📈 日本取引所グループ(8697)株価チャート
¥2,298 +48(+2.11%)出典: Yahoo Finance Japan / 終値・日足(約3ヶ月)/ 2026-10-01 09:04 更新
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日本取引所配当利回り2026は3.51%です。2026年9月24日に業績予想を上方修正し、年間配当を77円から82円へ引き上げました。前期の61円からは21円の増配です。ただし配当の源は「株がどれだけ売買されたか」で、過去には減配の年もあります。増配の仕組みと、中間配当41円の権利付最終日(9月28日)を整理します。
📌 この記事でわかること
- 2026年9月25日終値ベースの配当利回りと主要指標
- 9月24日の上方修正で何がどれだけ変わったか
- 増配の前提になった「1日平均売買代金11兆円」の意味
- 配当性向60%以上という方針と、今期の79.7%という水準
- 2020年・2023年に減配した理由と、配当が売買代金で上下する構造
- 第1四半期の進捗と、株価水準ごとの利回り早見表
- 買う前に確認したい4つの注意点
🗺️ この記事の全体像
① 利回り
株価2,333円・年82円で3.51%。100株なら233,300円です。
② 9月24日に増配
当期利益予想を985億円→1,050億円へ。配当は77円→82円です。
③ 売買代金が源
1日平均の売買代金の前提を11兆円へ。相場の熱量が配当を決めます。
④ 注意点
配当性向は約79.7%。売買が細れば配当も下がる設計です。
日本取引所配当利回り2026の基本データ
2026年9月25日(金)の終値ベースで整理します。9月24日の上方修正を受けて、2日続けて上昇した直後の数字です。
| 項目 | 2026年9月25日終値ベース |
| 証券コード / 市場 | 8697 / 東証プライム |
| 株価 | 2,333円(前日比 +59円・+2.59%) |
| 年間配当予想(2027年3月期) | 82円(中間41円+期末41円)※9月24日に77円から修正 |
| 配当利回り | 3.51% |
| 最低投資額(100株) | 233,300円 |
| PER(会社予想) | 22.80倍 |
| PBR(実績) | 7.41倍 |
| 1株当たり当期利益(予想) | 102.90円(修正前 96.53円) |
| 配当性向(予想) | 約79.7%(82円÷102.90円・当サイト算出) |
| 時価総額 | 約2兆4,100億円 |
| 年初来高値 / 安値 | 2,363.5円(9月25日)/ 1,597円(2月4日) |
| 出来高(9月25日) | 4,217,700株 |
| 決算期 / 会計基準 | 3月期 / IFRS |
| 株主優待 | なし |
出所:日本取引所グループ「業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」(2026年9月24日)/Yahoo!ファイナンス。確認日:2026年9月27日。
日本取引所グループ(JPX)は、東京証券取引所・大阪取引所・日本証券クリアリング機構などを傘下に持つ持株会社です。上場企業でありながら、自社が運営する市場の売買が増えるほど稼ぐという、少し変わった立ち位置にあります。
9月24日の上方修正で何が変わったか
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2026年9月24日、JPXは2027年3月期の業績予想と配当予想を同時に引き上げました。修正前と修正後を並べます。
| 項目 | 修正前 | 修正後 | 前期比 |
| 営業収益 | 2,415億円 | 2,525億円 | +27.1% |
| 営業利益 | 1,455億円 | 1,545億円 | +32.9% |
| 税引前利益 | 1,470億円 | 1,565億円 | +33.9% |
| 親会社所有者に帰属する当期利益 | 985億円 | 1,050億円 | +32.7% |
| 1株当たり当期利益 | 96.53円 | 102.90円 | ― |
| 配当 | 修正前 | 修正後 | 2026年3月期実績 |
| 中間(9月末) | 38円 | 41円 | ― |
| 期末(3月末) | 39円 | 41円 | ― |
| 年間 | 77円 | 82円 | 61円 |
出所:日本取引所グループ「業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」(2026年9月24日)。前期比は会社公表値。
