoo!ファイナンス掲載値、2026年12月期は当サイトが会社予想EPSから計算した値です。2024年12月期は当サイトの概算です。
配当性向が下がっているのは、配当が据え置きのまま利益が増える見込みだからです。EPS予想は前期比8.5%増の398.84円です。利益が増えて配当性向が目途を下回ると、翌期の増配余地が生まれます。
逆の見方もできます。目途の40%ちょうどまで配当を出しているなら、利益が減った年は配当性向が跳ね上がります。配当性向が100%を超えても配当を維持する会社の例は、武田薬品配当利回り2026で詳しく見ています。
2026年12月期の業績|7月27日に上方修正
中間期の実績と、7月27日に引き上げた通期予想をまとめます。
| 項目 | 2026年中間期 | 前年同期比 | 2026年通期予想 | 前期比 |
| 売上高 | 2兆2,745億円 | +3.5% | 4兆8,000億円 | +3.8% |
| 営業利益 | 2,306億円 | +7.6% | 4,650億円 | +2.1% |
| 税引前利益 | 2,521億円 | +13.4% | 4,920億円 | +2.1% |
| 株主帰属純利益 | 1,712億円 | +9.8% | 3,400億円 | +2.4% |
| EPS | 197.51円 | +16.8% | 398.84円 | +8.5% |
出所:キヤノン 2026年12月期 第2四半期(中間期)決算短信(2026年7月27日)。確認日:2026年9月29日。
EPSの伸び(+16.8%・+8.5%)が純利益の伸び(+9.8%・+2.4%)より大きい点に注目してください。自社株買いで株数が減っているからです。期中平均株式数は前年中間期の9億2,162万株から8億6,670万株へ、5.9%減りました。
通期予想は7月27日に引き上げられました。株探の速報によると、税引前利益を2%の上方修正です。理由は円安が想定より進んだことと、米国の関税還付金です。つまり本業の伸びというより外部要因が中心で、そこは割り引いて読む必要があります。
4事業の中身|カメラが伸び、医療と半導体装置が沈む
中間期のセグメント別の数字です。会社全体では増益でも、事業ごとの向きはバラバラです。
| セグメント | 売上高 | 前年同期比 | 営業利益 | 前年同期比 |
| プリンティング | 1兆2,399億円 | +1.5% | 1,575億円 | +5.0% |
| イメージング | 5,527億円 | +16.9% | 976億円 | +38.8% |
| メディカル | 2,774億円 | -0.7% | 83億円 | -29.2% |
| インダストリアル | 1,452億円 | -9.1% | 174億円 | -33.1% |
出所:キヤノン 2026年12月期 第2四半期決算短信 セグメント情報。セグメント間売上を含む金額です。確認日:2026年9月29日。
配当を支えているのはプリンティングです。営業利益1,575億円は4事業合計の6割超にあたります。売上の伸びは1.5%と地味ですが、売上原価が1.2%減ったため利益が増えました。
伸びが目立つのはイメージングです。営業利益は38.8%増えました。ただし研究開発費も35.0%増やしています。今の利益を来期以降につなぐための投資が同時に走っている状態です。
心配なのは残りの2つです。メディカルは営業利益が29.2%減、インダストリアルは33.1%減でした。インダストリアルは半導体露光装置などを含み、顧客の設備投資の波に左右されます。高配当株選び方利回り2026でも触れたとおり、利回りだけでなく利益の出どころが何本あるかを見ておくと判断がぶれにくくなります。
2,000億円の自社株買いが利回りに効く仕組み
キヤノンは2026年1月29日に自社株買いを発表しました。内容は上限5,400万株・2,000億円、取得期間は2026年1月30日から2027年1月29日までです。
発行済株式数
13億3,376万3,464株。この数字は2025年末から変わっていません。
自己株式
2025年末 4億5,514万株 → 2026年6月末 4億8,442万株。半年で2,929万株増えました。
上限に対する進み方
2,929万株は上限5,400万株の54.2%です(当サイト計算)。
配当への影響
自己株式に配当は出ません。総額が同じなら1株あたりの配当は出しやすくなります。
自己株式は発行済株式数の36.3%に達しています。実際に市場に出ている株はおよそ8億4,934万株です。株数が減れば1株あたり利益が増え、同じ配当性向でも1株配当を増やしやすくなります。