中間配当も3円増えています。9月28日までに買えば、修正後の41円が対象です。修正前の予想38円で利回りを計算しているサイトもあるので、数字の日付に注意してください。
年間82円は前期の61円から34.4%の増配です。2期連続の増配になります。
増配の前提は「1日平均売買代金11兆円」
JPXの収益の柱は、株や先物が売買されるたびに入る取引関連の手数料です。そのため業績予想は、売買代金の見通しから逆算して作られています。
| 前提となる取引量 | 修正後 | 修正幅 |
| 株券等の1日平均売買代金 | 11兆円 | +8,000億円 |
| TOPIX先物(1日平均) | 8.8万単位 | +1,000単位 |
| 長期国債先物(1日平均) | 5.2万単位 | +1,000単位 |
| 日経225オプション(1日平均) | 385億円 | +85億円 |
| 日経225先物(1日平均) | 13.3万単位 | -3,000単位 |
出所:会社の修正開示を報じたニューズウィーク日本版(ロイター配信)の記載。修正理由は「最近の市況動向を踏まえ」たものとされています。
① 株の売買が主役
上方修正のいちばんの要因は、株券等の売買代金の前提を8,000億円引き上げたことです。現物株の商いが増えるほど収益が伸びます。
② 先物は一部だけ下方
日経225先物は前提を3,000単位引き下げています。すべての取引が増えているわけではありません。
③ 利益が先、配当が後
配当は利益の予想に配当性向をかけて決まります。売買代金の前提が上がると、利益と配当がそろって動きます。
言い換えると、JPXの配当は「相場の熱量」を映す鏡です。日経平均が6万円台で推移し、売買が活発な今の環境が前提になっています。
配当性向60%以上という方針と、今期の79.7%
JPXは配当性向を60%以上とすることを目標に掲げています。修正後の予想で実際の水準を計算すると、目標をかなり上回ります。
■ 配当性向の比較(2027年3月期予想)
修正前は77円÷96.53円、修正後は82円÷102.90円で当サイトが算出しました。利益が増えたぶんだけ配当も増やし、配当性向はほぼ同じ水準を保っています。
■ ここから読み取れること
配当性向を約80%に保ったまま利益に合わせて動かしている、ということです。つまり利益が1割減れば、配当も1割近く減る計算になります。
累進配当(原則として減配しない方針)や、純資産を基準にするDOEとは考え方が違います。
配当の決め方の違いは、銘柄選びで見落とされやすいポイントです。詳しくは高配当株選び方利回り2026でも整理しています。
配当推移|増配だけでなく減配の年もある
年間配当を10期分並べます。2024年に1株を2株に分けているため、それ以前の金額は分割後の基準にそろえた数字です。
| 決算期 | 年間配当(分割調整後) | 前期比 |
| 2018年3月期 | 33.5円 | ― |
| 2019年3月期 | 35円 | +1.5円 |
| 2020年3月期 | 27円 | -8円(減配) |
| 2021年3月期 | 34円 | +7円 |
| 2022年3月期 | 36円 | +2円 |
| 2023年3月期 | 31.5円 | -4.5円(減配) |
| 2024年3月期 | 45.5円 | +14円 |
| 2025年3月期 | 45.5円 | ±0円 |
| 2026年3月期 | 61円 | +15.5円 |
| 2027年3月期 (会社予想) | 82円 | +21円 |
出所:ダイヤモンド・ザイ(2026年9月24日)掲載の配当推移。株式分割(2024年9月30日基準・1株→2株)を調整した値です。
■ 年間配当の推移(分割調整後)
10期のうち2回、前期より配当が減っています。2年で61円→82円と伸びている今が、過去の中でも特に売買が活発な局面だとわかります。
2018年3月期の33.5円から2027年3月期予想の82円まで、約2.4倍です。ただし一直線に増えてきたわけではありません。「連続増配株」として買う銘柄ではない点は、はっきりさせておきます。
第1四半期は利益が7割増、進捗は28%台
2026年7月28日に発表された2027年3月期第1四半期(4〜6月)の実績です。修正後の通期予想に対する進捗を当サイトで計算しました。
| 項目 | 第1四半期実績 | 前年同期比 | 修正後の通期予想 | 進捗率 |
| 営業収益 | 655億1,500万円 | +50.8% | 2,525億円 | 25.9% |
| 営業利益 | 437億1,600万円 | +73.3% | 1,545億円 | 28.3% |
| 税引前利益 | 440億6,200万円 | +74.1% | 1,565億円 | 28.2% |
| 四半期利益(親会社帰属) | 295億6,700万円 | +73.6% | 1,050億円 | 28.2% |
出所:日本取引所グループ「2027年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕」(2026年7月28日)。進捗率は当サイト算出。
4分の1(25%)を全項目で上回っています。ただし残り3四半期も同じ売買代金が続くとは限りません。9月の修正は「7〜9月も商いが続いた」ことを確認したうえでの判断と読むのが自然です。
株価水準別の利回り早見表
年間配当82円を固定して、買値ごとの利回りを並べます。年初来の安値と高値で1.6ポイント以上の差があります。
| 買値 | 100株の投資額 | 年間配当(100株) | 配当利回り | メモ |
| 1,597円 | 159,700円 | 8,200円 | 5.13% | 年初来安値(2月4日) |
| 2,000円 | 200,000円 | 8,200円 | 4.10% | ― |
| 2,333円 | 233,300円 | 8,200円 | 3.51% | 9月25日終値 |
| 2,363.5円 | 236,350円 | 8,200円 | 3.47% | 年初来高値(9月25日) |
9月25日の終値は、同じ日につけた年初来高値のすぐ下です。増配の発表で株価も上がったため、利回りは修正前の予想77円・9月18日終値2,235.5円で計算した3.44%とほとんど変わっていません。
9月中間配当の日程|権利付最終日は9月28日
中間配当41円を受け取るための日程です。基準日ではなく、権利付最終日で判断してください。
📅 9月28日(月)
権利付最終日この日の大引けまでに買えば中間配当41円の権利を得られます
📅 9月29日(火)
権利落ち日この日に買っても中間配当は受け取れません
📅 9月30日(水)
基準日株主名簿が確定する日です
■ 100株で受け取れる中間配当(税引き後)
課税口座:41円 × 100株 = 4,100円 → 源泉徴収20.315%(約833円)を引いて手取り約3,267円
NISA口座(株式数比例配分方式):4,100円がそのまま受け取れます
権利付最終日の9月28日は、9月末に権利を持つ銘柄が一斉に対象になる日です。翌日の権利落ちで株価が配当分ほど下がることも多いため、配当だけを目的に直前で買うかどうかは慎重に考えてください。新NISAの枠の使い方は新NISA完全ガイド2026で整理しています。
当サイトで扱った高配当株との比較
利回りだけを並べるとJPXは中位です。違いが出るのは、配当の決め方と株価の評価のほうです。
| 銘柄 | 年配当 | 配当利回り | 配当の決め方 |
| 日本取引所G(8697) | 82円 | 3.51% | 配当性向60%以上(今期は約79.7%) |
| MS&AD(8725) | 170円 | 3.35% | 14期連続増配の損保 |
| 第一生命HD(8750) | 72円 | 3.83% | 5期連続増配の生保 |
| NTT(9432) | 5.4円 | 3.07% | 16期連続増配見込み |
※JPXは2026年9月25日終値ベース。ほかの銘柄は各記事の作成時点で固定した数値です。
同じ金融系ではMS&AD配当利回り2026と第一生命配当利回り2026が比較対象になります。保険会社は金利、JPXは売買代金と、利益を動かす要因が違う点に注意してください。9月権利の銘柄をまとめて探すなら高配当株おすすめ2026もご覧ください。
買う前に確認したい4つのポイント
① 配当は売買代金しだい
配当性向を約80%に保って利益に合わせるため、商いが細る年は配当も下がります。2020年3月期と2023年3月期に減配した実績があります。
② PBR7.41倍は高め
PER22.80倍・PBR7.41倍は、当サイトで扱ってきた高配当株の中でもかなり高い評価です。期待が先に株価へ乗っています。
③ 年初来高値圏で買うことになる
9月25日終値は、同じ日につけた年初来高値2,363.5円の1.3%下です。年初来安値からは約46%上昇しています。
④ 取引所間の競争
PTS(私設取引システム)など、東証以外で株が売買される場も広がっています。売買のシェアが動けば、手数料収入にも響きます。
利回りだけで選ばない考え方は、株長期保有メリットデメリットでも整理しています。
日本取引所配当利回り2026に関するFAQ
Q1. 日本取引所グループの配当利回りは今いくらですか?