ただし自社株買いは会社の裁量です。業績や財務状況しだいで取得ペースは変わります。上限まで必ず買うという約束ではない点は押さえておいてください。
12月権利のスケジュール|権利付最終日は12月28日
2026年12月期の期末配当80円を受け取るための日程です。2026年の大納会は12月30日(水)で、東証は12月31日から2027年1月3日まで休場します。
📅 12月28日(月)
権利付最終日この日の取引終了時点で保有していれば期末配当の権利を得られます
📅 12月29日(火)
権利落ち日この日に買っても期末配当は受け取れません。理論上は配当分だけ株価が下がります
📅 12月30日(水)
大納会2026年最後の売買立会日です
📅 12月31日(木)
権利確定日株主名簿が確定します。東証は休場です
中間配当80円は6月末が基準日で、支払開始日は2026年8月25日でした。2026年から買う人が次に受け取れるのは期末の80円です。
権利落ち日には、理論上は配当の分だけ株価が下がります。80円は9月28日終値4,587円の1.74%にあたります。権利取りだけを狙う短期売買が期待どおりに行きにくいのはこのためです。9月末の権利落ちで実際に何が起きたかは、当サイトのAI投資実験室の損切りルールと同じシリーズで記録しています。
株価水準ごとの利回り早見表
年160円は据え置き予想です。買う株価が変われば利回りは次のように動きます。
| 株価 | 配当利回り | 100株の投資額 | 100株の年間配当 |
| 4,000円 | 4.00% | 400,000円 | 16,000円 |
| 4,200円 | 3.81% | 420,000円 | 16,000円 |
| 4,400円 | 3.64% | 440,000円 | 16,000円 |
| 4,587円(9月28日終値) | 3.49% | 458,700円 | 16,000円 |
| 4,750円 | 3.37% | 475,000円 | 16,000円 |
| 5,000円 | 3.20% | 500,000円 | 16,000円 |
直近6か月の安値は4,005円でした(当サイト集計)。そこまで下がれば利回りはちょうど4%に届きます。配当額が動かない銘柄では、利回りは買値でほぼ決まります。
他の12月決算・高配当株との比較
9月の権利取りが終わったあと、次の権利は12月末です。12月決算のおもな銘柄と並べます。すべて2026年9月28日終値ベースです。
| 銘柄 | 株価 | 年間配当予想 | 配当利回り | 100株の投資額 |
| キヤノン(7751) | 4,587円 | 160円 | 3.49% | 約45.9万円 |
| JT(2914) | 6,850円 | 272円 | 3.97% | 約68.5万円 |
| ブリヂストン(5108) | 3,832円 | 125円 | 3.26% | 約38.3万円 |
| 花王(4452) | 3,497円 | 78円 | 2.23% | 約35.0万円 |
出所:Yahoo!ファイナンス(株価・配当予想・利回り)。確認日:2026年9月29日。キヤノンの利回りは当サイトが終値と配当予想から計算しました。
利回りだけならJTが上です。ただしJTは配当性向が81.4%(2025年12月期)と高く、利益が減ったときの余裕はキヤノンより小さくなります。花王は利回りが2%台前半ですが長期の連続増配で知られ、性格がまったく違います。幅広く候補を見たい場合は高配当株おすすめ2026もあわせてご覧ください。
買う前に確認したい4つのポイント
① 1単元が45万円超
100株で458,700円です。10万円前後で買える銘柄と比べると、分散しにくい金額です。1株単位で買える証券会社を使うか、金額を決めてから株数を逆算してください。
② 増配は止まる予想
2026年12月期は据え置きです。増配を前提に将来の受取額を計算すると、想定がずれます。
③ 上方修正の中身は外部要因
7月の上方修正は円安と米国の関税還付金が理由です。円高に振れれば逆向きに効きます。
④ 減益の事業が2つある
メディカルは営業利益-29.2%、インダストリアルは-33.1%です。プリンティング頼みの利益構成が続くかは要確認です。
1銘柄に資金を寄せすぎない考え方は、株長期保有メリットデメリットで数字とあわせて整理しています。口座の開き方から配当の受け取り設定までは高配当株投資始め方証券口座ガイド2026が参考になります。
キヤノン配当利回り2026に関するFAQ
Q1. キヤノンの配当利回りは今いくらですか?