2026年9月25日終値2,333円と、9月24日に修正された2027年3月期の年間配当予想82円で計算すると3.51%です。年初来安値1,597円で買えていれば5.13%になります。
Q2. 9月の中間配当をもらうにはいつまでに買えばいいですか?
2026年9月28日(月)の大引けまでに買って保有していれば、中間配当41円の権利を得られます。9月29日(火)が権利落ち日、9月30日(水)が基準日です。
Q3. 100株だと中間配当はいくらもらえますか?
41円×100株で4,100円(税引前)です。課税口座なら20.315%(約833円)が源泉徴収され、手取りは約3,267円です。NISA口座で株式数比例配分方式にしていれば4,100円をそのまま受け取れます。
Q4. なぜ9月24日に増配したのですか?
最近の市況を踏まえて、株券等の1日平均売買代金の前提を8,000億円引き上げて11兆円にしたためです。当期利益の予想が985億円から1,050億円へ上がり、配当も77円から82円へ増やしました。
Q5. 配当性向の目標はどれくらいですか?
会社は配当性向60%以上を目標にしています。修正後の82円は、1株当たり当期利益の予想102.90円に対して約79.7%です。目標をかなり上回る水準です。
Q6. 減配したことはありますか?
あります。株式分割を調整した年間配当で、2020年3月期は35円から27円へ、2023年3月期は36円から31.5円へ減りました。利益に連動する配当方針のため、売買が細る年には配当も下がります。
Q7. 株主優待はありますか?
当サイトが確認した範囲では、株主優待制度はありません。株主還元は配当が中心です。
Q8. PBR7倍台は割高ではないですか?
2026年9月25日時点のPBRは7.41倍、PER(会社予想)は22.80倍です。資産をあまり持たずに手数料で稼ぐ事業のため、PBRは高く出やすい業種です。ただし当サイトで扱ってきた高配当株の多くはPER10倍台なので、利回りのわりに株価の評価は高めといえます。
Q9. 100株買うにはいくら必要ですか?
2026年9月25日終値2,333円なら233,300円です。2024年に1株を2株に分けているため、以前より少ない資金で1単元を買えます。
Q10. 他の銘柄と比べて何が違いますか?
利益の源泉が「株がどれだけ売買されたか」である点です。景気や相場の熱量で配当が上下するため、配当が下がりにくい累進配当型の銘柄とは性格が違います。
📋 まとめ:日本取引所配当利回り2026の要点
日本取引所配当利回り2026は3.51%です。9月24日の上方修正で年間配当は82円になり、前期から21円増えます。ただし配当は売買代金に連動する利益から決まるため、累進配当型の銘柄のように「下がりにくい配当」ではありません。
- 株価2,333円・年82円で 配当利回り3.51%(2026年9月25日終値)
- 9月24日に 配当77円→82円、当期利益予想985億円→1,050億円
- 前提は 株券等の1日平均売買代金11兆円(+8,000億円)
- 配当方針は 配当性向60%以上、今期は 約79.7%
- 分割調整後の配当は 2020年3月期・2023年3月期に減配
- 第1四半期は 営業利益+73.3%・進捗28.3%
- PER22.80倍・PBR7.41倍 と評価は高め
- 中間配当41円の 権利付最終日は2026年9月28日(月)
🔗 一次情報で確認する
出所:日本取引所グループ「業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」(2026年9月24日)/「2027年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕」(2026年7月28日)/Yahoo!ファイナンス(株価・指標)/ダイヤモンド・ザイ(配当推移)。確認日:2026年9月27日。
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