2026年9月28日終値4,587円と、2026年12月期の年間配当予想160円で計算すると3.49%です。直近6か月の安値4,005円で買えていれば3.99%、高値4,750円なら3.37%になります。
Q2. 100株買うにはいくら必要ですか?
2026年9月28日終値4,587円なら458,700円です。1単元が45万円を超えるため、10万円前後で買える高配当株と比べると必要資金は大きめです。1株単位で買える証券会社なら4,587円から始められます。
Q3. 配当はいつもらえますか?
中間(6月末基準)と期末(12月末基準)の年2回です。2026年12月期は中間80円がすでに確定し、支払開始日は2026年8月25日でした。期末80円の権利付最終日は2026年12月28日(月)です。
Q4. 2026年は増配しますか?
会社予想は前期と同じ年160円で、増配ではなく据え置きです。2020年12月期の80円から2025年12月期の160円まで5期続けて増やしてきましたが、2026年12月期でその連続増配はいったん止まる見込みです。
Q5. 配当性向はどのくらいですか?
会社予想のEPS398.84円で計算すると40.1%です。決算短信には「配当金額を下げることなく、配当性向40%を目途に」と書かれており、予想はその方針とほぼ重なる水準です。
Q6. 業績は伸びていますか?
2026年12月期の中間期は売上高が3.5%増の2兆2,745億円、営業利益が7.6%増の2,306億円でした。7月27日には通期予想を上方修正しています。円安が想定より進んだことと、米国の関税還付金が理由です。
Q7. どの事業が稼いでいますか?
中間期の営業利益はプリンティングが1,575億円で最大です。伸びが大きいのはイメージング(カメラなど)で、営業利益は38.8%増の976億円でした。一方でメディカルは29.2%減、インダストリアルは33.1%減と足を引っ張っています。
Q8. 自社株買いはしていますか?
2026年1月29日に、上限5,400万株・2,000億円の自社株買いを発表しました。取得期間は2026年1月30日から2027年1月29日までです。自己株式は2025年末の4億5,514万株から2026年6月末は4億8,442万株へ増えています。
Q9. 株主優待はありますか?
当サイトが確認した範囲では株主優待制度はありません。株主還元は配当と自社株買いが中心です。
Q10. NISAで買う意味はありますか?
NISA口座で株式数比例配分方式を選べば、年160円×100株=16,000円を税金なしで受け取れます。課税口座なら20.315%(約3,250円)が差し引かれます。ただし1単元で45万円超の枠を使う点は考慮してください。
📋 まとめ:キヤノン配当利回り2026の要点
キヤノン配当利回り2026は3.49%です。増配は5期で止まりますが、「配当金額を下げることなく、配当性向40%を目途に」という方針は残ります。増やす力より減らさない設計を評価するかどうかが判断の分かれ目です。
- 株価4,587円・年160円で 配当利回り3.49%(2026年9月28日終値)
- 100株は 458,700円。1単元の金額は大きめ
- 2026年12月期は 160円で据え置き(5期連続増配はストップ)
- 方針は 「下げることなく、配当性向40%を目途」。予想は40.1%
- 通期は7月27日に 上方修正(円安・米関税還付金)
- 中間期の営業利益は プリンティング1,575億円 が柱。メディカルとインダストリアルは3割前後の減益
- 上限5,400万株・2,000億円の自社株買い が進行中(2027年1月29日まで)
- 期末配当の 権利付最終日は2026年12月28日(月)
🔗 一次情報で確認する
出所:キヤノン 2026年12月期 第2四半期(中間期)決算短信(2026年7月27日)/Yahoo!ファイナンス(株価・PBR・ROE・他社の配当予想)/株探・日本経済新聞(7月27日の上方修正)/IRBANK(過去の配当推移)。確認日:2026年9月29日。
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